MLBメジャーで投手成績を示すWHIPって何？Walks plus Hits per Inning Pitchedについて

MLB関連のニュースでは、様々な指標で選手成績を評価します。

投手成績では、IP(投球回)、WIN(勝利数)、ERA(防御率)、SO(奪三振数)などが主な指標になっていますが、WHIPと言う指標があります。

本記事では、WHIP（Walks plus Hits per Inning Pitched）について簡単に紹介します。

OPSって何？

WHIPは、投手の成績を示す指標で、『Walks plus Hits per Inning Pitched』の頭文字から使われる用語です。

各々の単語で見れば

『Walks ：被四球』

『plus：＋』

『Slugging：被安打』

『per：÷』

『Inning Pitched：投球回』

となります。

WHIPの計算方法

WHIPが話題になりくい理由

WHIPはMLBで投手成績の指標の一つとなっています。

しかし、NPBでは指標になっていません。

また、MLBでも話題になる指標ではありません。

その理由は、次のような点が挙げられています。

・被安打が野手の守備力から受ける影響が大きいため

・被四球と長打（本塁打など）が同数でカウントされるため

WHIPによる評価

WHIPは、MLBで用いられる投手成績の指標です。

2023年のWHIPの上位３選手と大谷翔平選手（規定投球回未達のため参考）の成績を示します。

WHIPが1.00を切ってくる投手は、好成績を残している投手であるのは間違いないことが分かります。

選手名	TEAM	G	IP	W	L	ERA	SO	H	BB	WHIP
	所属 チーム	登板 試合数	投球回	勝	敗	防御率	奪三振	被安打	被四球
ゲリット・コール	NYY	33	209	15	4	2.63	222	157	48	0.98
ザック・エフリン	TB	31	177.2	16	8	3.5	186	158	24	1.02
ジョージ・カービー	SEA	31	190.2	13	10	3.35	172	179	19	1.04
大谷に翔平	LAA	23		10	5	3.14	167	85	55	1.06

まとめ

投手成績として記される指標の中にあるWHIPについて紹介しました。

重要な指標とはされていないのですが、好投手は規定投球回を投げてWHIP1.00付近よりも小さいことを知っておきたいところです。