IFSCクライミングワールドカップはヨーロッパ・アジアで毎年4月から9月に開催されています。
その中で隔年で開催されるのがIFSCクライミング世界選手権になります。
前回2019年は東京八王子で開催され、今年2021年はロシア(Moscow)で開催されます。
IFSC(国際スポーツクライミング連盟) が主催のスポーツクライミングの世界選手権で、2021年の東京五輪でスポーツクライミング競技が五輪種目として追加され、リード、ボルダリング、スピードの合計点を競う複合種目として実施されたのが記憶に新しいと思います。
※本記事は、2021年9月に確認した内容をまとめています。
※現在の正確な情報は公式サイトを各確認して下さい。
2021IFSCクライミング世界選手権の日程
IFSCクライミング世界選手権は、IFSCクライミングワールドカップの開催に挟まれ、9月15-21日にロシア(モスクワ)で開催されます。
競われる種目は
・ボルダリング
・スピード
・リード
の各種目と3種目を全て行う複合の
・ コンバインド
でチャンピオンを競います。
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ボルダリング
ボルダリングでは、高さ5m以下の壁が5種類用意されていて、最大12個の突起物であるホールドを利用して、スタート地点からトップホールドまでを登って行く競技になります。
時間内にトップホールドに到達し、トップホールドを触って安定した姿勢を保てればクリアになります。
また、途中には通過ポイントが獲得できるゾーンホールドが設定されています。
競技時間は1つの壁に対して、決勝では4分間、それ以外では5分間のチャレンジになります。
順位は
・完登数が多い
・ゾーン獲得数が多い
・完登へのトライ数が少ない
・ゾーン獲得トライ数が少ない
で決まります。
それでも同じ場合は、一つ前のラウンドでの成績が考慮されるカウントバックで決まります。
よって、競技時間内であれば何度でもトライできるのですが、トライ数が少ないことも重要になってきます。
ホールドのセッティングやホールドの形状が様々で、どのように攻略するかを選手と共に見ている方も考えてしまう面白さがあります。
選手は他の競技者が登る姿を見ることができないので、所見(決勝では観察時間あり)で登る形になりますが、観客は各選手が登る様子を次々に見て行くので、完登した選手の正解の手順を知ってしまうと、次の選手が違う手順で登ろうとする姿を見て感じる感情も見る楽しさになってきます。
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スピード
スピードクライミングは、文字通り登るスピードを競う競技です。
コースは世界共通で、高さ15メートル、前傾95度の壁にホールドが設置されたコースを使用します。
地上からスタートし、頂上にあるパッドを叩くまでの時間が計測されます。
予選では、2回(2つの同じコースを交互に)登った時間の内の速い方のタイムで順位を決めて上位者が先へ進んでいきます。
決勝は基本的に16選手が進出し、予選タイムで組み合わせが決まり、2人づつの選手が左右のコースに分かれて対戦する方式でどちらが先に登るかを競います。
選手は他の種目とは違って、1対1の競争によるプレッシャーにも勝たないといけないことになってきます。
楢﨑智亜(ならさき ともあ)選手が編み出した「トモアスキップ」と呼ばれる登り方は、東京五輪でも耳にしたワードだと思いますが、全てのホールドを持つ必要はなく、頂上まで如何に速くたどり着けるかを選手は研究しています。
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リード
リードクライミングは、十数メートルの壁に設定されたコースを登った高さを競う競技です。
コースは様々ですが、競技前に選手が見る時間が設けられており、攻略方法を頭に描いてチャレンジします。
競技時間は6分間と制限があり、その間に登った高さ(ホールド番号)または落下した時までに到達した高さが高度として記録されます。
ホールド数は40~60程度で、形状・配置も様々です。
途中にはロープを掛ける支点が複数設置されていて、最上部の支点にロープを掛けるとクリアとなります。
高度の高い方が順位が上になり、同じ高さの場合は、そこまでの時間が速い方が上位になります。
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コンバインド
コンバインドは、東京五輪で採用された競技方法で、ボルダリング,スピード,リードの3種目全てをこなして総合得点で順位を決めます。
ボルダリング,スピード,リードの種目別に特化して強い選手もいれば、3種目を複合した総合力で強い選手もいると言う事です。
順位は各種目の順位を掛け算した点数を採用し、点数の少ない選手が上位になります。
例えば、 ボルダリング3位,スピード2位,リード2位なら、3×2×2=12点です。
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IFSCクライミング世界選手権の放送配信
IFSCクライミング世界選手権およびIFSCクライミングワールドカップは、JSPORTSで放送配信しています。
直近の放送配信予定は以下の通りです。
IFSCクライミング世界選手権は、9月15-21日 ロシア(Moscow)になります。
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JSPORTS視聴方法
JSPORTS視聴料は
スカパー!JSPORTS1,2,3,4が2,944円/月 税込
(2,515円/月 +基本料429円/月 税込)・・・初月無料
下記バナーからスカパー!サイトへ行きスカパー!利用とJSPORTS視聴を契約することで視聴できます。
初月は無料になります。
J SPORTSオンデマンドの視聴料は、
『クライミングパック』で 1,100円/月 税込
(U25なら550円/月 税込)・・・初月無料なし
下記バナーからJSPORTSサイトへ行き、クライミングだけを見る場合は 『クライミングパック』 を契約します。
他のスポーツも視聴する場合は、 『総合パック』 2,640円/月 税込/ U25割 1,320円/月 税込で全てのパックを視聴できます。
AmazonでもJSPORTSオンデマンド配信
Amazon Prime VideoにはJSPORTSチャンネルが設定されています。
Amazon Prime会員ならば簡単に契約できるのでメリットがあります。
視聴料は2,178円/月 税込
J SPORTSオンデマンドの総合パック(2,640円/月 税込)相当なので各種スポーツが楽しめます。
総合パックの通常価格はよりも安くなっていますが、理由として、「一部ご覧いただけない番組がございます」となっているので番組表の確認が必要ですが主な配信番組は組み込まれています。
IFSCクライミング世界選手権 は配信番組にあるので安心してください。
前回のIFSCクライミング世界選手権
前回2019年のIFSCクライミング世界選手権の結果は下表の通りで、日本人では
ボルダリング男子で楢﨑智亜(ならさき ともあ)選手が金メダル
ボルダリング女子で野口啓代(のぐち あきよ)選手が銀メダル
リード女子で森 秋彩(もり あい)選手が銅メダル
コンバインド男子で楢﨑智亜(ならさき ともあ)選手が金メダル
コンバインド女子で 野口啓代(のぐち あきよ)選手 が銀メダル
と大活躍でした。
2020年東京五輪の新競技となったスポーツクライミング女子複合で銀メダルを獲得した野中 生萌(のなか みほう)選手もいて、ハイレベルな日本人クライマーは多くいます。
2021 IFSCクライミング世界選手権 でも活躍を期待しましょう。
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まとめ
2020東京オリンピックで初めて採用されたスポーツクライミングですが、2024パリオリンピックでも採用が決まっています。
東京では複合男女のみでしたが、パリではスピード競技とリード&ボルダリングの組み合わせ競技となります。
選手数は40人から68人に増えて、獲得メダル数も2から4に増加します。
益々、競技人口が増えてくると考えられるスポーツクライミングは身近な施設も多くあるので、健康増進や体力増強に利用してみるのも楽しいと思います。
毎年開催の IFSCクライミングワールドカップ と隔年開催の IFSCクライミング世界選手権をJSPORTSで視聴できるのも嬉しいところです。
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