ケーブルテレビでもBSアンテナを設置する理由!複数のテレビでBSチャンネルを利用する人向け

4K受信/視聴
Photo by Jacques Bopp on Unsplash

ケーブルテレビを利用していて複数台のテレビでBS/CSチャンネルを利用する場合について紹介していきます。

ケーブルテレビを利用していて、BS/CSチャンネルを利用する場合、BSパススルーが採用されているケーブルテレビ局であればテレビが増えても問題ありませんが、地デジパススルーのみのケーブルテレビ局の場合はBSを見るテレビの数だけSTBが必要な場合があります。

※BSパススルーとは、受信した情報がテレビのチューナで見れる電波を送信している状態
※地デジパススルーも同様。
※STBとは、セットトップボックスのことで、ケーブルテレビを経由してデジタル多チャンネル放送を受信する専用の受信機でパススルーでない電波を見れるようにするチューナーの役割を果たすもの

ケーブルテレビ局がBSパススルー方式を提供している場合には、この記事は参考になりません。

【本記事が参考になる方】

☑ BSパススルーでないケーブルテレビ局を利用している/する方
☑ BSまたはCSを視聴している/する方
☑ BSアンテナを設置しようか迷っている方
☑ ケーブルテレビでのラニングコストを知りたい方

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ケーブルテレビの視聴料金

地上波パススルーのみのケーブルテレビ局を利用する場合のテレビ視聴料金の例ですが

① 地上波利用:1,600円/月

② 地上波+BS利用:2,600円/月

③ 地上波+BS利用+CS32チャンネル:3,900円/月

④ 地上波+BS利用+CS44チャンネル:4,500円/月

となっています。(金額は近似額に丸めています)

①の地デジ利用の場合は、STBを必要としませんが、①以外ではSTBが必要になります。

STBは買い取りまたはレンタルが普通で、4K対応 or 非対応,録画機能有 or 無などで価格が違います。

利用状況

利用状況としては

【地デジ】

地デジパススルーのみなので、ケーブルテレビ局からのアンテナケーブルを分配して、複数台のテレビで地上波放送を見ています。

【BSとCS】

BS/CSは、BSアンテナを設置して、そのケーブルを分配して複数台のテレビでBS/CS利用しています。

【参考図:2台のテレビ+レコーダーでのアンテナ配線】

右旋・左旋対応のBS・CS受信システム




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ケーブルテレビでもBSアンテナを設置する理由

BSアンテナを設置した理由は、その方が安いからです。

自宅には3台のテレビがあって、どれでも地デジとBSが見たいので、ランニングコストが安くなるBSアンテナ設置を選択しました。

【BSアンテナを設置した場合】

BSアンテナを4万円(例)で設置

・ケーブルテレビは地デジパススルー

地デジ1回線の費用約1,600円/月のみ

・BSはNHK受信料が必要ですが、基本的に無料

【STBを利用してBSを視聴する場合】

ケーブルテレビでSTBを使う

BSチャンネルの視聴は、2,600円/月・台、3台7,800円(STBの費用は無視)

BSアンテナとSTBの比較テレビ1台)】

テレビ1台の使用で比較しても5年間で20,000円の差が出てきます。

項目BSアンテナ設置ケーブルテレビSTB利用
BSアンテナ設置費用40,000円0円
STB利用料1,600円/月(19,200円/年)2,600円/月(31,200円/年)
1年間コスト59,200円31,200円
5年間コスト136,000円156,000円

【BSアンテナとSTBの比較テレビ3台

3台のテレビで地デジとBSチャンネルを見る場合

ケーブルテレビのSTBを利用した場合には7,800円/月

BSアンテナを設置した場合には1,600円/月

・差額は+6,200円/月

1年目のコスト差は34,400円,5年目になると332,000円と大きな差になってしまいます。

BSアンテナ設置ケーブルテレビSTB利用
BSアンテナ設置費用40,000円0円
STB利用料1,600円/月(19,200円/年)7,800円/月
1年間コスト59,200円93,600円/年
5年間コスト136,000円468,000円

これだけの金額差を考えたら、5年毎にアンテナを取り換えても良いくらいの差が出てしまいます。

差額を考えれば、どこの業者で工事をしても、BSアンテナを設置した方がお得なのは明白です。

ただ、直ぐに決断する必要は無いのでアンテナ専門業者の見積もりを見てから決めれば良いと思います。

BSアンテナは専門業者に電話すれば無料で現地調査や見積りをしてくれます。

ケーブルテレビの方が安い場合も

とは言っても、ケーブルテレビが高いだけとは限りません。

ケーブルテレビには有料のCSチャンネルを格安なセット(④地上波+BS利用+CS44チャンネル:4,500円/月)で提供するプランが存在するからです。

スカパー!基本プラン(50ch,約4,300円/月)の比ではないくらいお得に感じます。

地デジのみのプラン(1,600円)に対して+3,000円も増えないのに、好みの有料チャンネルが多数提供されています。

④のCS44チャンネルの主な構成

JSPORTS1,JSPORTS2,JSPORTS3,スカイA,GAORAsports,日テレG+,TBS1,TBS2,テレ朝1,テレ朝2,フジテレビONE,フジテレビTWO,日テレNEWS24,スーパー!ドラマTV,WOWOWプラス, 釣りビジョン,ゴルフネットワーク,日本映画専門チャンネル,映画・チャンネルNECO,ファミリー劇場,アニマックス,キッズステーション,ミュージック・エアなど

スカパー!基本プランは、2台目、3台目の視聴が無料です。

ただし、JSPORTS(2,515円/月)はスカパー!基本プランにはありません。

JSPORTSが無くても満足できる場合は、、スカパー!基本プランがお得です。

スカパー!基本プランとJSPORTSの両方を利用する場合の視聴料金になると大きな差はありません。

JSPORTSは、約2,500円/月であらゆるスポーツを放送配信しているチャンネルで、野球やモータースポーツ,サイクルスポーツ,ウィンタースポーツが好きな方は絶対に見れるようにしておきたいチャンネルです。

【テレビ3台で利用した場合の視聴料比較(スカパー!基本プラン使用)】

項目ケーブルテレビBSアンテナ設置
①地デジ
(1,600円)
約1,600円/月約1,600円/月
②地デジ
+通常BSチャンネル
(2,600円)
約7,800円/月約1,600円/月
③地上波+BS利用
+CS32チャンネル
(3,900円)
約11,700円/月4,300円/月
(スカパー基本プラン)
③地上波+BS利用
+CS44チャンネル
(4,500円)
約13,500円/月約10,900円/月(※1)
※1:スカパー!基本プラン+JSPORTS

スカパー!基本プランとJSPORTSを利用した場合、
スカパー!基本プランは3台まで約4,300円/月(2-3台目が無料)
JSPORTSは3台で5,000円/月(2-3台目が半額)
◆合計9,300円/月+地デジ視聴料1,600円/月
となります。



まとめ

テレビ複数台でBSチャンネルを利用する場合において、BSパススルー方式のサービスでない時はBSアンテナを設置する方が相当(5年で30万円近く)お得です。

ただし、ケーブルテレビの有料チャンネルには、お得なチャンネルセットがあるので、見たいチャンネルによってはケーブルテレビがお得な場合もあります。

BSアンテナは初期に設置費用が掛かりますが、一度設置してしまえば、ランニングコストは発生しないので、BSパススルーでない場合はBSアンテナの設置をおすすめします。

BS放送の視聴環境を整えるには、プロに任せるのも一案です。
参考記事『無料見積りできるBSアンテナ業者を比較!不要な出費は減らしたい』に業者の選び方を記したの読んでください。

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