日本屈指のテクニカルサーキットである鈴鹿サーキットでは、年間通してモータースポーツレースが開催されています。
本記事では、2022年に鈴鹿サーキットで開催される主要なレースの日程と放送配信について紹介していきます。
※現時点の正確な情報は各放送配信サイトで確認の上、ご利用ください。
2022鈴鹿サーキットのレース日程と放送配信
2022年に鈴鹿サーキットで開催される主要なレースの日程は以下になっています。
日程 | レース名 | 区分 | 放送配信 |
---|---|---|---|
3月19日(土) 〜20日(日) | スーパー耐久 シリーズ(第1戦) SUZUKA 5時間耐久 | スーパー耐久 シリーズ | Super Taikyu TV (YOUTUBE) |
4月23日(土) 〜24日(日) | 鈴鹿2&4レース 全日本スーパー フォーミュラ (第2戦) | 全日本スーパー フォーミュラ | JSPORTS |
同上 | MFJ全日本 ロードレース (第2戦) | 全日本ロード レース選手権 | motoバトルLIVE (YOUTUBE) |
5月28日(土) 〜29日(日) | SUPER GT (第3戦) | SUPER GT | JSPORTS |
7月17日(土) 〜18日(日) | SUZUKA Race of Asia R3,R4 | GTワールド チャレンジ ・アジア | JSPORTS |
8月4日(木) 〜7日(日) | EWC鈴鹿 8時間耐久 | EWC | JSPORTS |
8月27日(土) 〜28日(日) | SUPER GT (第5戦) | SUPER GT | JSPORTS |
10月7日(金) 〜9日(日) | F1日本GP | F1 | DAZN フジテレビNEXT |
11月5日(土) 〜6日(日) | MFJグランプリ スーパーバイク レース in 鈴鹿 | 全日本ロード レース選手権 | motoバトルLIVE (YOUTUBE) |
11月26日(土) 〜27日(日) | スーパー耐久 シリーズ(第7戦) SUZUKA S耐 | スーパー 耐久シリーズ | Super Taikyu TV (YOUTUBE) |
スーパー耐久シリーズ
ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookは、全7戦で開催されます。
鈴鹿サーキットで開催されるのは、第1戦(3月)と第7戦(11月)の2レースです。
FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦が9月11日に「富士スピードウェイ6時間耐久レース」として開催されます。
スーパー耐久シリーズはWECの開催による影響もあって、国内の耐久レースとして人気が出ています。
No | 日程 | サーキット | レース内容 |
---|---|---|---|
第1戦 | 3月19日(土) 〜20日(日) | 鈴鹿 サーキット | 5時間耐久 |
第2戦 | 6月3日(金) 〜5日(日) | 富士 スピードウェイ | 24時間耐久 |
第3戦 | 7月9日(土) 〜10日(日) | スポーツランド SUGO | 3時間耐久 ×2レース |
第4戦 | 7月30日(土) 〜31日(日) | オートポリス | 5時間耐久 |
第5戦 | 9月4日(土) 〜5日(日) | モビリティ リゾートもてぎ | 5時間耐久 |
第6戦 | 10月15日(土) 〜16日(日) | 岡山国際 サーキット | 3時間耐久 ×2レース |
第7戦 | 11月26日(土) 〜27日(日) | 鈴鹿 サーキット | 5時間耐久 |
全日本スーパーフォーミュラ選手権
全日本スーパーフォーミュラ選手権は、国内最高峰となるモータースポーツです。
車体はワンメーク(ダラーラ社製SF19),エンジンは2,000cc直列4気筒の直噴ターボ約550馬力で2社(ホンダ,トヨタ)選択,タイヤは横浜ゴムワンメークとなっています。
全日本フォーミュラーマシンの戦闘力は、F1に匹敵するスピードを持っていることもあり、ヨーロッパから有望な若手が参加するなど、世界的な注目も高くなっています。
鈴鹿サーキットでの開催は、第2戦(4月)と第7戦(10月)の2レースになります。
大会 | レースNo | 日程 | サーキット |
---|---|---|---|
第1戦 | R1,R2 | 4月9日(土) ~10日(日) | 富士スピードウェイ |
第2戦 | R3 | 4月23日(土) ~24日(日) | 鈴鹿サーキット |
第3戦 | R4 | 5月21日(土) ~22日(日) | オートポリス |
第4戦 | R5 | 6月18日(土) ~19日(日) | スポーツランドSUGO |
第5戦 | R6 | 7月16日(土) ~17日(日) | 富士スピードウェイ |
第6戦 | R7,R8 | 8月20日(土) ~21日(日) | ツインリンクもてぎ |
第7戦 | R9,R10 | 10月29日(土) ~30日(日) | 鈴鹿サーキット |
MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ
MFJ全日本ロードレース選手権シリーズは、国内で開催されている2輪オートバイのロードレースです。
2022年は全8戦開催され、鈴鹿サーキットでは第2戦(4月)と第8戦(11月)に開催されます。
全日本ロードレース選手権は、4クラスで開催されています。
JSB1000:
最高峰クラスで600 – 1200ccの公道用一般市販車両を改造したバイクが使用されます。
EWC鈴鹿8時間耐久レースへの参加を見据えているチームがほとんどなのでEWCに準拠した改造での参加が多くなっています。
ST1000:
1000ccの市販スーパースポーツバイクをベースに改造範囲を制限されたクラス
ST600:
4気筒車両は401~600cc&最低車両重量158kg
3気筒は500~675cc&最低車両重量162kg
2気筒は600~750cc&最低車両重量166kg
に制限されたクラス
J-GP3:
4ストローク175cc超250cc以下単気筒エンジンのマシン
JP250:
4ストローク250ccの市販車をベースのクラス
MFJ全日本ロードレース選手権シリーズではないが併催されている。
となっています。
No | 日程 | サーキット | レース名 | 開催クラス |
---|---|---|---|---|
第1戦 | 4月2日(土) 〜3日(日) | モビリティ リゾート もてぎ | スーパー バイク レース inもてぎ | JSB1000 ST1000 ST600 J-GP3 JP250 |
第2戦 | 4月23日(金) 〜24日(日) | 鈴鹿 サーキット | 鈴鹿2&4 レース | JSB1000 |
第3戦 | 5月21日(土) 〜22日(日) | オートポリス | スーパー 2&4 レース | JSB1000 |
第4戦 | 6月4日(土) 〜5日(日) | スポーツ ランド SUGO | スーパー バイク レース inSUGO | JSB1000 ST1000 ST600 J-GP3 JP250 |
第5戦 | 6月26日(日) | 筑波 サーキット | 筑波大会 | J-GP3 JP250 |
第6戦 | 8月27日(土) 〜28日(日) | オートポリス | スーパー バイク レース in九州 | JSB1000 ST1000 ST600 J-GP3 JP250 |
第7戦 | 9月17日(土) 〜18日(日) | 岡山国際 サーキット | スーパー バイク レース in岡山 | JSB1000 ST1000 ST600 J-GP3 JP250 |
第8戦 | 11月5日(土) 〜6日(日) | 鈴鹿 サーキット | 第54回MFJ グランプリ スーパー バイクレース in鈴鹿 | JSB1000 ST1000 ST600 J-GP3 JP250 |
SUPER GT
SUPER GT2022は、国内最高峰となるグランドツーリングカーベースの自動車レースです。
市販車ベースと言っても、同じなのは車名くらいで、中身はレーシングマシーンであり、全く違うものと言っても良いくらいです。
レギュレーションでは、GT500クラス(500馬力からの呼称)とGT300クラス(300馬力からの呼称)の2つのクラスに分けられています。
現在の出力は不明な所ですが、両クラスともに出力規制や車重によって戦闘力の均一化が図られています。
実際のレースでは、GT500とGT300が一緒にレースをするので、性能差は一目瞭然ですが、抜く方も・抜かれる方も性能差を考えた走りが必要になってきます。
鈴鹿サーキットでの開催は、第3戦(5月)と第5戦(8月)の2レースです。
大会 | 日程 | サーキット |
---|---|---|
第1戦 | 4月16日(土)~17日(日) | 岡山国際サーキット |
第2戦 | 5月3日(火)~4日(水) | 富士スピードウェイ |
第3戦 | 5月28日(土)~29日(日) | 鈴鹿サーキット |
第4戦 | 8月6日(土)-7日(日) | 富士スピードウェイ |
第5戦 | 8月27日(土)-28日(日) | 鈴鹿サーキット |
第6戦 | 9月17日(土)~18日(日) | スポーツランドSUGO |
第7戦 | 10月1日(土)~2日(日) | オートポリス |
第8戦 | 11月5日(土)~6日(日) | モビリティリゾートもてぎ |
GTワールドチャレンジ・アジア
2022GTワールドチャレンジ・アジアは、GT3、GT4クラスで展開して来ましたが、2022シーズンからはGT2、GTカップカー、GTXの各車両が参加できるようになりました。
全6大会で12レースが行われます。
GT3規格の車両は市販車ベースとは思えないハイパーカーですが、GT4規格になるとパーツの約60%を純正部品とする必要があるなど規制範囲が広がります。
市販車により近いレーシングカーとして人気です。
GT4規格車のエンジン出力は300ps〜400ps前後とそれほど大きくなく、マシンコントロールも容易なので接戦が展開されます。
大会 | ラウンド | 日程 | 会場 | 国 |
---|---|---|---|---|
1 | R1 | 2022年 5月21日 | セパン | マレーシア |
R2 | 2022年 5月22日 | |||
2 | R3 | 2022年 7月16日 | 鈴鹿 | 日本 |
R4 | 2022年 7月17日 | |||
3 | R5 | 2022年 7月23日 | 富士スピードウェイ | 日本 |
R6 | 2022年 7月24日 | |||
4 | R7 | 2022年 8月20日 | SUGO | 日本 |
R8 | 2022年 8月21日 | |||
5 | R9 | 2022年 9月24日 | 岡山国際 | 日本 |
R10 | 2022年 9月25日 | |||
6 | R11 | 2022年 10月22日 | マンダリカ | インドネシア |
R12 | 2022年 10月23日 |
EWCFIM世界耐久ロードレース選手権(鈴鹿8時間耐久レース)
EWCは、「Endurance World Championship」の略で、FIM世界耐久ロードレース選手権のことで、2輪オートバイの耐久レースになります。
日本開催となるEWC鈴鹿8時間耐久ロードレースは、FIM世界耐久選手権の第3戦となり、8月4日(木)~7日(日)の日程です。
EWCは1976年から始まり、今年で44年の歴史を刻んでいます。
現在のEWCの規定で使用されているバイクは排気量1000CCの市販車ベースの改造車となっています。
耐久性に優れている日本メーカー(ホンダ,ヤマハ,スズキ,カワサキ)のバイクでの参戦が多く見られますが、近年は海外メーカー(ドカティ,BMWなど)の性能が向上し、競争が激化してきました。
鈴鹿8耐の第1回は1978年に開催され、今年は第43回大会となります。
第1回の覇者は、ウェス・クーリー,マイク・ボールドウィン組(ヨシムラジャパン,スズキ・GS1000)でした。
暑い夏の鈴鹿8耐はテレビよりも現地で見るのが最高ですね。
F1グランプリ
F1日本GPは、10月9日に鈴鹿サーキットで決勝が行われます。
この2年間中止になってしまいましたが、2022年から2024年までの3年間のF1開催を契約しています。
世界最高峰のフォーミュラカーレースを確り楽しみましょう。
ラウンド | 決勝日 | グランプリ名 | サーキット名 |
---|---|---|---|
開幕戦 | 3/20 | バーレーン | バーレーン・ インターナショナル・サーキット |
第2戦 | 3/27 | サウジアラビア | ジッダ市街地コース |
第3戦 | 4/10 | オーストラリア | アルバート・パーク・サーキット |
第4戦 | 4/24 | エミリア・ ロマーニャ | イモラ・サーキット |
第5戦 | 5/8 | マイアミ | マイアミ・インターナショナル・ オートドローム |
第6戦 | 5/22 | スペイン | カタロニア・サーキット |
第7戦 | 5/29 | モナコ | モンテカルロ市街地コース |
第8戦 | 6/12 | アゼルバイジャン | バクー市街地コース |
第9戦 | 6/19 | カナダ | ジル・ヴィルヌーブ・サーキット |
第10戦 | 7/3 | イギリス | シルバーストン・サーキット |
第11戦 | 7/10 | オーストリア | レッドブル・リンク |
第12戦 | 7/24 | フランス | ポール・リカール・サーキット |
第13戦 | 7/31 | ハンガリー | ハンガロリンク |
第14戦 | 8/28 | ベルギー | スパ・フランコルシャン |
第15戦 | 9/4 | オランダ | ザントフォールト・サーキット |
第16戦 | 9/11 | イタリア | モンツァ・サーキット |
第17戦 | 9/25 | ロシア | ソチ・オートドローム |
第18戦 | 10/2 | シンガポール | シンガポール市街地コース |
第19戦 | 10/9 | 日本 | 鈴鹿サーキット |
第20戦 | 10/23 | アメリカ | サーキット・オブ・ジ・ アメリカズ |
第21戦 | 10/30 | メキシコ | エルマノス・ロドリゲス・ サーキット |
第22戦 | 11/13 | サンパウロ | インテルラゴス・サーキット |
最終戦 | 11/20 | アブダビ | ヤス・マリーナ・サーキット |
鈴鹿サーキットの概要
鈴鹿サーキットは、三重県鈴鹿市にある国際レーシングコースで、F1日本GPやEWC鈴鹿8耐などの世界的なレースの舞台となっています。
鈴鹿サーキットは、8の字状になっていて立体交差があり、1周5,807km(2輪は、200Rシケインがあり5,821km)の日本1長いサーキットで、コーナー数が20、どこで見ても見どころが沢山ある高難易度コースです。
ホンダモビリティランド株式会社が、「鈴鹿サーキット」と「モビリティリゾートもてぎ」の総合レジャー施設を運営しています。
「鈴鹿サーキット」には、遊園地やホテルが併設されていて、家族でも楽しめる施設になっています。
まとめ
2022鈴鹿サーキットで見れる主要なモータースポーツレースの日程と放送配信について紹介してきました。
鈴鹿サーキットは国際的にも完成度の高いサーキットでテクニカルなコース設定と安全・安心に観戦できる施設になっており、機会を作って見に行きたいと思っています。
どんなレースが好きなのかは、人それぞれですが、モータースポーツへの思いを共有していきたいと考えています。