MLB(メジャーリーグベースボール)では、選手を称える多くの個人表彰を行っています。
イチロー選手や松井秀喜選手などの日本人選手も多くの賞を受賞して来ました。
2023年も大谷翔平選手やダルビッシュ有選手など日本人選手が活躍しています。
2023シーズンは、レギュラーシーズン当初から大谷翔平選手がア・リーグMVP最有力の一人だと評価されています。
また、サイ・ヤング賞も獲得して欲しいと思うのがファンの気持ちでしょう。
本記事では、MLBの各種選手個人賞の種類と大谷翔平選手がサイ・ヤング賞を獲得するにはどの位の活躍が必要なのかを紹介します。
2023シーズンの日本関係メジャー登録選手
※現時点の正確な情報は各放送配信およびサービスサイトで確認の上、ご利用ください。
取り上げるMLBの各種選手個人賞
MLBの選手個人賞には様々なものがあります。
1番話題になるのは各リーグのレギュラーシーズンMVPですが、MVPについては関連記事で選び方について紹介しているので、そちらを参考にしてください。
本記事で紹介する選手個人賞は次の通りです。
サイ・ヤング賞
シルバースラッガー賞
ハンク・アーロン賞
ゴールドグラブ賞
プラチナグラブ賞
エドガー・マルティネス賞
新人王
オールMLB・ベストナイン
2023MLBの各種選手個人賞候補者
2023MLBの各種選手個人賞候補者が発表されています。
各種 | ア・リーグ | ナ・リーグ |
MVP | 大谷翔平(エンゼルス) コリー・シーガー(レンジャーズ) マーカス・セミエン(レンジャーズ) | ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス) ムーキー・ベッツ(ドジャース) フレディ・フリーマン(ドジャース) |
サイ・ヤング賞 | ゲリット・コール(ヤンキース) ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ) ソニー・グレイ(ツインズ) | ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス) ブレイク・スネル(パドレス) ローガン・ウェブ(ジャイアンツ) |
新人王 | タナー・バイビー(ガーディアンズ) トリストン・カサス(レッドソックス) ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ) | コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス) ジェームス・アウトマン(ドジャース) 千賀滉大(メッツ) |
最優秀監督賞 | ブルース・ボウチー(レンジャーズ) ケビン・キャッシュ(レイズ) ブランドン・ハイド(オリオールズ) | クレイグ・カウンセル(ブリュワーズ) スキップ・シューマッカー(マーリンズ) ブライアン・スニッカー(ブレーブス) |
ゴールドグラブ賞は、11月6日(日本時間)に発表されました。→記事下部に記載
プラチナグラブ賞は、11月7日(日本時間)に発表されました。→記事下部に記載
シルバースラッガー賞は、11月10日(日本時間)に発表されました。→記事下部に記載
新人王は、11月14日(日本時間)に発表されました。→記事下部に記載
最優秀監督賞は、11月15日(日本時間)に発表されました。→記事下部に記載
サイ・ヤング賞は、11月16日(日本時間)に発表されました。→記事下部に記載
MVPは、11月17日(日本時間)に発表されました。→関連記事に記載
オールMLB候補者の候補者が発表されています。→記事下部に記載
ハンク・アーロン賞は、12月17日(日本時間)に発表されました。→記事下部に記載
オールMLB・ベストナインは、12月17日(日本時間)に発表されました。→記事下部に記載
サイ・ヤング賞
サイ・ヤング賞は、最も活躍した投手に贈られるものです。
MVPの場合、投手が選ばれることもあり、2014年にナ・リーグMVPのクレイトン・カーショウ投手(ドジャース)が、MVPと同時にサイ・ヤング賞を受賞しています。史上11人目の同時受賞でした。
2021年の大谷翔平選手は二刀流でMVPになったものの、サイ・ヤング賞には届きませんでした。
大谷翔平選手の場合は、二刀流としてMVPを逃した場合でも投手としてサイ・ヤング賞を受賞するケースも考えられますが、できれば両方を受賞して欲しいものです。
2023サイ・ヤング賞
2023サイ・ヤング賞が決定しました。
ア・リーグ
ゲリット・コール(ヤンキース)
ナ・リーグ
ブレイク・スネル(パドレス)
得票内容は次の通りです。
ア・リーグ | 獲得P | 得票内容 |
ゲリット・コール(ヤンキース) | 210ポイント | 1位票30 |
ソニー・グレイ(ツインズ) | 104ポイント | 2位票20、3位票6、4位票3 |
ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ) | 82ポイント | 2位票7、3位票15、4位票4、5位票1 |
カイル・ブラディッシュ(オリオールズ) | 39ポイント | 3位票6、4位票8、5位票5 |
ルイス・カスティーヨ(マリナーズ) | 23ポイント | 2位票2、4位票5、5位票5 |
ザック・エフリン(レイズ) | 19ポイント | 2位票1、3位票2、4位票3、5位票3 |
パブロ・ロペス(ツインズ) | 11ポイント | 4位票5、5位票1 |
ジョージ・カービー(マリナーズ) | 8ポイント | 4位票1、5位票6 |
フランバー・バルデス(アストロズ) | 6ポイント | 4位票1、5位票4 |
クリス・バシット(ブルージェイズ) | 4ポイント | 3位票1、5位票1 |
フェリックス・バティースタ(オリオールズ) | 3ポイント | 5位票3 |
クリス・マーティン(レッドソックス) | 1ポイント | 5位票1 |
ナ・リーグ | 獲得P | 得票内容 |
ブレイク・スネル(パドレス) | 204ポイント | 1位票28、2位票2 |
ローガン・ウェブ(ジャイアンツ) | 86ポイント | 1位票1、2位票17、3位票1、4位票2、5位票4 |
ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス) | 68ポイント | 1位票1、2位票3、3位票11、4位票5、5位票6 |
スペンサー・ストライダー(ブレーブス) | 64ポイント | 2位票6、3位票9、4位票5、5位票3 |
ジャスティン・スティール(カブス) | 32ポイント | 2位票1、3位票2、4位票8、5位票6 |
ザック・ウィーラー(フィリーズ) | 28ポイント | 3位票4、4位票5、5位票6 |
千賀滉大(メッツ) | 15ポイント | 3位票3、4位票3 |
コービン・バーンズ(ブリュワーズ) | 13ポイント | 2位票1、4位票2、5位票5 |
サイ・ヤング賞の決め方
サイ・ヤング賞は、Baseball Writers’ Association of America(全米野球記者協会/BBWAA)に所属する記者の投票で決まります。
投票を行う記者は、各リーグ30人が選出されます。
投票する記者は、各リーグのサイ・ヤング賞を1位〜5位まで順位を決め投票します。
各記者の投票内容はBBWAAの公式サイトで発表されます。
オープンなところもアメリカならではです。
投票順位によって獲得できる点数は次の通り。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
---|---|---|---|---|
7点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
2022年サイ・ヤング賞投票結果・・・上位5選手
2022年のア・リーグ サイ・ヤング賞は ジャスティン・バーランダー投手でした。
最多勝(18勝)、最優秀防御率(1.75)のタイトルを獲得、最多奪三振(185)はゲリット・コール(257)が獲得し、投手3冠とはなりませんでしたが、満票での受賞となりました。
28登板18勝4敗、防御率1.75
最多勝、最優秀防御率のタイトルを獲得
これまでMVP1回(2011年)、サイ・ヤング賞2回(2011年、2019年)、新人王(2006年)と栄光の道を歩んできた同選手ですが、2020年終盤にトミージョン手術を受け2021年は登板せずに再起に挑んだ2022シーズンでした。
2022年のナ・リーグ サイ・ヤング賞は、サンディ・アルカンタラ投手でした。
こちらも満票での受賞となっています。
32登板14勝9敗、防御率2.28
最多勝、防御率(2位)ともにタイトルを獲得していませんが、6試合の完投を含め、228.2回(1位)の投球回数が評価されたところです。
1995年生まれの若手で、これまでの受賞はありませんが、今後も賞レースに出てくると考えられます。
大谷翔平選手がサイ・ヤング賞を獲得するには、誰もが認める満票となるような実績を残すことが大切になって来そうです。
大谷翔平選手は、2023シーズンは中5日の登板間隔を基本にしており、崩れることがないので、1試合あたりの投球回数はしっかり確保できています。
奪三振、被打率でリーグtopを競う位置におり、評価される成績ですが、加えて最低15勝、防御率2点台前半まで成績を積み上げれば、ア・リーグ サイ・ヤング賞の可能性が高まってくるのではないでしょうか。
また、千賀滉大選手、菊池雄星選手も同様な成績を目指すことでサイ・ヤング賞に近づいて来ると日本は大きく盛り上ります。
ア・リーグ サイ・ヤング賞 得票順位
順 位 | 選手名 (所属チーム) | 得票 合計 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
1 | ジャスティン・バーランダー (アストロズ) | 210 | 30 | ||||
2 | ディラン・シース (Wソックス) | 97 | 14 | 10 | 5 | 1 | |
3 | アレク・マノア (ブルージェイズ) | 87 | 7 | 13 | 10 | ||
4 | 大谷翔平 (エンゼルス) | 82 | 9 | 7 | 12 | 1 | |
5 | フランバー・バルデス (アストロズ) | 14 | 1 | 12 |
ナ・リーグ サイ・ヤング賞 得票順位
順 位 | 選手名 (所属チーム) | 得票 合計 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
1 | サンディ・アルカンタラ (マーリンズ) | 210 | 30 | ||||
2 | マックス・フリード (ブレーブス) | 72 | 10 | 7 | 5 | 1 | |
3 | フリオ・ウリアス (ドジャース) | 66 | 7 | 9 | 5 | 1 | |
4 | アーロン・ノラ (フィリーズ) | 45 | 5 | 6 | 4 | 2 | |
5 | ザック・ガレン (Dバックス) | 45 | 3 | 5 | 6 | 6 |
サイ・ヤング賞発表時期
投票はレギュラーシーズン終了後に投票が終了し、ワールドシリーズが終了した後に発表されます。
投票結果は決まっていますが、一旦最終ノミネート選手が発表され、発表当日にサイ・ヤング賞を受賞する選手が発表されます。
この仕組みは、『MVP、サイヤング賞、 新人王、最優秀監督賞』も同様になっています。
(最優秀監督賞は、本記事では扱いません)
2023年は、次の日程で発表されます。
※SPOTVNOW で11/6(月) ~ 11/17(金)MVP 発表などを無料LIVE配信
2023年の発表スケジュール
ゴールドグラブ賞 | 現地時間11月5日 (日本時間11月6日) ※午前8時半から「ESPN」 の番組内で発表 |
『MVP、サイヤング賞、 新人王、最優秀監督賞』 最終ノミネート選手発表 | 現地時間11月6日 (日本時間11月7日) ※午前8時から「MLBネットワーク」 の番組内で発表 |
年間最優秀 エグゼクティブ | 現地時間11月7日 (日本時間11月8日) ※GM会議の期間中に発表予定 |
オールMLBチームの ファイナリスト | 現地時間11月8日 (日本時間11月9日) ※午前8時から「MLBネットワーク」 の番組内で発表→記事下部に記載 |
シルバースラッガー賞 | 現地時間11月9日 (日本時間11月10日) ※午前8時から「MLBネットワーク」 の番組内で発表→記事下部に記載 |
プラチナグラブ賞 | 現地時間11月10日 (日本時間11月11日) ※ローリングス社主催の ディナー会で発表予定→記事下部に記載 |
新人王 | 現地時間11月13日 (日本時間11月14日) ※午前8時から「MLBネットワーク」 の番組内で発表→記事下部に記載 |
最優秀監督賞 | 現地時間11月14日 (日本時間11月15日) ※午前8時から「MLBネットワーク」 の番組内で発表 |
サイ・ヤング賞 | 現地時間11月15日 (日本時間11月16日) ※午前8時から「MLBネットワーク」 の番組内で発表 |
MVP発表 | 現地時間11月16日 (日本時間11月17日) ※午前8時から「MLBネットワーク」 の番組内で発表 |
ハート&ハッスル賞 | 現地時間11月17日 (日本時間11月18日) |
カムバック賞 | 現地時間11月28日 (日本時間11月29日) |
最優秀リリーバー | 現地時間11月29日 (日本時間11月30日) |
エドガー・マルティネス賞 | 現地時間11月30日 (日本時間12月1日) |
オールMLBチーム ハンク・アーロン賞 | 現地時間12月16日 (日本時間12月17日) |
参考:2022発表スケジュール
2022年は、ワールドシリーズが10月28日〜11月5日で行われ、受賞者は下表の日程で発表されていました。
2022年の発表スケジュール | |
ゴールドグラブ賞発表 | 現地時間11月1日 (日本時間11月2日) |
『MVP、サイヤング賞、 新人王、最優秀監督賞』 最終ノミネート選手発表 | 現地時間11月7日 (日本時間11月8日) |
ハンク・アーロン賞発表 | 現地時間11月9日 (日本時間11月10日) |
シルバースラッガー賞発表 | 現地時間11月10日 (日本時間11月11日) |
新人王発表 | 現地時間11月14日 (日本時間11月15日) |
最優秀監督賞発表 | 現地時間11月15日 (日本時間11月16日) |
サイ・ヤング賞発表 | 現地時間11月16日 (日本時間11月17日) |
MVP発表 | 現地時間11月17日 (日本時間11月18日) |
シルバースラッガー賞
シルバースラッガー賞は、打撃成績を評価される賞で、各リーグの各守備位置[一塁、二塁、三塁、遊撃、外野3人、DH、ユーティリティー]毎に1人が選ばれます。
各チームの監督、コーチの投票で選出されます。
大谷翔平選手は、2021年にア・リーグDHのシルバースラッガー賞に選ばれています。
2023年も有力な選手となります。受賞しました。
2023年シルバースラッガー賞受賞者
2023年シルバースラッガー賞ア・リーグ
ポジション | ア・リーグ |
一塁手 | ヤンディ・ディアス(レイズ)初 |
二塁手 | マーカス・セミエン(レンジャーズ)2年ぶり2度目 |
三塁手 | ラファエル・デバース(レッドソックス)2年ぶり2度目 |
遊撃手 | コリー・シーガー(レンジャーズ)6年ぶり3度目 |
外野手 | カイル・タッカー(アストロズ)初 |
外野手 | フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)2年連続2度目 |
外野手 | ルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)初 |
捕手 | アドリー・ラッチマン(オリオールズ)初 |
DH | 大谷翔平(エンゼルス)2年ぶり2度目 |
ユーティリティー | ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)初 |
チーム | レンジャーズ |
2023年シルバースラッガー賞ナ・リーグ
ポジション | ナ・リーグ |
一塁手 | マット・オルソン(ブレーブス)初 |
二塁手 | ルイス・アライズ(マーリンズ)2年連続2度目 |
三塁手 | オースティン・ライリー(ブレーブス)2年ぶり2度目 |
遊撃手 | フランシスコ・リンドーア(メッツ)5年ぶり3度目 |
外野手 | ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)3年ぶり3度目 |
外野手 | ムーキー・ベッツ(ドジャース)2年連続6度目 |
外野手 | フアン・ソト(パドレス)4年連続4度目 |
捕手 | ウィリアム・コントレラス(ブリュワーズ)初 |
DH | ブライス・ハーパー(フィリーズ)2年ぶり3度目 |
ユーティリティー | コディ・ベリンジャー(カブス)4年ぶり2度目 |
チーム | ブレーブス |
候補者は下記の通り
2023年「シルバースラッガー賞」候補選手
参考:2022年シルバースラッガー賞
Pos | ア・リーグ | ナ・リーグ |
一塁手 | ナサニエル・ロウ | ポール・ゴールドシュミット |
二塁手 | ホセ・アルトゥーベ | ジェフ・マクニール |
三塁手 | ホセ・ラミレス | ノーラン・アレナド |
遊撃手 | ザンダー・ボガーツ | トレイ・ターナー |
外野手 | アーロン・ジャッジ | ムーキー・ベッツ |
外野手 | フリオ・ロドリゲス | カイル・シュワーバー |
外野手 | マイク・トラウト | フアン・ソト |
捕手 | アレハンドロ・カーク | J.T.リアルミュート |
DH | ヨルダン・アルバレス | ジョシュ・ベル |
ユー ティリ ティー | ルイス・アラエス | ブランドン・ドルーリー |
ハンク・アーロン賞
ハンク・アーロン賞は、打撃に優れた選手を表彰する賞です。
基本的に安打・本塁打・打点の打撃三冠をイメージした評価となります。
決め方は、各チーム3名の候補が選出され、ファン投票で受賞が決まります。
2023年ハンク・アーロン賞受賞者
2023年ハンク・アーロン賞受賞者は、次の通りとなりました。
ア・リーグ | 成績 |
大谷翔平 (エンゼルス→受賞時ドジャース) | 135試合 打率.304 44本塁打 95打点 出塁率.412 OPS1.066 |
ナ・リーグ | 成績 |
ロナルド・アクーニャJr. (ブレーブス) | 159試合 打率.337 41本塁打 106打点 出塁率.416 OPS1.012 |
2023年ハンク・アーロン賞候補者
ア・リーグ ハンク・アーロン賞候補者
ア・リーグ候補者 | 成績 |
ヨーダン・アルバレス(アストロズ) | 114試合 打率.293 31本塁打 97打点 出塁率.407 OPS.990 |
ヤンディ・ディアス(レイズ) | 137試合 打率.330 22本塁打 78打点 出塁率.410 OPS.932 |
アドリス・ガルシア(レンジャーズ) | 148試合 打率.245 39本塁打 107打点 出塁率.328 OPS.836 |
アーロン・ジャッジ(ヤンキース) | 106試合 打率.267 37本塁打 75打点 出塁率.406 OPS1.019 |
大谷翔平(エンゼルス) | 135試合 打率.304 44本塁打 95打点 出塁率.412 OPS1.066 |
フリオ・ロドリゲス(マリナーズ) | 155試合 打率.275 32本塁打 103打点 出塁率.333 OPS.818 |
コリー・シーガー(レンジャーズ) | 119試合 打率.327 33本塁打 96打点 出塁率.390 OPS1.013 |
マーカス・セミエン(レンジャーズ) | 162試合 打率.276 29本塁打 100打点 出塁率.348 OPS.826 |
カイル・タッカー(アストロズ) | 157試合 打率.284 29本塁打 112打点 出塁率.369 OPS.886 |
ナ・リーグ ハンク・アーロン賞候補者
ナ・リーグ候補者 | 成績 |
ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス) | 159試合 打率.337 41本塁打 106打点 出塁率.416 OPS1.012 |
ルイス・アライズ(マーリンズ) | 147試合 打率.354 10本塁打 69打点 出塁率.393 OPS.862 |
コディ・ベリンジャー(カブス) | 130試合 打率.307 26本塁打 97打点 出塁率.356 OPS.881 |
ムーキー・ベッツ(ドジャース) | 152試合 打率.307 39本塁打 107打点 出塁率.408 OPS.987 |
コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス) | 155試合 打率.285 25本塁打 76打点 出塁率.362 OPS.868 |
フレディ・フリーマン(ドジャース) | 161試合 打率.331 29本塁打 102打点 出塁率.410 OPS.977 |
ブライス・ハーパー(フィリーズ) | 126試合 打率.293 21本塁打 72打点 出塁率.401 OPS.900 |
マット・オルソン(ブレーブス) | 162試合 打率.283 54本塁打 139打点 出塁率.389 OPS.993 |
フアン・ソト(パドレス) | 162試合 打率.275 35本塁打 109打点 出塁率.410 OPS.929 |
参考:2022年ア・リーグ ハンク・アーロン賞受賞者
2022年ア・リーグ ハンク・アーロン賞
アーロン・ジャッジ
(ヤンキース)
打率.311、本塁打62、打点131
2022年ナ・リーグ ハンク・アーロン賞
ポール・ゴールドシュミット
(カージナルス)
打率.317、本塁打35、打点115
ゴールドグラブ賞
ゴールドグラブ賞は、各守備位置で最も守備評価が高い選手を選出する賞です。
各チームの監督、コーチの投票で決まります。
大谷翔平選手は、これまで受賞していません。
イチロー選手は10年連続で10回選出されています。
2023年ゴールドグラブ賞受賞者
2023年ゴールドグラブ賞ア・リーグ
ポジション | ア・リーグ |
一塁手 | ナサニエル・ロウ(レンジャーズ)初 |
二塁手 | アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)2年連続2度目 |
三塁手 | マット・チャップマン(ブルージェイズ)2年ぶり4度目 |
遊撃手 | アンソニー・ボルピー(ヤンキース)初 |
左翼手 | スティーブン・クワン(ガーディアンズ)2年連続2度目 |
中堅手 | ケビン・キアマイアー(ブルージェイズ)4年ぶり4度目 |
右翼手 | アドリス・ガルシア(レンジャーズ)初 |
捕手 | ジョナ・ハイム(レンジャーズ)初 |
投手 | ホセ・ベリオス(ブルージェイズ)初 |
ユーティリティー | マウリシオ・デュボン(アストロズ)初 |
2023年ゴールドグラブ賞ナ・リーグ
ポジション | ナ・リーグ |
一塁手 | クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス)2年連続2度目 |
二塁手 | ニコ・ホーナー(カブス)初 |
三塁手 | キブライアン・ヘイズ(パイレーツ)初 |
遊撃手 | ダンズビー・スワンソン(カブス)2年連続2度目 |
左翼手 | イアン・ハップ(カブス)2年連続2度目 |
中堅手 | ブレントン・ドイル(ロッキーズ)初 |
右翼手 | フェルナンド・タティスJr.(パドレス)初 |
捕手 | ガブリエル・モレノ(ダイヤモンドバックス)初 |
投手 | ザック・ウィーラー(フィリーズ)初 |
ユーティリティー | 金河成(キム・ハソン/パドレス)初 |
2023年ゴールドグラブ賞受賞候補者は下記の通り
プラチナグラブ賞
プラチナグラブ賞は、ゴールドグラブ賞の受賞者のなかから最も守備が上手い選手を表彰するものになります。
2023MLBプラチナグラブ賞は、次の2選手です。
ア・リーグ:
アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)
ナ・リーグ:
フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
2023年ゴールドグラブ賞受賞候補者
参考:2022年ゴールドグラブ賞
参考:2022年ゴールドグラブ賞
ア・リーグ | ナ・リーグ | |
一塁手 | ブラディミール・ ゲレーロ・Jr | クリスチャン・ウォーカー |
二塁手 | アンドレス・ジメネス | ブレンダン・ロジャース |
三塁手 | ラモン・ウリアス | ノーラン・アレナド |
遊撃手 | ジェレミー・ペーニャ | ダンズビー・スワンソン |
外野手 | スティーブン・クワン | イアン・ハップ |
外野手 | マイルズ・ストロー | トレント・グリシャム |
外野手 | カイル・タッカー | ムーキー・ベッツ |
捕手 | ホセ・トレビーノ | J.T.リアルミュート |
投手 | シェーン・ビーバー | マックス・フリード |
ユー ティリ ティー | DJ・ルメイユ | ブレンダン・ドノバン |
エドガー・マルティネス賞
エドガー・マルティネス賞は、最も活躍した指名打者1名に贈られる賞です。
各球団の担当記者、各リーグの広報担当などの投票で選出されます。
2021年、2022年と2年連続ア・リーグは大谷翔平選手が選出されています。
ナ・リーグは、2022年よりDH制を採用したことで受賞対象となりました。
2022年の発表は、現地時間11月28日(日本時間11月29日)でした。
2023年は、現地時間11月30日(日本時間12月1日)に発表されました。
2023年エドガー・マルティネス賞
大谷翔平(エンゼルス)
打率.304、本塁打44、打点95、20盗塁、OPS1.066
2022年エドガー・マルティネス賞
大谷翔平(エンゼルス)
打率.273、本塁打34、打点95
2021年エドガー・マルティネス賞
大谷翔平(エンゼルス)
打率.257、本塁打46、打点100
新人王
新人王(最優秀新人選手賞)は、一定の条件を満たす新人選手が一生に一度だけ獲得できる賞となります。
前年までのMLB通算実績が、次の両条件を満たす選手のみが受賞資格を持ちます。
1)打者なら打席数130以内、投手なら投球回50イニング以内
2)アクティブ・ロースター登録期間が45日以内
※ILなどの出場停止リスト登録中期間は除く。
※セプテンバー・コールアップ(例年9月1日以降)での登録中期間は除く。
新人王とMVPを同時に獲得したのは史上2人おり、その一人は、2001年のイチロー選手です。
2018年のア・リーグ新人王は大谷翔平選手でした。
2023年は、吉田正尚選手(Rソックス)、千賀滉大選手(メッツ)に期待したいところです。
2023MLB新人王
2023MLB新人王は次の通りです。
ア・リーグ:ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)
[150試合出場、打率.255、28本塁打、82打点、10盗塁、OPS.814]
ナ・リーグ:コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)
[155試合出場、打率.285、25本塁打、76打点、54盗塁、OPS.868]
得票内容は下表の通りです。
ア・リーグ | 獲得P | 得票内容 |
ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ) | 150ポイント | 1位票30(満票) |
タナー・バイビー(ガーディアンズ) | 67ポイント | 2位票20、3位票7 |
トリストン・カサス(レッドソックス) | 25ポイント | 2位票6、3位票7 |
ジョシュ・ヤング(レンジャーズ) | 16ポイント | 2位票3、3位票7 |
ヤイナー・ディアス(アストロズ) | 6ポイント | 2位票1、3位票3 |
吉田正尚(レッドソックス) | 3ポイント | 3位票3 |
エデュアルド・ジュリエン(ツインズ) | 2ポイント | 3位票2 |
アンソニー・ボルピー(ヤンキース) | 1ポイント | 3位票1 |
ナ・リーグ | 獲得P | 得票内容 |
コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス) | 150ポイント | 1位票30(満票) |
千賀滉大(メッツ) | 71ポイント | 2位票22、3位票5 |
ジェームス・アウトマン(ドジャース) | 20ポイント | 2位票5、3位票5 |
ノーラン・ジョーンズ(ロッキーズ) | 17ポイント | 2位票2、3位票11 |
マット・マクレーン(レッズ) | 5ポイント | 2位票1、3位票2 |
スペンサー・スティアー(レッズ) | 4ポイント | 3位票4 |
エウリー・ペレス(マーリンズ) | 1ポイント | 3位票1 |
エリー・デラクルーズ(レッズ) | 1ポイント | 3位票1 |
パトリック・ベイリー(ジャイアンツ) | 1ポイント | 3位票1 |
参考:2022MLB新人王
2022年ア・リーグ 新人王
フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
打率.284、本塁打28、打点75、盗塁25
2022年ナ・リーグ 新人王
マイケル・ハリス2世(ブレーブス)
打率.297、本塁打19、打点64、盗塁20
オールMLBチーム、ベストナイン
MLBはシーズン終了後、ファン、メディア関係者、OB選手などの投票により『オールMLBチーム』を選出します。(2019年以降)
NPBのベストナインに相当します。
『オールMLBチーム』は、リーグ関係なく、MLBのベストメンバーで1stチームと2ndチームを選出する形式です。
大谷選手は、2年連続で投手および指名打者で候補となりました。(候補選手はこちらに記載)
2023年「オールMLB」選出結果
2023年オールMLB
【1stチーム】 | 【2ndチーム】 | |
先発 投手 | ゲリット・コール (ヤンキース) | ケビン・ゴーズマン (ブルージェイズ) |
ザック・ギャレン (ダイヤモンドバックス) | ソニー・グレイ (ツインズ) | |
ブレイク・スネル (パドレス) | ネイサン・イオバルディ (レンジャーズ) | |
スペンサー・ストライダー (ブレーブス) | ジョーダン・モンゴメリー (レンジャーズ) | |
大谷翔平 (エンゼルス) | カイル・ブラディッシュ (オリオールズ) | |
救援 投手 | ジョシュ・ヘイダー (パドレス) | デビン・ウィリアムス (ブリュワーズ) |
フェリックス・バティースタ (オリオールズ) | エマニュエル・クラセ (ガーディアンズ) | |
捕手 | アドリー・ラッチマン (オリオールズ) | ジョナ・ハイム (レンジャーズ) |
1塁手 | フレディ・フリーマン (ドジャース) | マット・オルソン (ブレーブス) |
2塁手 | マーカス・セミエン (レンジャーズ) | オジー・オルビーズ (ブレーブス) |
3塁手 | オースティン・ライリー (ブレーブス) | ホセ・ラミレス (ガーディアンズ) |
遊撃手 | コリー・シーガー (レンジャーズ) | フランシスコ・リンドーア (メッツ) |
外野手 | コービン・キャロル (ダイヤモンドバックス) | アーロン・ジャッジ (ヤンキース) |
ムーキー・ベッツ (ドジャース) | アドリス・ガルシア (レンジャーズ) | |
ロナルド・アクーニャJr. (ブレーブス) | カイル・タッカー (アストロズ) | |
指名 打者 | 大谷翔平 (エンゼルス) | ヨーダン・アルバレス (アストロズ) |
2023年「オールMLB」候補選手
参考:2022年「オールMLB」選出結果
参考:2022年オールMLB
【1stチーム】 | 【2ndチーム】 | |
先発 投手 | S.アルカンタラ (マーリンズ) | D.シーズ (Wソックス) |
A.マノーア (ブルージェイズ) | M.フリード (ブレーブス) | |
大谷翔平 (エンゼルス) | A.ノラ (フィリーズ) | |
F.バルデス (アストロズ) | M.シャーザー (メッツ) | |
J.バーランダー (アストロズ) | J.ウリアス (ドジャース) | |
救援 投手 | E.ディアズ (メッツ) | R.ヘルスリー (カージナルス) |
E.クラッセ (ガーディアンズ) | R.プレスリー (アストロズ) | |
捕手 | JT.リアルミュート (フィリーズ) | W.スミス (ドジャース) |
1塁手 | P.ゴールドシュミット (カージナルス) | F.フリーマン (ドジャース) |
2塁手 | J.アルトゥーベ (アストロズ) | A.ジメネス (ガーディアンズ) |
3塁手 | M.マチャド (パドレス) | N.アレナード (カージナルス) |
遊撃手 | T.ターナー (ドジャース) | F.リンドーア (メッツ) |
外野手 | M.ベッツ (ドジャース) | K.タッカー (アストロズ) |
A.ジャッジ (ヤンキース) | K.シュワーバー (フィリーズ) | |
M.トラウト (エンゼルス) | J.ロドリゲス (マリナーズ) | |
指名 打者 | Y.アルバレス (アストロズ) | 大谷翔平 (エンゼルス) |
最優秀監督賞
2023年最優秀監督賞は、11月15日に発表されました。
ア・リーグ
ブランドン・ハイド(オリオールズ)
ナ・リーグ
スキップ・シューマッカー(マーリンズ)
2023年監督賞の得票内容は次の通りです。
ア・リーグ | 獲得P | 得票内容 |
ブランドン・ハイド(オリオールズ) | 144ポイント | 1位票27、2位票3 |
ブルース・ボウチー(レンジャーズ) | 61ポイント | 1位票3、2位票12、3位票10 |
ケビン・キャッシュ(レイズ) | 52ポイント | 2位票13、3位票13 |
ロッコ・バルデリ(ツインズ) | 8ポイント | 2位票1、3位票5 |
ダスティ・ベイカー(アストロズ) | 4ポイント | 2位票1、3位票1 |
ジョン・シュナイダー(ブルージェイズ) | 1ポイント | 3位票1 |
ナ・リーグ | 獲得P | 得票内容 |
スキップ・シューマッカー(マーリンズ) | 72ポイント | 1位票8、2位票8、3位票8 |
クレイグ・カウンセル(ブリュワーズ) | 51ポイント | 1位票5、2位票7、3位票5 |
ブライアン・スニッカー(ブレーブス) | 48ポイント | 1位票8、2位票2、3位票2 |
トーリ・ロブロ(ダイヤモンドバックス) | 42ポイント | 1位票4、2位票5、3位票7 |
デーブ・ロバーツ(ドジャース) | 41ポイント | 1位票4、2位票5、3位票6 |
デービッド・ベル(レッズ) | 13ポイント | 1位票1、2位票2、3位票2 |
デービッド・ロス(カブス) | 3ポイント | 2位票1 |
2023シーズン選手成績
2023年の各リーグの野手・投手の成績は以下の通りとなっています。
まとめ
MLBでサイ・ヤング賞を受賞するには、周囲が有無を言わない程の成績が必要になります。
大谷翔平選手は、『サイ・ヤング賞』『シルバースラッガー賞』『ハンク・アーロン賞』『ゴールドグラブ賞』『エドガー・マルティネス賞』で受賞が期待できます。
2023シーズンに活躍している日本人選手たちが個人賞に選ばれるよう応援していきましょう。
[U-NEXT SPOTV]