XGIMIシリーズの違いと選び方をわかりやすく!プロジェクターは持ち運びできるといいね

4K受信/視聴
記事内に広告が含まれています。

プロジェクターを導入する時に据置にするか・モバイルにするかを考えると思います。

使い方によって違ってくる部分ですが

・いつも持ち運ぶ
・時々持ち運ぶ
・持ち運ぶことはない

と切り分けた時に、どれかのケースに当てはまると思います。

XGIMI(エクスジミー)のプロジェクターは、それぞれのケースに対応出来るようにモデルをラインナップしています。

ホームプロジェクターXGIMIシリーズ

XGIMIシリーズは以下のモデルが販売されています。

HORIZON Pro

HORIZON

Elfin

Halo+

Halo

MoGo Pro+

MoGo Pro

MoGo(販売は終了)

8モデルともに投影方式はDLPです。

DLP(デジタルライティングプロセッシング)とは、 米テキサス・インスツルメンツが開発したDLPチップを表示デバイスとして使用する方式を用いた映像表示システムのこと。制御されたミラー(DMDデバイス)とレンズで映像を作り、投影する方式です。

バッテリー搭載の有無があり、HORIZONシリーズとElfinはバッテリーを搭載していません。

MOGOシリーズとHaloシリーズはバッテリーを搭載していて、好きな場所で使用できるプロジェクターになっています。

バッテリーによって2~3時間程度は電源が無くても映像を楽しむ事ができます。

バッテリー非搭載モデル

HORIZON Pro

HORIZON

Elfin

バッテリー搭載モデル

Halo+

Halo

MoGo Pro+

MoGo Pro

MoGo

関連リンク:XGIMIシリーズ

XGIMIシーズの違い

XGIMIシリーズの各モデルは、バッテリーの有無で製品形状が違っています。

バッテリーの無い製品は角型で、バッテリーを搭載した製品は円筒型です。

以下に主要モデルの仕様を比較します。

バッテリー非搭載の3モデル

バッテリ搭載の5モデル

関連リンク:XGIMIシリーズ

輝度・解像度・投影サイズの関係

画質と鮮明さは、プロジェクターの輝度パネルサイズと解像度,そして投影する映像のサイズによって変わってきます。

投影した映像は輝度と投影サイズが関係し

投影した映像の明るさ=プロジェクターの輝度÷投影サイズ

となります。

視聴したい映像サイズが大きくなれば、輝度が必要になると言うことです。

輝度からみた選び方

MOGOシリーズは輝度が210~300ANSIルーメンなので大画面の投影では鮮明さが落ちてきます。

100インチ程度で見たいと思うなら600ANSIルーメン以上のHaloシリーズ,HORAIZONシリーズ,Elfinを選択した方が良いと思います。

100インチ超で鮮明に見たい場合は、HORIZONシリーズになります。

MOGOシリーズ:210~300ANSIルーメン

Haloシリーズ,Elfin:600ANSIルーメン以上

HORAIZONシリーズ:2200ANSIルーメン

ANSIルーメンとは、米国規格協会(ANSI)によって定められた、プロジェクターの明るさを示す値で スクリーン上の複数点の明るさの平均測定値になります。
単にルーメンと表記されている場合は、基準のないメーカー公表値となるので注意が必要です。

パネルサイズと解像度からみた選び方

パネルサイズと解像度は、パネルサイズが大きいほど/解像度が細かいほど高画質な映像を得られます。

MOGOシリーズのパネルサイズは0.23インチDMDと小さく、MOGOの解像度は540P、それ以外はフルHD(1080P)です。

このようにMOGOシリーズは、輝度が低いので、解像度が低いMOGOに画質を求めるのは厳しいところです。

プロジェクターの雰囲気を楽しみたいと割り切ってMOGOを選択するのも悪くありません。

また、MOGO Pro および MOGO Pro+は、自動台形補正の有無の違いなので、投影画質の違いはありません。

MOGOは、投影サイズを小さくしての利用や画質は2の次で良いと言う場合だと理解して使えうなら安価で使い道も多い手頃なモデルです。

Haloシリーズ,Elfinは、0.3インチ台のパネルが搭載されています。

高画質モバイルプロジェクターとして、十分なパネルサイズになってきます。

解像度もフルHD(1080P)になるので普通は満足できるレベルの性能です。

価格と画質のバランスの良いモデルです。

HORAIZONシリーズは、0.4インチ台を搭載していて、HORAIZON Pro は、4K解像度のフラッグシップモデルとなっています。

XGIMIシリーズのプロジェクターのリフレッシュレートは全モデル60Hzです。

MOGOシリーズ:0.2インチDMD台 x (540P , 1080P)

Haloシリーズ,Elfin:0.3インチDMD台 x 1080P

HORAIZONシリーズ:0.4インチDMD台 x (1080P , 4k)

DMDとは、デジタルミラーデバイスの略で、光源の光を反射させるミラーです。
画素数分のミラーとなっていて、高速でRGB(赤・緑・青)を切り替えて映像を表現しているものです。
リフレッシュレートは主にDMDの切り替え速度を示すもので数値が大きくなるほど高速に切り替わり映像が滑らかになってきます。

関連リンク:XGIMIシリーズ

投影距離

プロジェクターの魅力は、据置/モバイルの選択になってきます。

据置で利用するのであれば、テレビサイズを超える80インチ以上で利用したいところです。

65インチ程度までなら、予算的な問題はありますが4K有機ELテレビの方が圧倒的に満足できるからです。

映像サイズは投影距離とプロジェクターの投影比の仕様で決まってきます。

投影距離=投影幅×投影比(スローレシオ)

XGIMIの全プロジェクターの投影比は1.2:1の仕様なので、80インチで投影する場合は2.2mの投影距離が必要です。

モバイルプロジェクターなら、投影距離を気にする必要はないかもしれませんが、据置プロジェクターでは投影距離が重要になってきます。

関連リンク:XGIMIシリーズ

投影サイズ

各プロジェクターの仕様から目安となる最大投影サイズは下記のとおりです。

投影サイズ 最大300インチ

HORIZON Pro
 4K 0.47インチDMD
 2200ANSIルーメン

HORIZON
 フルHD 0.47インチDMD
 2200ANSIルーメン

投影サイズ 最大200インチ

Elfin
 フルHD 0.3インチDMD
 600-800ANSIルーメン

Halo
 フルHD 0.33インチDMD
 900ANSIルーメン

Halo
 フルHD 0.33インチDMD
 600-800ANSIルーメン

投影サイズ 最大100インチ

MoGo Pro+
 フルHD 0.23インチDMD
 300ANSIルーメン

MoGo Pro
 フルHD 0.23インチDMD
 300ANSIルーメン

MoGo
 ハーフHD 0.23インチDMD
 210ANSIルーメン

投影サイズは大きくなると鮮明さが低下するのは仕方無い部分なので、常時利用したい投影サイズを考えて、余裕のある仕様で選択した方が満足できると考えます。

関連リンク:XGIMIシリーズ

据置/モバイル

サイズ(高さx幅x奥行),重量
HORIZON Pro 208.4×218.4×136.2mm,2.9kg
HORIZON 208.4×218.4×136.2mm,2.9kg

Elfin 48.3194.19×192.1mm,0.9kg
Halo+ 171.5×145×113.5mm,1.6kg
Halo 171.5×145×113.5mm,1.6kg
MoGo Pro+ 146×105.5×94.5mm,0.9kg
MoGo Pro 146×105.5×94.5mm,0.9kg
MoGo 146×105.5×94.5mm,0.9kg

据置重視/モバイル重視の選択は、ライフスタイルに関わるところです。

MOGOシリーズやHaloシリーズならバッテリー搭載なので、映す壁やスクリーンがあるところなら、どこでも使えます。

Elfinはバッテリー非搭載なので、どこでも映せるわけではありませんが、軽量薄型で持ち運びはし易い大きさです。

電源を確保する必要があるのでモバイル型プロジェクターとは主張し難いのですが、電源を確保できる前提では、モバイル性能の高い高性能モデルです。

据置ベースで映像の質を求める場合は、HORIZONシリーズになります。

その他の仕様

利用スタイル以外に求める機能について記します。

・画素数

・台形補正/ピント調整

・Andtoid TV搭載

画素数

予算が許せば4Kの選択に異論はありません。

4K画質で100インチ以上を投影できるHORIZON Proは、4Kテレビ以上のコスパの高さを感じます。

フルHDが悪いわけではありません。

フルHDであれば、画面の粗さも最小限に抑えられます。

投影するコンテンツによるところもありますが、十分に綺麗で100インチサイズの投影も利用範囲になってきます。

普段4Kテレビを見ている人は、プロジェクターのフルHDの画質では不満があるかもしれません。

4Kテレビは輝度も高いので、画質面で比較するとプロジェクターは敵いません。

なので、大画面をどこにで持っていけるモバイルプロジェクターの人気が高いのだと思います。

台形補正機能

HORIZON Pro 垂直自動・水平自動
HORIZON 垂直自動・水平自動
Elfin  垂直自動・水平自動

Halo+ 垂直自動・水平手動
Halo 垂直自動・水平手動
MoGo Pro+ 垂直自動・水平自動
MoGo Pro 垂直自動・水平手動
MoGo 垂直自動・水平手動

投影する面とプロジェクターの光軸の角度によって投影画面は歪みます。

XGIMIの各モデルには手動と自動のものがありますが、台形補正機能がついていて、40度(H2は45度)以内の光軸の傾きは補正できます。

ソフト的な調整になりますが、斜めからでないと投影できない場面は結構あるので便利です。

自動補正は便利ですが、視聴し始めるとプロジェクターを移動することは少ないので、手動調整でも良いと思います。

Andtoid TV搭載

XGIMIの各機種は【Andtoid TV】を搭載しています。

Wi-Fiに接続すれば、プロジェクター単体でネットコンテンツを利用できます。

YouTube、ゲーム、動画など無数のコンテンツをプロジェクターだけで利用できる便利さは、特にモバイル機種では重宝します。

ダウンロード保存

さらにXGIMIシリーズの各機種はストレージを内蔵しています。

コンテンツをダウンロード保存しておけます。

通信費用を節約して利用できます。

目安として16GBで最大10本の映画を保存できます。

ストレージ容量

【HORIZON Pro】,【HORIZON】:32GB,

その他のモデル:16GB

関連リンク:XGIMIシリーズ

XGIMIシリーズの特徴

XGIMIシリーズ各機種の特徴を紹介します。

HORIZONシリーズ

HORIZONシリーズには4KとフルHDの2機種が発売されています。

XGIMIシリーズ唯一の4K画質を投影できるのがHORIZON PRO なので4Kを選ぶ場合はこの機種一択です。

また、フルHDにおいても、HORIZONが最上位モデルです。

持ち運びし易いサイズではありませんが、どんな場所に持って行っても最高の画質を投影できる最強プロジェクターです。

HORIZON Pro 4K 0.47インチDMD 2200ANSI ルーメン
HORIZON フルHD 0.47インチDMD 2200ANSI ルーメン

投影性能

HORIZONシリーズは、2200ANSIルーメンの輝度により昼間の明るい時間帯でも安定した鮮明な映像を大画面で楽しめます。

パネルサイズは0.47インチを搭載しているので、フルHD機種の中では高精細な映像を投影してくれます。

HDR10,HLGにも対応しているので、高コントラストでメリハリのある映像です。

音響性能

スピーカーはHarman Kardon製の8W-45mmのフルレンジスピーカーを2基搭載しています。

少ない歪みとハイダイナミックレスポンスで高い臨場感を演出します。

DTS-HD,DTS Studio Sound規格の再生においては会話や低音を強調した迫真のサラウンドサウンド音声が体感できます。

本体サイズ

本体サイス(高さx幅x奥行)は208.4×218.4×136.2mm,2.9kgと大型になります。

持ち運びできないわけではありません。

Andtoid TV搭載などで、好きな場所へ持っていって投影することは可能です。

関連リンク:XGIMI HORIZON Pro
関連リンク:XGIMI HORIZON

Elfin

Elfinは、バッテリーを搭載していません。

コンパクトな薄型筐体なので50mm程度の隙間があれば入ります。

軽量なので持ち運びもし易いモデルです。

性能面でも600~800ANSIルーメンの輝度を持っていて100インチでの利用は全く問題ありません。

同等性能のHalo(1.6kg)と迷うところですが、形状による設置できる場所の違いとバッテリーの有無で必要な要素を考えて選びます。

価格はElfinがバッテリー非搭載で安価になっているのもポイントです。

Haloシリーズ

XGIMI Halo+は、モバイルプロジェクターとしては最高クラスの明るさ、オーディオ機能を持ったコンセプトの機種になります。

解像度最大1920×1080のフルHDプロジェクターで900ANSIルーメンの明るさを発揮して、どこでも白い壁があれば200インチ程度の大画面シアターにすることができます。

MoGoシリーズよりワンランク上の0.33インチDMDを搭載しています。

コンパクトな円筒形筐体にHaman Kardonのサウンドスピーカー5W×2基を搭載しており、本体スピーカーだけでも良い音を出してくれます。

本体サイズ(高さx幅x奥行)は171.5×145×113.5mm,1.6kgとコンパクトですが、MoGoシリーズ(146×105.5×94.5mm,0.9kg)に比べるとも大きくなっています。

Andtoid TV機能やダウンロード保存を利用して、どこへでも持ち運びして、楽しめるモデルです。

MoGoシリーズ

MoGoシリーズは、フルHD(1080P)が2機種とハーフHD(540P)が1機種です。

MoGo Pro+
 フルHD 0.23インチDMD 300 ANSI ルーメン

MoGo Pro
 フルHD 0.23インチDMD 300 ANSI ルーメン

MoGo
 ハーフHD 0.23インチDMD 210 ANSI ルーメン

MoGo Pro+は、画質の処理方法や水平および垂直の両軸自動台形補正機能を装備し、オートフォーカスの速さも改良されています。

MoGo Proとの価格差が数千円ありますが、価格差以上の性能を備えたモデルです。

MoGo Proは、セールが多いイメージがあります。

基本性能が確りしているモデルなのでセールでお得に購入しましょう。

MoGo は、210ANSIルーメンの明るさでハーフHDの画質ですが、投影サイズによって快適に利用できます。

価格は、MoGo Pro+の半額程度なので、モバイルで楽しめれば良いという考えで選べば良いと思います。

MoGoシリーズは、本体サイズ(高さx幅x奥行)が146×105.5×94.5mm,重さ0.9kgの手のひらサイズで持ち運びは自由自在、これこそが最高のモバイルプロジェクターだと実感できるモデルです。

XGIMIなら簡単に持ち運び

XGIMIシリーズはどのモデルも個々の魅力を持った、多彩なラインナップになっています。

なんと言っても、本体にAndroid TVとスピーカーを搭載しているだからプロジェクターだけを持っていけば、どこでも楽しむことができるのです。

性能や大きさの違いやバッテリー非搭載でも持ち運んでいいんじゃないかと思っています。

天井に映して見たい

天井へのプロジェクション

天井に映像を投影する需要は多いようです。

お子さんのおられる家庭では、寝る前に天井に映像を映して、親子で楽しんでいるのを良く聞きます。

短時間だけなのでバッテリー搭載タイプが使いやすくなります。

MOGOシリーズやHaloシリーズが便利です。

ベット上から投影しても、2m程度の距離が確保できるので80インチ程度の映像サイズを見ることができます。

心の落ち着くコンテンツを投影したいところです。

MOGO Pro ならオートフォーカス / 垂直水平台形補正 / ズーム機能 / 静音と用途に合った性能を持っています。

関連サイト: MOGO2 Pro

リビングで迫力ある映画を見たい

リビングに据置で使用するならHORIZONシリーズです。

HORIZON Pro(約18万円)とHORIZON(約13万円)では価格差が5万円ほどになります。

HORIZONでも2200ANSIルーメンの明るさで大画面投影できます。

予算に合えば画質のきれいな4Kを選択した方が後悔しません。

スクリーンは壁よりも吊り下げ式や自立式スクリーンです。

テレビも設置してあると思いますので、巻き取りできるタイプを選びましょう。

キャンプで使いたい

キャンプで使用する方もおられるます。

屋外の場合、夜間の使用が前提になり、キャンプ場ではあまり大きな音を出せない場合が多くなります。

夜間の演出用と考えての選択で良いと思います。

バッテリー搭載の方が使い易くなります。

MoGo Proは、300ANSIルーメン,フルHD,Dual 3W Harman Kardon スピーカー,本体サイズ(高さx幅x奥行)が146×105.5×94.5mm,重さ0.9kgと性能と持ち運びのバランスが良いモデルになります。

Haloも本体サイズ(高さx幅x奥行)は171.5×145×113.5mm,重さ1.6kgも輝度が600-800ANSIルーメンと高く、屋外で投影するのに適しています。

電源が確保できるならElfinも選択肢になってきます。

スクリーンは自立型が使い易いのですが、キャンプなので雰囲気を考えるとラフな折り畳みの布スクリーンが良いと考えます。

友人の家へ持っていき映画やスポーツを見たい

友人の家のPCで映画やスポーツを一緒に見るよりも、PCからの主力をプロジェクターに入れて投影して見た方が盛り上がりが数倍違ってきます。

1人で見るより2人です。

あまり大勢で騒げない時代なのですが、大画面にすればソーシャルディスタンスも保ちやすくなります。

このケースでは、MoGo Pro+Elfin水平垂直の自動台形補正やオートフォーカスの速さなどで使い易いと思います。

スクリーンは壁でも良いですし、折り畳みの布スクリーンを持っていると便利です。

まとめ

XGIMIシリーズを選ぶ時の参考に、各モデルの違いと選び方を紹介してきました。

モバイルプロジェクターの需要は広がっていて、ホームシアター利用も良い趣味なのですが、遊びご心を満たすアイテムとして活用されています。

高性能なモバイル性能を有したXGIMIのモバイルプロジェクターで遊びの時間をグレードアップしましょう。

\人気のモバイルプロジェクターXGIMI/