アンテナがなくても、地デジ放送やBS放送が見れます。
もちろん4K放送も見ることができます。
方法として、
・ケーブルテレビ
・光回線
を利用する方法があり
今回は光回線で見る「フレッツ・テレビ」と「ひかりTV」について紹介していきます。
光回線で地デジ放送やBS放送を視聴する
光回線プロバイダーでは、光回線を利用して地デジ放送やBS放送を視聴できるサービスとして、「フレッツ・テレビ」と「ひかりTV」を提供しています。
2つのサービスは名前が似ているのですが、利用方法やサービス内容に違いがあるので理解て選択する必要があります。
簡単に分けると、
「フレッツ・テレビ」:
地デジ・BS放送のみを視聴したい場合に使いやすい
「ひかりTV」:
地デジ・BS放送以外に専門チャンネル,ビデオオンデマンドを視聴したい場合に使いやすい
となります。
「フレッツ・テレビ」はスカパーで有料放送を利用できるので、「ひかりTV」がチャンネル数で優れている訳ではありません。
「ひかりTV」は、独自のSTB(セットトップボックス)を利用することで、独自のチャンネル構成で専門チャンネルを付加して提供しています。
運営会社も違っていて
「フレッツ・テレビ」は配信をオプティキャスト(親会社:スカパー)、通信をNTT東日本/西日本が担当
「ひかりTV」はNTTぷららとアイキャスト(親会社:NTTぷらら)が運営
となっています。
フレッツ・テレビとひかりTVの視聴方法
「フレッツ・テレビ」と「ひかりTV」では視聴に使用する設備が違ってきます。
設備の違いをまとめておくと
「フレッツ・テレビ」:
・地デジ・BS・4K右旋放送の視聴だけならは直接接続でシンプル
・4K左旋は専用アダプター必要(テレビ毎に必要)
「ひかりTV」:
・専用チューナーが必要(テレビ毎に必要)
フレッツ・テレビ の利用設備
「フレッツ・テレビ」は、光回線で地デジ・BS放送の電波を伝送し、テレビのチューナーでチャンネルを利用します。
回線終端装置からテレビへの接続には同軸ケーブルを使用するので、室内ケーブルはアンテナがある場合と同じです。
よって、
回線終端装置→(分配器)→分波器→テレビ
と接続することで、電波を分配すれば複数台のテレビで利用することができます。
有料チャンネルは、スカパーとなりB-CAS,A-CAS番号毎に契約するのでテレビ毎のスクランブル解除となります。
4K放送を視聴する場合には注意
その中で4K放送を視聴する場合には注意が必要です。
「NHK BS4K」「BS朝日4K」「BS-TBS4K」「BSテレ東4K」「BSフジ4K」「BS日テレ 4K」は右旋電波を利用した従来同様の電波形態なので、
回線終端装置→テレビの接続だけで4Kチューナー内蔵の4Kテレビであれば4K放送を視聴することができます。
しかし、新技術左旋電波で伝送される4K放送(「ショップチャンネル4K」「4K QVC」「WOWOW 4K」「NHK BS8K」「J SPORTS 1~4(4K)」「日本映画+時代劇 4K」「スターチャンネル 4K」「スカチャン 1~2 4K」)は、専用の「光対応 新4K8K衛星放送アダプター」を利用しないと視聴できません。
フレッツ・テレビ まとめ
上記のとおり、「フレッツ・テレビ」は、地デジやBSのアンテナが不要なだけで、通常のアンテナがある場合と使い勝手は同じになってきます。
地デジ用,BS用アンテナを設置しなくても、地デジ・BS放送を視聴することができます。
ひかりTV の利用設備
「ひかりTV」は、テレビのチューナーを利用しません。(一部、ひかりTV対応チューナー内蔵テレビもあります)
「ひかりTV」専用チューナーが必要になり、4K放送を見る場合は、4Kテレビ(チューナー非搭載の4K対応テレビでも可)と4K対応「ひかりTV」専用チューナーが必要になります。
「ひかりTV」専用チューナーを利用することで、地デジ・BS放送はもちろんですが、魅力的な有料チャンネルをセットプランが用意されています。
更にビデオオンデマンドが利用できるメリットもあります。
設備的には、
回線終端装置→(分配器)→「ひかりTV」専用チューナー→HDMI接続→テレビ
の接続になり、「ひかりTV」専用チューナーの接続が必須になります。
「ひかりTV」専用チューナーが無いと地デジ放送すらテレビに映らないので、同軸ケーブルを分配して2台目以降のテレビで視聴する場合には、テレビの台数分の「ひかりTV」専用チューナーが必要になってきます。
フレッツ・テレビ と ひかりTV の視聴料金
「フレッツ・テレビ」と「ひかりTV」は、必要な設備が違うことによる費用の違いとプラン設定による視聴料金の違いがあります。
両サービスともに光回線を利用するので光回線利用料が必要ですが、回線によって違うので、ここではテレビ視聴料には含みません。
フレッツ・テレビ の視聴料金
「フレッツ・テレビ」で一番安いプランは、
フレッツテレビ伝送サービス利用料 495円+テレビ視聴サービス利用料 330円
合計 825円/月(税込)
です。
この視聴料金で、地デジ・BS・右旋BS4Kを受信して視聴できます。
有料チャンネルは左旋4Kチャンネルも含めてスカパーを利用します。
スカパーでは、通常のスカパー!またはプレミアムサービス光を利用します。
セットプランが多少変わってきます。
費用はスカパー基本料429円/月+契約チャンネル(プランなど)費用
となります。
ひかりTV の視聴料金
「ひかりTV」で一番安いプランは、
基本放送プラン 1,100円/月(税込)
です。
この視聴料金で、地デジ・BS・右旋BS4K+サービス10ch程度を受信して視聴できます。
「ひかりTV」専用チューナーは対応したテレビは、そのまま視聴できますが、非対応のテレビの場合は購入またはレンタルが必要です。
購入費用:3万円程度
レンタル費用:550円/月(税込)~
その他プランで見れるチャンネルは
80ch以上
(見放題:40ch以上 オプション:30ch以上)
ビデオ
約127,000本
(見放題:約33,000本)
と豊富です。
プラン | 月額(税込) | 視聴内容 |
---|---|---|
基本放送 | 1,100円 | 地デジ+BS+右旋4K +サービス10ch程度 |
テレビ おすすめ | 1,650円 | 地デジ+BS+右旋4K +サービス50ch程度 |
ビデオ ざんまい | 1,650円 | 地デジ+BS+右旋4K +サービス10ch程度 +ビデオ3,3000本見放題 |
お値打ち | 2,750円 | 地デジ+BS+右旋4K +サービス50ch程度 +ビデオ3,3000本見放題 |
25ヶ月目以降は月額料金に+1100円加算されます。
光回線テレビ サービス一覧
光回線テレビを提供している光回線サービスを紹介します。
「フレッツ・テレビ」および「ひかりTV」は、
NTTフレッツ光,光コラボレーション(ドコモ光,ソフトバンク光など)、NURO光
などの光回線で利用できます。
費用の目安を示していますが、契約期間による割引や初期費用サービス、キャッシュバックなどで費用は変わってきます。
NTTフレッツ
NTT東日本,NTT西日本のフレッツ光サービスです。
NTTなので誰もが知っている信頼のブランドです。
加入者が多いのですが、料金はプロバイダ料金が別途必要になります。
東日本エリア
【北海道】 北海道
【東北】 青森/岩手/宮城/秋田/山形/福島
【関東】 茨城/栃木/群馬/東京/埼玉/千葉/神奈川
【甲信越】 山梨/新潟/長野
西日本:
【北陸】 富山/石川/福井
【東海】 愛知/岐阜/三重/静岡
【中国】 島根/鳥取/岡山/山口/広島
【近畿】 兵庫/京都/大阪/滋賀/和歌山/奈良
【四国】 香川/徳島/愛媛/高知
【九州】 福岡/佐賀/長崎/熊本/大分/宮崎/鹿児島/沖縄
WEBお申込み特典!最大79,000円キャッシュバック!【フレッツ光】
費用の目安:一戸建て:5,720円+550円~(プロバイダ料金)、マンション(東日本):8契約以上(プラン1):3,795円+プロバイダ料金
ドコモ光
ドコモ光はフレッツ光の回線を使った光コラボレーションサービスです。
ドコモのスマホを利用している場合、ドコモ光がお得になります。
スマホと光回線のセット割でスマホ1回線につき1000円程度安くなります。
費用の目安:一戸建て:5,720円(税込),集合住宅:4,400円(税込)
auひかり
auのスマホを利用している場合、auひかりがお得になります。
「auスマートバリュー」でスマホ料金が1回線ごとに550~1,100円割引になります。
一戸建ての場合に提供エリアが全国対応ではありません。
関西は「eo光」、東海地区は「コミュファ光」になってきます。
【一戸建て 提供エリア】
北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、新潟、富山、石川、山梨、長野、福井、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島
【一戸建て 未提供エリア】
長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、沖縄県
マンションは全国対応
月額料金割引+キャッシュバック【お申込みからご利用中までフルサポート!】GMOとくとくBBのauひかりキャンペーン
費用の目安:一戸建て:5,610円(税込),集合住宅:4,180円(税込)
eo光
関西で光回線を選ぶなら「eo光」になります。
auひかりと同じように、「auスマートバリュー」でスマホ料金の割引を利用できます。
費用の目安:一戸建て:5,448円(税込),集合住宅:3,876円(税込)
コミュファ光
東海地区は「コミュファ光」になります。
auひかりと同じように、「auスマートバリュー」でスマホ料金の割引を利用できます。
セットでおトク!auスマートバリューで永年割引♪家族みんなのauスマホ・ケータイが割引適用【コミュファ光】
費用の目安:一戸建て:5,500円(税込),集合住宅:3,800円(税込)
SoftBank 光
SoftBank 光はフレッツ光の回線を使った光コラボレーションサービスです。
NTTの回線利用で提供エリアも同じです。
ブロバイダ料金分安くなりますし、ソフトバンクのスマホとセットで使うことで、1台毎に毎月1,100円の割引となります。
【SoftBank 光】なら、フレッツ光より安い!
費用の目安:一戸建て:5,720円(税込),集合住宅:4,180円(税込)
NURO
NURO 光は下り「最大2Gpbs」の速さなのに 「月額5,217円」の安さが魅力のインターネットサービスです。
東京都豊島区、港区(一部地域除く)に展開しているNURO 光 20Gsは個人向けFTTH市場(月額$100未満)で世界最速1位と宣伝しています。
その他にも北海道、関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)、東海(愛知、静岡)、関西(大阪、兵庫、奈良)、九州(福岡)の一部エリアにはNURO 光 10Gs,NURO 光 6Gsなど
全体的に高速回線でありながら比較的安い提供で人気があります。
「ひかりTV」を提供しています。
【提供エリア】
北海道
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、
愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、
大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
福岡、佐賀
※一部エリアを除く
※対象住居に関して、マンションの7階建て以下の制限はなくなりました。
費用の目安:一戸建て:5,217円(税込),集合住宅:5,217円(税込)
光マッハ(NURO回線網の2Gbpsサービス)
NURO光回線網を利用したOEMのサービスです。
「ひかりTV for NURO」を提供しています。
【提供エリア】
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、
愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、
大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
※一部エリアを除く
【対象住居】
戸建住宅、7階建て以下の集合住宅
NURO回線網の2Gbps!最大85000円還元実施中【光マッハ】
費用の目安:一戸建て:5,478円(税込),集合住宅:5,478円(税込)
まとめ
光回線でテレビを見るとアンテナが不要になります。
「フレッツ・テレビ」と「ひかりTV」があり、名前は似ていますが、利用する設備機器が変わってきます。
地デジ,BSしか見ないのであれば「フレッツ・テレビ」が低価格で使いやすくなります。
それ以外はサービス内容が違うので、どちらを選ぶのか視聴スタイルに合わせて検討が必要です。
利用するには光回線を利用するので、提供エリアや速度以外にスマホと連携した割引制度も考慮して選ぶとお得になってきます。
スマホとのセット割引はランニングコストになってくるので活用した方が良いと考えます。
その他、導入時のキャッシュバックや工事費の割引なども確認したいポイントになります。