ハイレゾ対応サウンドバーで再生したいAmazon Music HDが無料で追加利用可能に

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Amazon Musicでは、ロスレス・ハイレゾ音源ストリーミングサービスのAmazon Music HDをAmazon Music Unlimitedから無料で追加できるようになりました

Amazon Music Unlimitedに加入していれば追加料金なしでAmazon Music HDを利用できると言うもので、これまで1,000円の追加料金が不要になりました。既にAmazon Music HDに加入している場合は翌月以降Amazon Music Unlimitedの価格に値下げになります。

ロスレス・ハイレゾ音源を利用する敷居がグッと下がった感じでうれしい限りです。

ハイレゾ対応サウンドバーを導入することで、Amazon Music HDを利用した高音質再生が可能になるので、テレビ視聴時の利用はもとより、テレビを見ない時にも高音質なBGMを流すことができ、サウンドバーを活用できる場面が増加します。

ロスレス・ハイレゾ音楽の高音質再生も可能なハイレゾ対応サウンドバーを紹介します。

ハイレゾ対応サウンドバー

ハイレゾ音源とは、音楽CD(44.1kHz/16bit)を超える情報量を持つ音楽データのことです。

このハイレゾ音源を入力して、ハイレゾで再生できるサウンドバーがハイレゾ対応サウンドバーです。

SONY HT-ST5000

HT-ST5000は、3Dサラウンド規格の「ドルビーアトモス」「DTS:X」にも対応しているハイレゾ対応サウンドバーです。

スピーカー構成

スピーカー構成は7.1.2chを採用しています。

スピーカーは、センターに5基配置され、大外の左右に2基、そして3D音響用イネーブルド2基がサウンドバー本体上面に組み込まれているハイスペックサウンドバーです。

別体でサブウーファーをワイヤレス接続するので、自由なレイアウトが可能です。

実力最大出力(非同時駆動/JEITA)

実用最大出力合計値(非同時駆動、JEITA) 800W
フロント 50W+50W
フロントトゥイーター 50W+50W
センター 50W×5 (サラウンド共用)
センタートゥイーター 50W
イネーブルドスピーカー 50W+50W
サブウーファー 200W

ハイレゾ音源対応

ハイレゾ音源として、WAV・FLAC・ALAC(最大192kHz/24bit),DSD(2.8MHz、5.6MHz)などに対応しており、ロスレス・ハイレゾオーディオの魅力を十分に感じさせてくれます。

ソニーの高音質デジタルアンプ技術「S-Master」をハイレゾに対応させた「S-Master HX」により、ノイズ除去性能を改善し、小音量でも高音質で迫力ある低音、クリアーな空間を再現できます。

また、圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングできる「DSEE HX」を搭載して、高解像度音源(96kHz/24bit)にしてくれます。

更にワイヤレスでハイレゾ音質を伝送できるLDAC対応

LDAC対応機器を接続するならば、従来のBluetooth転送速度328kbpsの約3倍の990kbpsの情報伝達によって、外部機器からのデータ転送でもハイレゾ相当の音質を維持して再生できます。

4K-HDRパススルー対応

eARC対応により入力された4K信号,HDR信号をそのまま4Kテレビへ送信できる「4Kパススルー」が可能なので、4Kテレビとプレイヤーの間にサウンドバーを挟んでも、高画質・高音質を生かすことが可能になり、接続方法が自由で使い勝手を向上させています。

映画ではドルビーアトモスを再生し、音楽ではハイレゾ音源を再生してくれる所有満足度No1の高性能サウンドバーです。

SONY HT-Z9F

HT-Z9Fは、Dolby Atmos,DTS:Xの立体音響対応のハイレゾモデルです。

スピーカー構成

HT-Z9Fは3.1ch構成のサウンドバーセットになります。
サウンドバー本体に46mmフルレンジスピーカをセンターとフロント左右に計3基を配置した構成です。
加えてワイヤレスで別体のサブウーファーを接続します。

スリムでも迫真のサウンドを発揮し、サブウーファーは原音に忠実な再生が可能になっているのでハイレゾを楽しむには十分な性能となります。

ハイレゾ音源に対応

ハイレゾ音源として、WAV・FLAC・ALAC(最大192kHz/24bit),DSD(2.8MHz、5.6MHz)などに対応しており、ロスレスオーディオの魅力を十分に楽しむことができます。

上位機種のHT-ST5000同様に高音質デジタルアンプ技術が採用されています。

また、圧縮音源のアップスケーリング「DSEE HX」も搭載しているので、スピーカー構成の違いにより立体音場に対する性能差はありますが、ハイレゾ再生においては上位機種相当の機能を有しています。

更にワイヤレスでハイレゾ音質を伝送できるLDAC対応

LDACへもHT-ST5000同様に対応しているので、従来のBluetooth転送速度328kbpsの約3倍の990kbpsの情報伝達によって、外部機器からのデータ転送でもハイレゾ相当の音質を維持して再生できます。

4K/HDR/eARC対応

HDMIもeARC対応です。プレイヤーとテレビの間にHT-Z9Fサウンドバーを配置して高音質再生が可能です。HDR10 ,HLG,Dolby Visionに対応しています。

DENON Denon Home Sound Bar 550

DENON(デノン)DENON HOME SOUND BAR 550はDolby Atmos、DTS:Xに対応したサウンドバーです。更にHEOSを搭載しているので、簡単に高音質音源のストリーミング再生が可能です。

スピーカー構成

19 mm ツイーター x 2基
55 mm ミッドバス x 4基
50 x 90 mm パッシブラジエーター x 3基

の本格的な構成になっています。
ツイーターおよびミッドバス6 chは全ch独立駆動になっていて、左右対称に大外にツイーター1基と中央寄りにミッドバス2基をセットにして配置しています。
ミッドバスはセリフやボーカルの声の表情が得意で、パッシブラジエーターの低音がアクションシーンなどにパンチを加えてくれます。

HEOS搭載でハイレゾ音源に対応

HEOS搭載によってLAN経由でインターネットからハイレゾ音源をストリーミングできます。

ハイレゾ・ロスレス音源は、最大192kHz/24 bitのFLAC/WAV/ALAC、5.6 MHzのDSD再生に対応していて、Amazon Music HDと相性が良い組み合わせになります。

DENON HOME SOUND BAR 550については、関連記事で詳しく紹介しています。

Polk Audio SIGNA S3

「Polk Audio」は、米国のオーディオブランドでディーアンドエムホールディングスが、日本国内での取り扱いを開始しました。

スピーカー構成

SIGNA S3は、2.1ch構成で、25mmトゥイーター×2基、32×112mmフルレンジ×2基をサウンドバー本体に搭載し、134mmウーファーを別体としています。

ハイレゾ音源対応

Chromecast built-inに対応しており、YouTube Music、Amazon Music HD、Apple Music、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスをスマホなどから利用して高音質ストリーミングを楽しめます。ハイレゾ音源は上限が96kHz/24bitまでとやや低くくなっています。
この辺りの数値と聴き味は別物なので、本機の性能は数値で評価するものではないと感じています。

HDMI ARC対応

SIGNA S3は、HDMIがARC対応で、4K-HDRのパススルー機能はありません。
プレイヤーと4Kテレビを接続し、4Kテレビとサウンドバーを接続して利用すれば、テレビリモコンでサウンドバーの音量コントロールが可能になります。

DENON DHT-S516H

DENON DHT-S516Hは、HEOS搭載のワイヤレスサブウーハー付きサウンドバーです。

ハイレゾ音源対応

DHT-S516HはHEOS搭載により、Amazon Music、AWA、Spotify、SoundCloud など音楽ストリーミングサービスに対応しています。
スマホなどでHEOSアプリを操作することで、ハイレゾ音源の楽曲などをLAN経由でインターネットからDHT-S516Hに直接ストリーミングさせることでハイレゾ再生になります。
音楽ファイルは、DSD / WAV / FLAC / Apple Lossless / MP3 / WMA / AACに対応し、DSD(5.6MHzまで),PCM系(192kHz/24bitまで)で再生できます。

4K / ARC / CEC対応

DHT-S516HはHDMIがARC対応で、4K-HDRのパススルー機能はありません。
プレイヤーと4Kテレビを接続し、4Kテレビとサウンドバーを接続して利用すれば、テレビリモコンでサウンドバーの音量コントロールが可能になります。

シャープ AQUOSオーディオ 8A-C22CX1

4K8K放送のMPEG-4 AAC 22.2ch音声入力に対応する立体音響技術を採用し、臨場感あふれるサウンドを楽しめるサウンドバーです。

スピーカー構成

8A-C22CX1は、ツィーター,ミッドレンジ,ウーファーの3Wayスピーカーシステムを左右に2セット配置し、6chに独立駆動のデジタルアンプを採用した本格的サウンドバーです。

別体でバスレフ型ウーファーを設置することで2.1ch構成となり、高音から重低音の幅広いレンジを利用した臨場感あふれるサウンドが楽しめます。

ハイレゾ音源対応

ハイレゾはUSB端子に接続したUSBメモリ等からの音源入力を利用でき、WAV・FLAC(192kHz/24bit)再生に対応しています。

Dolby Visionパススルー対応

HDMIに入力された4K信号の4Kパススルーに加え、「Dolby Vision」のパススルーに対応しています。

Amazon Music HDが無料で追加利用可能になった!

Amazon Music Unlimitedは7500万曲以上が聴き放題の音楽配信サービスです。
音質は、AAC最大256kbps(標準音質)です。

そのAmazon Music Unlimitedおよび既にAmazon Music HDへの加入者を対象にAmazon Music Unlimitedの料金でAmazon Music HDを利用できるようにするものです。

7500万以上のHD音源(CD音源44.1 kHz / 16 bit)とハイレゾである数百万曲のUltra HD音源(48 kHz / 24 bit ~ 192 kHz / 24 bit)をストリーミングできます。

Amazon Music HDの利用料

Amazon Music Unlimitedの「個人プラン」は月額980円、プライム会員は月額780円、「ファミリープラン」は月額1480円です。

Amazon Music HDをAmazon Music Unlimitedから無料で追加できるバージョンアップとなります。

Amazon Music HDが追加無料になった理由

Amazon Music HDが無料で追加可能になったのには理由が考えられます。

一番考えられるのは強力なライバルの台頭です。

アップルがApple Musicにおいて、6月8日から7500万曲以上がALAC(Apple Lossless)を利用したロスレスフォーマットで配信開始となりました。
ハイレゾはそのうち100万曲で、更にドルビーアトモス規格の音楽配信も始まりました。
何千曲ものドルビーアトモスの音楽を楽しめるようになり、価格面でもコンテンツ内容でもAmazon Music HDが特別な存在で無くなったと言えます。

Apple Musicの価格は個人プランが月額980円、ファミリープランが月額1,480円

Amazon Music Unlimitedの価格は個人プランが月額980円(プライム会員は月額780円)、ファミリープランが月額1,480円

と同等です。

Amazonの3Dオーディオとドルビーアトモス

Amazonは、Echo Studio (エコースタジオ)Hi-Fiスマートスピーカーで3Dオーディオを展開しているのですが、今やテレビやサウンドバーにはドルビーアトモスが普及してしまいました。

3Dオーディオでは、Echo Studio等の端末ワンデバイスで月額380円で利用できるプランが人気ですが、Amazonは音楽配信において転換期を向かえているのだと感じます。

今後のAmazonドルビーアトモスハイレゾ音楽の動向には注目です。

ルビーアトモス対応サウンドバーについては関連記事で紹介しています。

まとめ

Apple Musicのサービス拡充に触れましたが、Apple MusicにするかAmazon Music HDにするかは、試して見てで良いと思います。アプリの使い勝手も好き嫌いがあると思います。

両方ともに試して見ることをお勧めしたいところです。

現在Amazon Musicを利用している方は、先ずはAmazon Music HDでロスレスハイレゾ音楽を楽しみ尽くしてみては如何でしょうか。