東芝 REGZA 4K液晶テレビ新型M550Kと旧型M540Xを比較

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東芝 REGZA 4K液晶テレビM550KがM540Xの後継機として登場しました。
合わせて4K液晶テレビのフラッグシップモデルZ740XSの下位にラインナップされるZ670Kも登場しました。

液晶の技術進化は著しく、有機ELテレビと並べなければ、違いが気になるようなことはないほど、高画質になっています。

液晶テレビはグレード設定も豊富で、ユーザーニーズに合ったモデルを選びやすいことや故障しにくい安定感で人気は衰えません。

東芝M550Kシリーズは、4K液晶テレビのラインナップの中では、標準モデルになってきますが、投入されている技術は2年前のフラッグシップモデル並みのスペックです。

旧型M540Xと比較して、何が変わってきたのかを見ていきます。

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東芝4K液晶テレビ新型M550Kと旧型M540Xの比較

2021年東芝4K液晶テレビのラインナップは

最上位モデル:Z740XSシリーズ
上位モデル:Z670K
標準モデル:M550K

下位モデル:C350X

と揃いました。

新型M550Kと旧型M540Xの両機種を比較すると下表のようになっています。

東芝4K液晶モデル比較

新型M550Kと旧型M540Xの比較

新型M550Kと旧型M540Xの比較表
サイズ展開
液晶パネル
LEDバックライト
映像処理エンジン
4K高画質
美肌高画質
地デジ高画質
ネット動画高画質
広色域復元
カラーイメージコントロール
HDR高画質
HDR信号対応
HDMI
倍速パネル
"音響機能
スピーカー数"
立体音響
録画機能

M550Kのサイズバリエーション

新型M550Kでは、旧型M540Xに設定されていた43インチと50インチが無くなりました。

その代わりに 43インチと50インチ は、これまで無かった上位モデルのZ640Kシリーズに設定されています。

よって、M550Kシリーズには、55インチ,65インチ,75インチが設定されました。

この辺は、メーカーの考え方で戦略的な部分なので問題ないところで、43インチと50インチは上位グレードで選択しても価格差が少なく、グレードの高いモデルを選択することになるので歓迎できる設定にも思います。

50インチアンダーサイズは、最小サイズに43インチが定番サイズになってきています。
ソニー(BRAVIA KJ-43X80J,KJ-43X85J)
パナソニック(VIERA TH-43JX850)
シャープ(AQUOS 4T-C43DN2,4T-C43DL1)
と揃っていてニーズが多いことが判ります。

M550Kの4K液晶パネル

新型M550Kでは、2年前はフラッグシップに搭載されていたパネル直下型LEDにグレードアップしました。

エリアコントロール制御は搭載されなかったものの、ムラのない発色の改善にはかなりの効果が期待できます。

M550Kの映像処理エンジン

M550Kの映像処理エンジンは”レグザエンジンZRⅠ”を搭載しています。

レグザエンジンZRⅠ” は液晶上位グレードのZ640Kシリーズおよび有機EL下位モデルのX8900Kシリーズの新型機種に展開されている映像処理エンジンです。

カラーイメージコントロールが9色軸(M540X)⇒36色軸(M550K)

に高画質化が図られています。

9色軸と36色軸制御の違いは
主にする色数が多いか少ないかの違いで、
絵の具の9色セットと36色セットから
色を作るイメージです。

JamesDeMersによるPixabayからの画像

M550KのHDMI対応

M550Kでは、4K/60P入力対応のeARCに対応しました。

最新ゲーム機やゲーミングPCの4K/120P出力には対応しなかったのは残念です。
上位機種Z640Kには 4K/120P対応なので、50インチアンダーの画面で超接近してゲームを楽しむのもありかもしれません。

M550KのHDRの対応拡張

HDR規格では、HDR10 / HDR10+ / HLG に加えて、 Dolby VisionDOLBY VISION IQが追加サポートされました。

現状では利用頻度の低い部分ですが、着実に進化しています。

M550Kの音響性能

音響面では新たにウーファー1基が追加搭載されました。

M540Xではフルレンジ2基のみだったので、重低音が得意な東芝のテレビとしては、少し物足りなく感じていました。

新型M550Kでは、10Wのフルレンジ2基に対して、20Wのウーファー1基とバランス良く設計されました。

更に立体音響のDolby Atmosに対応したことで、映画もスポーツもよりリアルな臨場感で視聴できるようになりました。

録画機能

録画機能は、タイムシフトマシンを搭載していません。

下位グレードとしては、仕方のない所ですが、搭載チューナー数は、地デジ×3,BS×3,4K×2と現在では標準的になりましたが、2年前までは一部の機種のみの仕様でした。

地デジ・BSのW録画や4Kの裏録ができるなど不便はない仕様になっています。

Rebekka DによるPixabayからの画像
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東芝 REGZA 4K液晶テレビM550Kの魅力

M550Kシリーズは、安価設定な標準モデルながら高性能になりました。

2年前なら液晶フラッグシップモデルだと言っても良いほどの設計です。

直下型LED,4K・地デジ・ネット動画はじめ各種コンテンツの映像を高画質化できる高性能エンジンを搭載し、eARC対応、HRD規格対応の拡充、ウーファー搭載、立体音響Dolby Atmos対応、十分な録画機能とスペックの充実は標準グレードとして不足ないものになっています。

パナソニック(Panasonic),ソニー(Sony),シャープ(Sharp)の3強になっている現状ですが、純国産メーカーが外資メーカーに逆転される日は、すぐそこまで来ているようにも感じます。

2021.08.19調べ

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まとめ

東芝は、4K液晶テレビを4グレード投入しました。

他社と比較した場合、タイムシフトマシンと言う東芝独自の連続録画機能を持ったZ740XSシリーズはプレミアムなグレードと考えられます。

そうなると洗練されたZ670Kが上位グレードとなり、M550K,C350Xと3グレードで他社と競合する体制が整ったように感じます。

今回比較したM540X→M550Kへのスペックアップは技術進歩を感じるところで、まだまだ液晶技術も極まっているわけではなく、更なる進化が期待できるのだとも感じました。

M550Kシリーズの特長

  • 直下型LED
  • 4K・地デジ・ネット動画はじめ各種コンテンツの映像の高画質化エンジン
  • eARC対応
  • HRD規格対応の拡充
  • ウーファー搭載
  • 立体音響Dolby Atmos対応