東京オリンピックを目指して普及させた4K8K放送がついに本領を発揮しました。
NHKと民放各社はオリンピック競技を4K放送で中継しましたが、これまでのハイビジョンとは異次元の綺麗さに感動がより一層広がって感じました。
そして東京オリンピック・パラリンピックが閉幕した後が4Kテレビを買う絶好のチャンスになってきます。
NHKの東京オリンピック4K放送
4K放送と言えばNHKです。
NHKの4Kコンテンツは群を抜いて多く、そして洗練されています。
誰もが綺麗であると思う映像を配信する技術を持っているのがNHKです。
当然かもしれませんがNHKのオリンピック・パラリンピックの放送内容はとても充実していて、総合テレビ,Eテレ,BS,ラジオなど6つの放送波で毎日多くの種目の放送を実施してくれました。
BS4Kは総合とサイマル放送
オリンピックではNHK-BS4Kは総合テレビとのサイマル放送が行われました。
総合テレビで放送する内容をNHK-BS4Kでは高精細な4K映像で視聴できたと言うことです。
2K映像のアップコンバートなどではなく、確りとリアルな4Kで競技を視聴できました。
一番違って感じたのは、色彩のメリハリが効いていたことと背景が鮮明に見えたことでしょうか。
総合テレビからBS4Kに切り替えた瞬間に明確な違いを感じたのは当然ですが、その後見ていても気持ちの良い鮮明な高精細と言う言葉がピッタリと当てはまる映像でした。
映像の感動と競技での感動が掛け合わさって、2倍3倍の心の動きが感じられました。
見に行きたくても行けなかった自国開催のオリンピックになってしまいましたが、高画質な4K大画面テレビで競技を観戦できたことで最高の没入感を得ることができました。
NHK地上波放送
NHK総合テレビでは、ソフトボール,柔道,競泳,体操,卓球などの注目競技を中心に放送され、Eテレでも、スケートボード,スポーツクライミングなど、若者に人気の新競技が中継されました。
NHKプラスで見逃し配信
「NHKプラス」は、NHKの地上放送の番組をインターネットで視聴できるようにしたサービスで、放送との同時配信以外に、見逃し配信に対応しています。
総合とEテレで放送するオリンピック競技をネット配信し、録画しなくても見逃し配信してくれるもので、アンテナがない場所でもスマホやPCで見ることができます。
見逃し配信は放送終了後1週間程度は視聴可能で、NHKが放送権利を獲得した番組はその後も見れるものがあると言うサービスになります。
NHK受信契約者やその同一生計者は同時に5画面(5台)まで「NHKプラス」を視聴することが出来ます。
自宅でも外出先でもインターネットを利用する
ネットコンテンツの視聴には通信費用が掛かりますが、自宅でも外出先でもインターネットを利用できる環境がベストになってきます。
モバイルWiFiルーターの利用により自宅でも外出先でもモバイルWiFiルーターでのデータ通信が可能になり、ネットコンテンツを好きなだけ利用しても通信費が嵩まないように見直すことが大切になってきます。
「NHKプラス」で見尽くすにはモバイルWiFiの所有も検討したいところになってきました。
BS1は24時間放送
BS1では生放送と録画放送によって24時間放送を行い、地上波で放送できなかったアスリート達の戦いを放送し続けました。
radiko でもリアルタイム
ラジオ第1において、競泳や陸上など8つの競技を中継し、NHKのネットラジオ「らじる★らじる」や「radiko」でリアルタイムで放送しました。
NHKの東京オリンピック放映スケジュール
NHKでは「BS4K、BS8Kは、実用放送が始まって初めてのオリンピック放送。家にいながらにして、競技場で観戦するかのような臨場感を体感していただきたい」としているとおり、BS4Kを駆使して感動を伝えてくれます。
4Kテレビはこれからが選びどころ
オリンピック・パラリンピックの閉幕後には、4Kテレビの需要は減少すると思われます。
在庫処分が加速するように想像しています。
オリンピック・パラリンピックによって、4K放送の素晴らしさを実感した方々が今後の放送に期待して購入意欲もあるでしょうし、2台目が欲しくなった方もいるのではないでしょうか?
4Kテレビの狙いどころ
1年前(2020年)に開催されるはずだったオリンピックだったので、2019~2020年モデルは十分な4K性能を持っています。なので型落ちの2019年~2020年に発売されたモデルは狙い目です。
型落ちモデルの選び方は参考記事があります。
また、4Kテレビで4K放送が綺麗なのは当たり前です。
地デジが汚いんじゃ限定的な利用になってしうので、地デジやネット動画も綺麗な高性能プロセッサーを搭載した4Kテレビを選んだ方が良いと思います。
地デジやネット動画も綺麗な4Kテレビの仕組みについては参考記事に記しています。
おすすめしたい旧型4Kテレビ
パナソニックおよびソニーの2019-2020年モデルの4Kテレビ価格帯(現金購入最低価格)を2021年モデルと比較して下表に示しました。(価格.COMの最低価格,2021年8月31日調べ)
2019年モデルは既に品薄になってきているので、今後の値下がりは期待できません。
一方で2020年モデルはオリンピック時期に若干値上がりしていることから、今後は値下げに向かうと予想しますが、品薄にはなってきているので欲張らない方が良いようです。
値下がりした旧モデルを購入するのであれば、旧型上位グレードモデルを購入したいところなので、各社上位モデルのおすすめを記します。
まとめ
7月23日のオリンピック開会以降パラリンピックを通して、日本中に感動を届けてくれる毎日になりましたが、その感動は4Kテレビによってより一層の感動の広がりになってくれました。
今後も4K放送を活用した中継が増えてくると考えると、4Kテレビは今が買い時になっています。
2020年モデルのハイエンドモデルを選択候補にされると満足感を十分に満たしてくれるでしょう。