WECの車両クラスとドライバーランク【4輪自動車 FIA世界耐久選手権】

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WECは4輪自動車の世界耐久レースの事ですが、形の違う車両が入り乱れて走行していて、明らかに性能が違うことも見ていて判ります。

※WEC=World Endurance Championship

なぜ違う性能の車両が走行しているのか疑問に思います。

そして車両によって運転できるドライバーランクも決まっています。

本記事では、WEC世界耐久選手権に出場する車両クラスとドライバーランクについて紹介します。

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WECでの車両クラスとドライバーランク

WECの車両クラスは全4クラスです。

【Hypercar】
【LMP2】
【LMGTE Pro】
【LMGTE Am】

それぞれのクラスの車両には規定があるとともに、運転できるドライバーのランク(格付け)にも制限が定められています。

【Hypercar】(Le Mans Hypercar/LMH)

【Hypercar】はWECの最上級クラスです。

2020年までの【LMP1】が【Hypercar】に代わりましたが、2021年は昨年までの非ハイブリッド【LMP1】車両の参加も認められていました。

【LMP1】よりもコクピット、ウインドスクリーンが拡大
最低車重は1030kg
全長は5,000mm以下
全幅2,000mm以下
全高は1,150mm以下
全面投影面積が1.6m ²以上
排気量、気筒数等は自由
ハイブリッドシステムを搭載する場合はフロントアクスルを駆動
タイヤはミシュランのワンメイク
と言ったところです。
ゼッケンベースはレッド
ブロンズドライバーは参加できません

【LMP2】(Le Mans Prototype 2)

【LMP2】はプライベーター向けのプロトタイプカテゴリーになります。

予算制限を設けることによって資金差による不公平を最小化するバジェットキャップ制が導入されています。

指定4社が製造する上限が定められた価格のシャシー
エンジンはワンメイク(指定された4.2リッターのV8自然吸気エンジン)
クローズドボディ
全長4,750mm以下
全幅1,800mm以上1,900mm以下
全高1,050mm以上
最低車重は930kg
燃料タンク最大容量75リッター
ゼッケンベースはブルー
シルバーまたはブロンズドライバー1名が含まれている

【LMGTE Pro】(Le Mans Grand Touring Endurance Pro)

【LMGTE Pro】はGTカーの耐久世界一を競うプロチームのためのGT上級カテゴリーです。
自動車メーカーのワークスチームが凌ぎを削るクラスです。

最低重量、燃料タンク容量、リアウイングの高さ、エアリストリクター、ターボブースト圧等は性能調整(BoP:Balance of Performance)の適用を受け車両ごとの性能差の違いによる不公平を解消します。

4輪駆動は禁止
トラクションコントロールの装備は可能
ブレーキディスクは鉄ベース合金製
エンジンは同一メーカーの量産車に搭載され、300台以上が生産された量産エンジンがベース。
自然吸気エンジン5.5リッター以下、過給機付きエンジン4リッター以下
ゼッケンベースはグリーン
ドライバー編成は自由

【LMGTE Am】(Le Mans Grand Touring Endurance Am)

【LMGTE Am】は、アマチュアドライバーのカテゴリーでエントリー台数が最も多いクラスになります。

車両は【LMGTE Pro】の1シーズン前の車両か、前シーズン車両の仕様に完全準拠

ゼッケンベースはオレンジ

ドライバー編成にはブロンズドライバー最低1名と、ブロンズかシルバーのドライバー1名を含める

ドライバーランクについて

ドライバーには、【プラチナ】【ゴールド】【シルバー】【ブロンズ】の4つのランク(格付け)があります。

【プラチナ】

・F1スーパーライセンス保持経験者
・ルマン24時間レースのルマンGTエンデュランス プロクラス以上の優勝経験者
・WECプロクラス優勝経験者
・国際F3000またはCART、インディカー、GP2などで年間5位以内
・国際F3選手権で年間3位以内
・ポルシェスーパーカップでチャンピオンを獲得
などの戦績を2つ獲得しているドライバー

【ゴールド】

A1GP、GP3、ルノーV6、スーパーリーグ、ユーロカップFR2.0、インディライツなどで年間3位以内
F3、FR2.0、アトランティック、ユーロV8シリーズなどで年間3位以内
DTM、BTCC、Super GT選手権などで年間3位以内
FIA GT、ブランパンGT、FIA-GT1、FIA-GT3、FIA GT3ヨーロッパ選手権などの優勝経験

【シルバー】

【プラチナ】【ゴールド】以外の30歳未満のレーサーで、
国際選手権またはシリーズで優勝経験者
非プロ級のシリーズ優勝者
メーカー主催ワンメイクレースシリーズ優勝者

【ブロンズ】

ライセンス発行時30歳以上でシングルシーターで経験がない
30歳未満でライセンスを1年以上保持して、レース経験が5戦以下のアマチュア

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2022シーズンFIA世界耐久選手権の開催日程

2022シーズンのFIA世界耐久選手権の開催日程(予定)は、全6戦が計画されています。

開幕戦はセブリング1000マイル(アメリカ)

第2戦にスパ・フランコルシャン6時間耐久(ベルギー)

第3戦にル・マン24時間耐久(フランス)

第4戦はモンツァ6時間レース(イタリア)

第5戦は富士6時間耐久(日本)

第6戦はバーレーン8時間レース(バーレーン)

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2022WEC耐久レースの放送配信

2022年のWEC全6レースをJSPORTS(J スポーツ)が放送配信してくれます。

視聴料
月額税込
放送/配信
ダイジェスト含
オンデマンド
再配信
NHK無料
(契約料あり)
JSPORTS※2,944円

JSPORTS
オンデマンド

2,640円
ジャンルパック
1,980
Amazon
Prime
チャンネル
2,178円
DAZN3,000円
年契27,000円
GAORA
sports
※1,749円
Hulu1,026円
※スカパー!基本料金429円/月を加えています。

放送で見る場合(スカパー)

BSなどの放送で見る場合は、JSPORTSになってきます。

スカパー!に加入すると契約が簡単です。

J SPORTS1,2,3,4(BS242,BS243,BS244.BS245)

視聴料は月額 2,515円 税込となり
別途スカパー基本料 月額429 円 税込 がかかるので実質 月額 2,944円 税込です。
※スカパー基本料金は複数のチャンネルを契約しても 429 円/月(税込) です。
※加入月は無料です。

関連サイト:スカパー!

スカパーの各種モータースポーツ放送配信まとめ
スカパーの各種モータースポーツ放送配信まとめ

配信で見る場合(J SPORTSオンデマンド)

配信で見る場合はJSPORTSオンデマンドになります。

J SPORTSオンデマンドは、スカパー!に加入しなくても単独で契約が可能です。

視聴料は、『モータースポーツパック』1,980円/月 税込です。
U25対象の割引では、半額の月額 990円 税込で視聴できます。

J SPORTSオンデマンドには、スポーツ全般が視聴できる『総合パック』 があり、割安な 月額 2,640円 税込で利用することができます。

J SPORTSオンデマンドは、スポーツジャンルで分けたパックが割安なので、決まったジャンルのスポーツを見るには、ジャンル限定のパックを選択した方がお得です。

配信で見る場合( Amazon Prime Video )

Amazon Prime VideoにはJSPORTSチャンネルが設定されています。

JSPORTSオンデマンドの配信をAmazon Prime Videoの中のコンテンツとして視聴できるものです。既に Amazon Prime会員の方は、視聴料の支払い手続きが簡単なので利用しやすいメリットがあります。

Amazon PrimeのJSPORTSチャンネルは14日間の無料体験があるので試すことができます。

無料体験後に継続視聴する場合は2,178円/月 税込となります。

J SPORTSオンデマンドの『総合パック』 月額 2,640円 税込よりも安く利用することができます。

その理由は、「一部ご覧いただけない番組がございます」となっている点なので放送確認は必要です。

それぞれのサービスの違いについては関連記事で紹介しているので、良ければ読んでください。

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まとめ

2022年WEC世界耐久レースは、3月18日に開幕します。

全6戦を世界各地で開催予定です。

ハイパーカークラスでは、トヨタに加え、プジョーも参戦してきます。

更に2023年にはフェラーリも参戦してくる盛り上がってきそうなクラスです。

JSPORTSで配信すると思われます。

先ずはJSPORTSを無料体験する方法があるので試して見ては如何でしょうか。