プロジェクターで天井に映像を投影するプロジェクションが大人気です。
寝転がって天井の映像を見るのって、異次元を見ているようで、大人も子供も大好きなはずです。
今回はXGIMI Elfinを使って天井投影を実施したので紹介します。
プロジェクターでの天井投影
天井投影は、バッテリー搭載のプロジェクターを布団の上に置いて利用するイメージがありました。
今回は、バッテリー非搭載のXGIMI(エクスジミー)Elfinを使って天井投影してみましたが、意外に使い易いことが判りました。
XGIMI Elfinの仕様
XGIMI Elfinは、最大800ANSIルーメンのLED輝度を持つ、高性能フルHDプロジェクターです。
筐体がコンパクトで軽量なところが特徴で、厚み約50mm,約0.9kgとなっています。
Elfinの天井投影方法
XGIMI Elfinを小型三脚で設置してみた結果、筐体の重心が小型三脚の支持ポイントに近いことで安定して上向きに支えることができました。
重たいプロジェクターで上向きに固定した場合には、重心が支持ポイントから遠くなることで、三脚に必要な強度が大きくなってきます。
今回は小型三脚にプロジェクターを設置して、低い位置に設置することにしました。
何かの拍子に転倒させてしまってもダメージが少なくできると考えたからです。
※今回使用した三脚は「ULANZI MT-16」と言う製品です。
三脚のレビューは別記事で紹介しています。
また、低い位置にプロジェクターを置いた方が天井に投影した画面サイズを大きくすることができます。
投影距離と投影サイズの関係は下表の通りです。
投影サイズ(幅)=投影距離÷投影比(Elfinは1.2:1です)
寝転がるところをベッドとした場合、プロジェクターを設置する位置は、足元側/頭側/側面のどの方向からでも対応可能です。
Elfinの映像方向
天井に投影する場合、映像の向きが反対になってしまうことがありますが、設定で映像を反転することが可能です。
Elfinの場合、設定画面のプロジェクターの位置設定で、画面の向きを変えられます。
寝転がって見やすい映像の向きに調整します。
Elfinの台形補正が活躍
Elfinは投影画面の歪みを検知して、自動的に水平・垂直ともに台形補正してくれます。
プロジェクターの光軸を見やすい視聴位置にするには、何回か投影位置の調節が必要になってきます。
この時にElfinの水平/垂直両方の台形自動補正機能が活躍します。
傾いている映像が台形自動補正で長方形の投影に調整されます。
自動だけで上手く調整できるわけではないのですが、光軸を動かす毎に自動補正してくれるので、投影している位置が正しいのか把握し易くて便利です。
Elfinの操作はリモコン
Elfinの操作はリモコンです。
リモコンは赤外線ではなく、ブルートゥース通信を利用しているので、リモコンをプロジェクターに向ける必要はありません。
プロジェクターの場所が見えなくても操作でき、どこに向けても反応が良い点が嬉しいところです。
関連サイト:XGIMI Elfin
天井投影でXGIMI Elfinを使った感想
プロジェクターで投影するには、スクリーンが必要になります。
その点、天井投影の場合、天井面が白色であればスクリーンにできるので、別途スクリーンの設置が要りません。
主に投影している天井は白色ですが地模様(凹凸)があります。
多少の凹凸は投影する映像に大きな影響を与えるほどではありませんが、気になる方も居られるかもしれません。
スクリーンじゃないんだからと割り切れば問題ないと思いますし、私自身は全く気になりません。
別に正規のスクリーンを立てる手間を考えると1日中見るなどの場合以外なら天井スクリーンを活用します。
XGIMI Elfinには、3WのHarman/Kardon製スピーカーが2基搭載されているので、別のスピーカーが無くても十分な音質で楽しむ事ができる点でも重宝しています。
頭上にプロジェクターが来るように、寝転がって見上げて見るのが、映像と音のバランスが良いように感じています。
XGIMI Elfinは、どこに持って行っても電源あって・通信ができれば気軽に利用できるので、家族でお気に入りのアイテムとなっています。
まとめ
XGIMI Elfinは、据置型に分類されるプロジェクターなのかもしれませんが、バッテリーを搭載しない分軽量です。
さらに重心が低いコンパクト筐体によって、三脚の上で投影位置を調整しても安定しています。
テレビじゃできない幻想空間をXGIMI Elfinで作り出して楽しめます。