4Kテレビで地デジが汚いんじゃ意味が無い!超綺麗に見たい!

4K受信/視聴

4Kテレビを買う時に量販店に行くと数多くのテレビが並んでいます。その中で一番チェックするべき点は地デジの画質です。4Kテレビなのだから4K放送を綺麗に見たいのは当然なのですが、番組の多彩な地デジが汚いんじゃ意味がありません。

本記事では4Kテレビで地デジが汚い理由と超綺麗に見るためのテレビの選び方を紹介します。

広告

4Kテレビで地デジが汚い理由

Photo by Jonas Leupe on Unsplash

4Kテレビの性能がフルHDに劣ると言うこともないので、4Kテレビで地デジを見ると言う状況だけで考えると、4Kテレビで地デジが汚い理由は、テレビの大画面化と高解像度化による影響に絞ることができます。

4Kテレビの大画面化によるもの

フルHDテレビの解像度(横×縦)は1920×1080画素

4Kテレビの解像度(横×縦)は3840×2160画素

4KテレビはフルHDに対して縦横とも2倍の画素数になりました。この効果として画像を高精度で表現できるのはもちろんですが、視聴距離が半分でも粗さが目立たず目が疲れなくなりました

40インチ4Kテレビの最短視聴距離は75cmなのに対して、フルHDテレビの最短視聴距離は150cmです。
最短視聴距離とは画面の粗さが気にならない距離の目安で、4Kテレビは画面高さ×1.5倍フルHDテレビは画面高さ×3倍で計算します。

距離を取れば画素の粗さは気にならなくなる

サイズ画素画面高さ適正倍数視聴距離
40インチフルHD約50cm3倍150cm
40インチ4K約50cm1.5倍75cm
49インチ4K約60cm1.5倍90cm
55インチ4K約68cm1.5倍102cm
65インチ4K約80cm1.5倍120cm
テレビの最短視聴距離の考え方

4Kテレビの最低サイズが40インチからと言うのも、視聴距離と関係があり、40インチよりも小さなテレビは視聴距離による4Kの優位性が無くなってしまうため、フルHDとの画質差を感じ難くなるからです。

4Kテレビの配置例を参考記事で紹介しています。

コンピューターの場合は、机に座り50cm程で画面を見ることが多いので、PC用の4Kモニターには40インチ未満の小さな画面サイズが数多くあります。
テレビは複数人で見ることが多かったり、くつろいで見る関係でPCのように近距離で見ることは少なくなります。

4K化によってテレビを近距離で視聴できるようになったと言っても、地デジの画質がそのままなら視聴距離はフルHDテレビ並みに取らないと画素の粗さが目立ってしまいます

フルHDテレビと同じ距離で見るのなら4Kテレビを購入する意味が無い!

4Kテレビの高解像度化によるもの

テレビは近くで見た方が画面を見る視野角が広がって迫力ある映像になります

そこで4Kテレビの適正視聴距離で地デジが見れるように、高画質プロセッサーを使って画像を処理して綺麗に見せてくれる機能があります。4K放送と同じまでにはならないまでも、わざわざ離れて見なくても良くなります。本来綺麗な地デジを超綺麗にして見せてくれます。

地デジの解像度(横×縦)は1440×1080です。

テレビの解像度はフルHDが1920×1080で、4Kになると3840×2160に解像度が上がります。

テレビの解像度に対して地デジの解像度が低いのはデータ通信量の節約が目的になります。

従来、衛星放送はフルハイビジョン1920×1080で放送していたのですが、4K放送が始まるのをきっかけに4K放送にデータ量を割くためにNHKBSプレミアムとWOWOWを除き、多くの衛星放送が地デジと同じ1440×1080に画質を落としました。

地デジの放送画素をフルHDで映す場合は画素を横方向に1.3倍に増やして映しています。4Kの画素に合わせる場合は更に2倍(計2.6倍)に増やす必要があります。そのままアップスケールしてもフルHD並みのハズですが、視聴距離の関係で大画面の4Kテレビでは汚く見えてしまいます。

そこで4Kの高解像度を活かして地デジの映像を引き延ばす工程で高画質プロセッサーにより地デジの1画素を隣接する画素や前後のフレームとつながりが良くなるように解析して綺麗な画素を作る技術がアップコンバートになります。

地デジをアップコンバートして超綺麗になるテレビもあれば、反対により汚くなってしまうテレビがあります。高画質プロセッサーの違いやアップコンバート技術の差が出てしまいます。

4Kテレビで地デジを綺麗に見る場合は、高画質プロセッサーの性能の良いものを選択することがベストであり、格安4Kテレビなどアップコンバートに対する技術投入をセーブしてコストカットしているものを見定める必要があります。

アップコンバートの味付けはメーカーで違いがあり、画質には好みがあるので、店頭などで地デジの映像を見比べてテレビを選びたいところです。

各メーカーの高画質プロセッサー(映像処理エンジン)

各メーカーの高画質プロセッサー(映像処理エンジン)

2021年モデルになると更に映像処理技術の向上が図られています。

2021年モデルの映像処理エンジンについては関連記事で紹介しています。

広告

4Kテレビのアップコンバート機能

Photo by Ashley Byrd on Unsplash

大手メーカーのアップコンバート機能は秀逸であることは間違いありません。本来綺麗な地デジを4Kテレビの視聴距離でも綺麗に見れることで、初めて4Kテレビを購入する意味が出てきます。

これまで見ていたフルHDテレビも十分だと思っていても、性能の良いアップコンバートにより4Kテレビで見てしまうと、4Kテレビのアップコンバート以外の映像技術の高さも絡んできて、フルHDテレビが汚く見えてしまいます。

各メーカーのアップコンバート機能には以下のものがあるので参考にしてください。

ソニー 4K X-Reality PRO

ソニー(SONY)のアップコンバート機能は秀逸だと評判です。
『4K X-Reality PRO』は地上デジタル放送を超解像処理した上で、4K映像に変換して高品位な4K映像に作りかえる技術だとしています。

細かな線のカクカク感が増してしまわないように繊細に描画できる高画質プロセッサーを搭載しています。

ソニーの高画質プロセッサーは2種類あり、有機ELモデルやハイエンド液晶モデルに搭載させるX1 Ultimateとエントリー液晶モデルから搭載されるHDR X1です。

ソニーの4Kテレビで地デジを綺麗にしてくれる『4K X-Reality PRO』を楽しむならHDR X1を搭載したモデルでも大丈夫です。
エントリーモデル【4K液晶テレビX8000Hシリーズ】なら10万円程度からの価格帯になりますが、格安4Kテレビにはない高機能なモデルで満足度の高いテレビだと思います。

メーカー別4K液晶モデル一覧

パナソニック 4Kファインリマスターエンジン

パナソニックのアップコンバート機能は『4Kファインリマスターエンジン』と呼ばれています。ソニー『4K X-Reality PRO』と同様ですが、映像を部分ごとに解析処理して綺麗な画質を作ります。

画質は4Kアップコンバート機能だけでなく、発色のさせ方などメーカーによって味付けが違うように見えます。ソニーの画質はくっきり綺麗に発色良く感じましたが、パナソニックの画質は明るさがありながら自然な発色で優しい感じがしました。

パナソニックの4K液晶テレビを選ぶならスタンダードモデルからの選択により、映像処理エンジンおよび地デジアップコンバート機能の充実が図れます。
スタンダードモデル「VIERA TH-55HX900」ならば、12万円程度ですが地デジも綺麗に見ることができるのでお勧めです。

東芝 地デジAIビューティPRO(Ⅱ)

東芝レグザに搭載するのはクラウドと連携する高画質映像処理エンジンです。インターネットとの接続が前提の機能ですが4Kテレビはこの機能を除いてもインターネットとの接続が欠かせません。

地デジAIビューティPROはクラウドと連携することでクラウド上に構築された番組ごとの画質特性を取得し適切なパラメーターで高画質処理をしてくれます。
この高画質プロセッサーには、地デジのみでなく、衛星放送やネット動画なども高精細でリアルな画像にしてくれる画質処理技術が搭載されています。

まとめ

4Kテレビで地デジが汚い理由は
・4Kテレビは大画面で近い距離で見ることができるため
・地デジの解像度を4Kにする処理性能が低いため
と考えられます。

この対策として、4Kテレビを購入する際にはアップコンバート機能が適切に処理できる高画質プロセッサーを搭載したものを設定し、店頭で地デジ画質を見比べて自分好みの画質のテレビを見つけることが大切です。

タイトルとURLをコピーしました