画質がキレイと言えば、間違いなく有機ELテレビです。
パナソニックの有機ELテレビは他メーカーにはない3つのグレードで展開しています。
パナソニック有機ELテレビHZシリーズ【HZ1000】,【HZ1800】,【HZ2000】の違いとおすすめを紹介します。
HZシリーズのグレード設定
パナソニック有機ELモデルは以下の3グレードがあります。
エントリーグレード:HZ1000シリーズ
ミドルグレード:HZ1800シリーズ
ハイエンドグレード:HZ2000シリーズ
エントリーグレードのHZ1000シリーズとミドルグレードのHZ1800シリーズには性能差がなく機能面で差別化しています。
ハイエンドグレードのHZ2000シリーズはフラッグシップモデルとして画質・音響性能で最高仕様のハイエンドグレードとしています。
画面サイズは55V型(インチ)と65V型(インチ)の2サイズのみです。
価格(市況最低税込価格、2021年4月8日調べ)を見ると
TH-55HZ1000:16.2万円【55V型】
TH-55HZ1800:19.0万円【55V型】
TH-55HZ2000:25.0万円【55V型】
TH-65HZ1000:26.9万円【65V型】
TH-65HZ1800:30.5万円【65V型】
TH-65HZ2000:37.7万円【65V型】
HZ2000シリーズのプレミアム感が際立っています。
HZ1000,HZ1800,HZ2000の違い
エントリーグレードのHZ1000は、画像処理プロセッサー,倍速表示,HDR機能など画質性能はエントリーとは言えない性能が備わっていて、ミドルグレードのTH-55HZ1800とは音響面での違いのみです。
ミドルモデルのHZ1800では、ドルビーアトモスで利用されるイネーブルドスピーカー(上向きに音響効果を与えるスピーカー)とウーハー(重低音)が搭載されている点が魅力になっています。
テレビの上の方からも音声が出てくるので立体的な音場となり臨場感とウーハーの低音による迫力が高まります。
【HZ1000,HZ1800の違い】
画像処理プロセッサー,倍速表示,HDR機能など画質性能は同等
音響面で違いがあり、HZ1800はイネーブルドスピーカー,ウーハー付き
ハイエンドモデルのHZ2000では[Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ]と呼んでいる最高の高コントラストを実現したディスプレイが採用されています。綺麗な有機ELを更にグレードアップした画質で圧倒します。
そして音響機能を強化し、画面下部にツイーターとミッドレンジスピーカーの組み合わせを左右+中央の3か所に配置し、背面にウーハー2基、画面上部にイネーブルスピーカー2基を配置した立体音場を増強できる構成の音響システムになっています。ドルビーデジタル,ドルビビーアトモスなど迫力満点な音響空間を演出してくれます。
【HZ1800,HZ2000の違い】
HZ2000は[Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ]搭載
HZ2000は[Tuned by Technics]の最高音響を搭載
HZ1000,HZ1800,HZ2000の仕様
最適モデルの決め方
55V型(インチ)モデルの価格帯(市況最低税込価格、2021年4月8日調べ)は
TH-55HZ1000:16.2万円
TH-55HZ1800:19.0万円(TH-55HZ1000より+3万円)
TH-55HZ2000:25.0万円(TH-55HZ1800より+6万円)
ミドルグレードのTH-55HZ1800とエントリーモデルのTH-55HZ1000の価格差が3万円程度です。
この価格差はイネーブルドスピーカー,ウーハー搭載によるものなので、音響効果増に対する価値観によって選択することになります。
65インチモデルで見ても同様な価格差で並んでいるので考え方は55インチと同じになります。
TH-65HZ1000:26.9万円
TH-65HZ1800:30.5万円(TH-65HZ1000より+3万円)
TH-65HZ2000:37.7万円(TH-65HZ1800より+7万円)
先ずは画面サイズを決める必要あり
先ずは画面サイズを決める必要があります。
55インチと65インチのサイズ差とそこからくる視聴距離の関係は下表のようになります。
サイズ | 画素 | テレビ幅 | テレビ高さ | 画面高さ | 適正倍数 | 視聴距離 |
---|---|---|---|---|---|---|
55インチ | 4K | 約123cm | 約79cm | 約68cm | 1.5倍 | 102cm |
65インチ | 4K | 約145cm | 約92cm | 約80cm | 1.5倍 | 120cm |
畳の大きさを幅90cm×長さ180cmとした場合の部屋のサイズは
部屋短辺 | 部屋長辺 | |
---|---|---|
6畳 | 約270cm | 約360cm |
8畳 | 約360cm | 約360cm |
10畳 | 約360cm | 約450cm |
6畳間の広さとしては短辺で約270cm・長辺で約360cmとなり、短辺の中心に幅123cmの55インチテレビや幅145cmの65インチテレビをセッティングしてもテレビの両側面のスペースは十分に確保できます。
6畳間であれば壁掛けや壁寄せにして薄型4Kテレビならではのレイアウトが最適です。
壁寄せについては関連記事『DIYで4Kテレビを壁掛け横付け!【手狭な食卓での使用方法】』で紹介しています。
55インチでも65インチでも6畳間の短辺に設置できるサイズであり、かつ近距離でも綺麗に見れる4K有機ELテレビなので予算に余裕があれば65インチです。
グレードを選ぶ
グレードはHZ1000を選ぶのかHZ2000を選ぶかの2択に絞っても良いと思います。
HZ1800は3万円アップでメーカーがマッチングしたイネーブルドスピーカーとウーハーが付いているので音色が合わないなどの問題も無く、テレビにすっきり収まっているのでスマートな4Kテレビの存在を維持したまま高音響で使用できます。
しかし、音響に拘るならHZ2000の方が後悔の無い選択になります。
HZ1000シリーズとHZ2000シリーズには約10万円の差があるので、AVアンプを導入して音場を作るという選択もあり、スピーカーの配置方法や数など徐々に自分好みの音場に改善していく楽しさが味わえます。
予算に余裕があるのであれば[Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ]を搭載しているビエラのフラッグシップモデルHZ2000シリーズを導入すれば最高です。
ただ、AVアンプを導入している、またはAVアンプの導入を予定しているのであればHZ1000シリーズでも十分です。
ビエラTH-55HZ1000
まとめ
パナソニック4K有機ELテレビHZ1000,HZ1800,HZ2000の違いとおすすめを紹介してきました。
参考になったでしょうか。
4K有機ELテレビの画質はリビングに活気を注入してくれる最高の装飾品のような存在になります。
是非、求める一台に出会い自分史上最高の有機ELテレビをゲットしてください。