21年新型発売で20年55V型4Kテレビがお買い得!【売れ筋3社ソニー,東芝,パナソニックを比較】

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新型コロナで延期された東京2020オリンピック競技大会では各放送局が4K放送の活用を目指してきました。スポーツの感動を4K放送でより大きなものにしてほしいところです。

当然、テレビメーカー各社は2020年開催のオリンピックに向けて最高のパフォーマンスを提供できるように4Kテレビを開発し発売しました。しかし、新型コロナによりオリンピックの開催は1年間延期となり、その間に4Kテレビの価格が低下し続けてきました。

2021年モデルも発売されて、直近の2020年モデル4Kテレビの価格は、さすがに底値です。値ごろ感を感じている方も多くおられるのではないでしょうか。モデルチェンジは近いのですが、安くなった現行機種の性能は相当にハイレベルなので検討しない手はありません。

ただ実際に購入するとなると色々あって判りにくいと感じておられる方も多いと思います。安くなってきた今、売れ筋3社【ソニー,東芝,パナソニック】に絞り、選び方、そしておすすめを紹介します。

※本記事は、2021年6月時点の情報を使用しています。
※最新の情報は各メーカーおよびサービスの公式サイトで確認の上、ご利用ください。
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20年モデル4Kテレビ55V型が狙い目

4Kテレビはテレビ放送を見るだけでなく、高画質な4K放送も見れるし、多様なネットコンテンツも利用できる、多機能デバイスとして存在感が増しています。

2018年12月から新4K8K衛星放送として実用放送が開始され、4Kテレビの価格は年々低下しています。

2014年頃4K液晶で30万円近くしていたものが現在では約10万円程度まで低下して、機能は反対に充実しお買い得感が高まってています。

現在の4Kテレビの価格はエントリーモデルからハイエンドモデルまで幅があります。

49V型4K液晶:約11万円~14万円
55V型4K液晶:13万円~16万円
65V型4K液晶:17万円~23万円

48V型有機EL:17万円~20万円
55V型有機EL:18万円~24万円
65V型有機EL:30万円~42万円

価格をインチ当たりの単価に直すと

49V型4K液晶:約2245円~2857円/インチ
55V型4K液晶:2364円~2910円/インチ
65V型4K液晶:2615円~3539円/インチ

48V型有機EL:約3542円~4167円/インチ
55V型有機EL:約3273円~4364円/インチ
65V型有機EL:約4615円~6462円/インチ

4K液晶テレビの狙い目サイズ

4K液晶テレビの49V型(インチ)エントリーモデルが約2,245円/インチで最安。そこからの比較で見ると55V型(インチ)ハイエンドモデルの2,910円/インチはかなりお買い得感を感じます。

55V型(インチ)ハイエンドモデルは高画質化への最高技術が投入されているので、安くなった今狙うべきモデルと言えます。

4K有機ELテレビの狙い目サイズ

4K有機ELテレビは4K液晶テレビと比較してしまうと手が出にくい価格帯なのですが、絶対的な高画質を感じられるプレミアムテレビと言えるでしょう。

プラズマテレビも高かったので、昔プラズマテレビを購入した方は有機ELテレビは安いと感じる部分があるかもしれません。

4K有機ELテレビは最安3,273円/インチの55V型(インチ)エントリーモデルを狙い目と考えます。

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液晶テレビと有機ELテレビの違い

4K液晶テレビと4K有機ELテレビがあるのですが、どちらを選択するかは難しいところです。

代表的なモデルで簡単に比較すると下表のようになります。

55V型比較4K液晶テレビ4K有機ELテレビ
価格・範囲約13万円~約18万円~
グレード数3グレード程度2グレード程度
画質綺麗
光漏れ出やすい
超綺麗
黒がしっかり
音響グレードによるグレードによる
表示速度早く見せれる反応が早い
質量28kg程度26kg程度
消費電力約130kWh/年約180kWh/年

4K放送や地デジ放送などテレビ放送中心ならば価格の安い4K液晶

映画やゲームなど動きのある高画質コンテンツを楽しむなら4K有機EL

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20年モデル55V型(インチ)4K液晶テレビのおすすめ

55V型(インチ)4K液晶テレビのハイエンドモデルのおすすめ

SONY(ソニー)ブラビア KJ-55X9500H

SONY(ソニー)のハイエンドモデルのブラビア KJ-55X9500Hは市況価格が約15万円です。
1年前は約25万円だったので40%も価格が低下しています。

発色が素晴らしく速い動きにも強いテレビです。
画質は好みの問題ですが、鮮やかな発色が好きな方はブラビア KJ-55X9500H一択です。
「直下型LED部分駆動」+「X-Wide Angle」により斜めから見ても高画質です。

弱点は録画機能のみです。2番組同時録画は欲しい機能だと思います。

X9500H

型式:
KJ55X9500H
サイズ:

55V型
液晶パネル:

VA方式トリルミナスディスプレイ」
LEDバックライト:

「直下型LED部分駆動」+「X-Wide Angle」
画質処理:

リアルタイム処理能力を約2倍向上「X1 Ultimate」
アップコンバート機能:

超解像エンジン「4K X-Reality PRO
倍速駆動,機能:
倍速駆動搭載+「モーションフローXR240」
HDR機能

HDR10/HLG/Dolby Visionに対応,「HDRリマスター」搭載
音響機能:

「アコースティック マルチ オーディオ」
フルレンジ2個+トゥイーター2個
録画機能:

チューナーは4K×2基,BS×2基,地デジ×2基
・・・1番組録画のみ
ネット関連:

AndroidTV搭載

Panasonic(パナソニック)ビエラTH-55HX950

Panasonic(パナソニック)のハイエンドモデルのビエラTH-55HX950は市況価格が約15万円です。
1年前は約25万円だったので40%も価格が低下しています。

色合いが自然な発色で長時間見ても疲れにくいテレビです。
基本性能が確りしていて高次元の出来栄えは店頭で見るだけで感じるはずです。
録画も2番組録画可(4Kは1番組)と使い勝手が良い構成です。

欠点の少ない、総合力の高いテレビなので万人におすすめできます。

HX950シリーズ

型式:
TH-55HX950
サイズ:

55V型
液晶パネル:

「IPS方式[プレミアム液晶ディスプレイ]
LEDバックライト:

「エッジ型LED数増強」+[Wエリア制御]
画質処理:

[ヘキサクロマドライブ]
アップコンバート機能:

[素材解像度検出 4Kファインリマスターエンジン]
倍速駆動,機能:
倍速駆動[オブジェクト検出 倍速表示]
HDR機能

HDR10/HDR10+/HLG/Dolby Visionに対応,[AI HDRリマスター]搭載
音響機能:

[イネーブルドスピーカー搭載 ダイナミックサウンドシステム]
フルレンジ2個+イネブルド2個
録画機能:

チューナーは4K×2基,BS×3基,地デジ×3基
・・・2番組録画可(4Kは1番組)
ネット関連:

[スマートTVアプリ]

TOSHIBA(東芝)レグザ55Z740X

TOSHIBA(東芝)のハイエンドモデルのレグザ55Z740Xは市況価格が約15万円です。
1年前は約18万円だったので23%価格が低下しています。

地デジへの対応は東芝Z740X以外にないと言っても良いアップコンバート機能が優秀なおすすめモデルです。
映像処理エンジンの[レグザエンジンCloud PRO]は、番組に適した映像処理パラメータをCloudから取得、地デジを綺麗に見せる地デジAIビューティPROを搭載しています。

特に地デジをガンガン録画できるタイムシフトマシンは大きな魅力でしょう。
地デジをよく見る人はレグザ55Z740Xで間違いないでしょう。

Z740X

型式:
55Z740X
サイズ:

55V型
液晶パネル:

「VA方式低反射高コントラストパネル
LEDバックライト:

「全面直下LEDバックライト」
画質処理:

[レグザエンジンCloud PRO]
アップコンバート機能:

地デジAIビューティPRO
倍速駆動,機能:
搭載4Kクリアダイレクトモーション480
HDR機能:

HDR10/HDR10+/HLGに対応AI HDRオプティマイザー
音響機能:

レグザ重低音バズーカオーディオシステム PRO
2ウェイ2個+ウーファー1個
録画機能:

チューナーは4K×2基,BS×3基,地デジ×9基
・・・タイムシフトマシン
ネット関連:

利用可(「Prime Video」「Netflix」「YouTube™」「ABEMA」「Hulu」「U-NEXT」など多数)

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20年モデル55V(インチ)4K有機ELテレビのおすすめ

55V型(インチ)4K有機ELテレビのエントリーモデルのおすすめ

TOSHIBA(東芝)レグザ55X8400

東芝の有機ELモデルは2グレード構成で販売されています。エントリーモデルの4K有機ELテレビレグザ55X8400は市況価格約16万円と相当格安な状況になっています。売り出し時(2020年6月頃)は約25万円だったので35%以上安くなっています。

東芝4K液晶テレビのハイエンドモデルレグザ55Z740Xと同価格帯で有機ELテレビを購入できます。
液晶と見比べると有機ELの画質は発色が良く滑らかで圧倒されます。

特に東芝の4Kテレビは地デジのアップコンバートに定評があり、有機ELモデルも同様です。
地デジ中心に視聴する場合は安いレグザ55X8400はとてもおすすめです。

地デジ等の2番組同時録画や4K放送の裏番組録画ができるので、他メーカーと同等以上の録画機能を持っています。ただ東芝はタイムシフトマシーンの印象が強く、上位グレードのレグザ55X9400(市況価格約21万円)の方が魅力的に感じてしまいます。

X8400

型式:
55X8400
サイズ:

55V型
有機ELパネル
自発光方式
高放熱インナープレート
画質処理:

[レグザエンジンCloud PRO]
アップコンバート機能:

地デジAIビューティPRO
倍速駆動,機能:
インパルスモーションモード(補完フレーム生成+複数ラインごとに黒映像挿入)
HDR機能:

HDR10/HDR 10+DOLBY VISIONHLGに対応AI HDRオプティマイザー
音響機能:

[レグザパワーオーディオX]
ダブルフルレンジ2個(フルレンジ4個)+トゥイーター2個
録画機能:

チューナーは4K×2基,BS×3基,地デジ×3基
・・・2番組同時録画可能(4Kは1番組)
ネット関連:
利用可(「Prime Video」「Netflix」「YouTube™」「ABEMA」「Hulu」「U-NEXT」など多数)

SONY(ソニー)ラビアKJ-55A8H

ソニーの有機ELモデルはワングレードで新旧世代の違う機種が販売されています。流通の多い4K有機ELテレビA8HシリーズブラビアKJ-55A8Hは市況価格約20万円とハイスペックな割に安い価格で販売されています。1年前は約30万円だったので30%以上安くなっています。

色鮮やかな「トリルミナスディスプレイ」により4K画質を楽しむ上でKJ-55A8Hは最高の機種だと思います。
音響機能のスペックも高く、画面そのものを振動させて音を出すアクチュエーターを画面背面の左右に搭載し、サブウーファー2台との調和で迫力ある音響を作り出します。

このモデルの弱いところは録画機能のみです。
ソニー4Kテレビ全般ですが、機能よりも画質に力を入れています。
4Kなんだから画質を上げるのは正当な商品戦略ですが、4Kテレビが普及し外付けHDDによるテレビ単体での録画利用が増えています。

A8H

型式:
KJ-55A8H
サイズ:

55V型
有機ELパネル:
自発光方式
「トリルミナスディスプレイ」
画質処理:

リアルタイム処理能力を約2倍向上「X1 Ultimate」
アップコンバート機能:

超解像エンジン「4K X-Reality PRO
倍速駆動,機能:
倍速駆動パネルX-Motion Clarity(残像軽減)
HDR機能

HDR10/HLG/Dolby Visionに対応,「HDRリマスター」搭載
音響機能:

「アコースティック マルチ オーディオ」
アクチュエーター×2、サブウーファー×2
録画機能:

チューナーは4K×2基,BS×2基,地デジ×2基
・・・1番組録画のみ
ネット関連:

AndroidTV搭載

Panasonic(パナソニック)ビエラTH-55HZ1000

パナソニックの有機ELモデルではエントリーモデルとして4K有機ELテレビHZ1000シリーズビエラTH-55HZ1000が市況価格約17万円で販売されています。1年前は約30万円だったので1年で40%以上安くなっています。

パナソニックの有機ELモデルは
エントリーモデル:HZ1000シリーズ
ミドルモデル:HZ1800シリーズ
ハイエンドモデ:HZ2000シリーズ
の3段構成です。

モデルによる違いとして、エントリーモデルのTH-55HZ1000でも画像処理プロセッサー,倍速機能など画質に関わる基本性能は十分です

ミドルモデルTH-55HZ1800音響面の強化で差別化しています。また、ハイエンドモデルTH-55HZ2000[Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ]と呼んでいる高コントラストを実現したトップグレードのディスプレイを採用しています。

色彩・明暗のリアルさは液晶とは比べ物にならないのは一目瞭然です。
液晶ハイエンドモデルとの価格差も2~3万円と僅かな差になってしまっています。

音響面への期待はできませんが、普通に聞く分には不足のない性能です。
音響にこだわるのであればAVアンプの導入などに費用をかけた方が確実に満足を得られます。

ビエラTH-55HZ1000は2番組録画への対応もあり、現実に近いリアルな表現で見飽きない4K有機ELテレビだと感じます。
価格もほぼ底値でおすすめしたい4K有機ELモデルです。

HZ1000

型式:
TH-55HZ1000
サイズ:

55V型
有機ELパネル
自発光方式
[Dot Contrastパネルコントローラー]
[パネルチューニング]
[ブラックフィルター]
画質処理:

[ヘキサクロマドライブ プラス]
アップコンバート機能:

[素材解像度検出 4Kファインリマスターエンジン]
倍速駆動,機能:
倍速駆動[オブジェクト検出 倍速表示]
HDR機能

HDR10/HDR10+/HLG/Dolby Vision(「Dolby Vision IQ」)に対応「AI HDRリマスター」搭載
HDMI:
4K/60p/HDR対応(全端子対応)
音響機能:

[ ダイナミックサウンドシステム]
フルレンジ15W✕2個
録画機能:

チューナーは4K×2基,BS×3基,地デジ×3基
・・・2番組録画可(4Kは1番組)
ネット関連:

[スマートTVアプリ]

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まとめ

性能が良いのにとても手頃な価格になってきた2020年モデル4Kテレビですが、実際に購入するとなると種類も多くて判りにくいと感じておられる方に向けて、売れ筋3社【ソニー,東芝,パナソニック】の55V型(インチ)4Kテレビに的を絞り紹介してきました。

4Kテレビの選び方は以下の手順をおすすめします。

先ずは液晶テレビか有機ELテレビのどちらにするかを考えます。

4K放送や地デジ放送などテレビ放送中心ならば価格の安い4K液晶

映画など高画質コンテンツを楽しむなら4K有機EL

そして、コストパフォーマンスを考えます。

4K液晶テレビであればハイエンドモデル

4K有機ELテレビであればエントリーモデル