ご飯が甘くて美味しい!炎舞炊きNW-KB10圧力IH炊飯ジャー

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7年ぶりに炊飯器を更新して象印圧力IH炊飯ジャー【炎舞炊き】NW-KB10を購入しました。

気のせいなのか?思い込みなのか?真実なのか?【炎舞炊き】で炊いたご飯が美味しすぎます。

栄養を考えなければ、おかずがなくても大丈夫、ご飯だけで食べたくなります

【炎舞炊き】だけがずば抜けて美味しいご飯を炊けるわけではありません。

美味しくご飯を炊くための技術が進歩しているのでしょう。

特に各メーカーのフラッグシップ機種は、メーカーが研究したノウハウが詰まってた圧力IH炊飯ジャーとなっています。

毎日食べるご飯を美味しくするために、どんな技術が使われているのか調査してみました。

美味しいお米なら美味しいんじゃないの?

精米前のお米を専用冷蔵庫で保管して、炊飯する前に必要分を精米しておられる農家の方も多くおられます。

やはり刈りたての新米は農家の方でも美味しいと言われます。

お米の劣化が少なければ、美味しいご飯を維持できるのです。

しかし一般家庭ではスーパーで好みの銘柄や産地、収穫年などのお米を購入して食べています。

一般家庭の楽しみとして多様な銘柄の中から、好みの味で愛着が持てるお米を見つけることができます。

高級炊飯器は、多様な銘柄に対応した炊飯を工夫や自動調整できる機能があるので、どのように炊飯すればより美味しくなるのかを探求できます。

美味しいと言われるお米=好き ではなく、自分がこだわる銘柄を探したいものです。

高性能な圧力IH炊飯ジャーの特徴

IHだからムラなくハイパワー

IHとは[induction heating ] の略で日本語で言えば電磁誘導加熱です。

IHによって発生させる電磁力を使って炊飯釜自体を発熱させるため、加熱ムラの少なくすなります。エネルギー熱効率が良く、制御しやすいので、自在な調整が可能になります。当然省エネにもなります。

最近の炊飯ジャーはIHの制御性の良さを利用して、IHを炊飯器内部の複数個所に分割して配置することで、IH毎に局部的に制御して温度差を作り出すことで釜の中の対流を促進しお米を踊らせます。

炊飯ジャーはIHで釜を加熱することがポイントなのですが、IHをどのように使うかが差別化となっています。

圧力がお米の食感を作り出す

圧力の増圧/減圧を操り、多様な食感を作り出すことができます。

水の沸点は1.2気圧で105度、1.5気圧で112度に変化します。

高圧にして水の温度が上昇することでもお米を変えれますし、高圧後に減圧すると沸点が下がるので煮沸状態を変えてお米を撹拌させることができます。

パナソニックのIH炊飯【Wおどり炊き】SR-VSX100

パナソニックの【Wおどり炊き】SR-VSX100を紹介します。

『旨さを引き出し閉じ込め 1年中新米のようなおいしさに。』と謳っています。

【Wおどり炊き】と言う名前のとおり、お米をおどらせるWの機能が大きな特徴です。

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大火力おどり炊き

一つ目は、全面発熱6段IHと強力なIH構成で発揮する大火力による機能です。

1段目:ふた,2~4段目:側面,5段目:底側面,6段目:底面 の構成になっていて、

1段目はふたIHで温度が下がりやすい上面の加熱を制御します。

5段目と6段目のIHは0.04秒で切り替えする特別な制御でお米をおどらせます。

可変圧力おどり炊き

二つ目は加圧と減圧を繰り返す可変圧力による機能です。

加圧減圧の理由は科学的な法則により圧力を上げ下げすることで沸騰温度を変化させることができすからです。

可変圧力機能では1.2気圧に加圧して105℃に上昇させ高温加熱し、次に減圧して煮沸力を上げてお米をおどらせます。

その他の機能

パナソニックは抜け目なく技術を組み合わせて魅力的な製品を作り出します。

どんな製品もパナソニックなら後悔しないと言っても良いほど商品戦略が秀逸で高品質で高機能な製品を提供する国内No1のメーカです。

そんなパナソニックなので他にも色々な機能を投入しているので紹介したいと思います。

鮮度センシング

先に記しましたが、農家の方は新米を玄米で専用冷蔵庫で保管し、炊飯する時に炊飯分を家庭で精米される方が多くおられます。

図.アイリスオーヤマ40銘柄対応精米機 RCI-B5-W

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お米は鮮度が高い方が美味しいんです。

精米後には冷暗所で保存した方が良いのですが、常温保存では2週間後に含水率が12%以下に乾燥してしまいます。

パナソニックの鮮度センシングは、釜の中のお米の鮮度を感知して、乾燥したお米でも新米のように炊き上げられるように圧力を調節して美味しく炊飯してくれる機能です。

220℃ 高温スチーム

高温スチーム機能は7年間使用してきたスチームIHジャー炊飯器 SR-SB182(2013年購入)の売りになっていました。

SR-SB182では『130℃スチームで、ふっくら銀シャリ』と謳っていましたが、7年経過した現時点では220℃に上昇しました。

追い炊き・蒸らしの工程で220℃の高温スチーム(過熱水蒸気)を釜の中に噴射して加熱することでお米の芯まで熱を浸透させて、旨みを閉じ込めてくれます。

またスチームを利用して保温時に乾燥を防いだり、再加熱することができます。(保温・再加熱でのスチームは220℃ではない)

銘柄炊き分けコンシェルジュ

日本のお米は700種以上があるそうです。銘柄や生産地によって、味・食感などもちがうのでベストな炊飯方法も違うのだろうと思います。

銘柄炊き分けコンシェルジュは、全国58種類の銘柄が登録されていて、品種を選ぶだけで、最適な炊飯をしてくれます。

表.代表的な3銘柄の炊き方

銘柄前炊き時間前炊き温度圧力スチーム炊飯時間[お米の特徴]と炊飯コンセプト
コシヒカリ標準標準標準あり48分[粘りと甘みがあり、やややわらかめのごはん]
しっかり吸水させ、適度に加圧することで、
適度な粘りのあるバランスの良いごはんに。
スチームでふっくらハリを出す。
コシヒカリ(魚沼産)長め低めなしなし60分[雑味が少なく甘みが際立った瑞々しいごはん]
低い温度の吸水により雑味を出させず、
すっきりとした持ち味を活かす。
スチーム・圧力はなしでやわらかさを
際立たせ、瑞々しいごはんに。
富富富標準高め長めあり48分[白くふくれがよく、甘みの際立つごはん]
高温での吸水と長めの圧力で粘りと甘さを引き出す。
高火力で炊き上げ、粒はしっかりめに。

食感自在炊き分け

子供や年配の方に合わせてしっとり「やわらかに」炊き上げしたり、メニューに合わせて「かため」に炊き上げるなど、13通りの食感に炊き分けられます。

銀シャリ(中心値)、かため3段階、やわらか3段階、もちもち3段階、しゃっきり3段階での炊き分けになっています。

パナソニック【Wおどり炊き】SR-VSX100まとめ

どうですか?これぞパナソニックだと言わんばかり技術が詰め込まれているのが判ります。

とても素晴らしい炊飯ジャーであることをお伝え出来たでしょうか。

パナソニックの高級炊飯器であれば外れなしです。

実際に7年前に購入した【スチームIHジャー炊飯器 】SR-SB182も銀シャリが自慢でとても

満足できました。

ただし7年間は保温性能の劣化が著しくなり、引っ張りすぎだった反省はあります。

5年を過ぎたあたりから【炎舞炊き】への更新を考えていたのですが、なるべく安値で買いたいと狙っているうちにズラズラと伸びてしまいました。

2020年2月時点で発売中のフラッグシップ機種とも言える【Wおどり炊き】 SR-VSX109も【Wおどり炊き】SR-VSX100(2020年6月発売)と同様な機能をもった最高峰機種なので購入検討対象だったのですが、違うメーカーの炊飯も体験したかったのと【炎舞炊き】の評判が良すぎるのが重なって象印を選定しました。

象印のIH炊飯【炎舞炊き】NW-KB10

購入した【炎舞炊き】NW-KB10を紹介します。

『舞え、炎。舞え、お米』と謳っています。

激しい炎の揺らぎを再現することを重視しています。

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炎舞炊き

かまどでは大火力の炎が揺れながら釜底を加熱します。

炎は複雑に揺れることで局部的に温度差が出て、釜の内部でも複雑な対流が起こりお米が舞い上がり、1粒1粒までふっくら炊き上げられます。

そのために3つのIHを独立制御してローテーションすることにより局部的な加熱を再現しています。

パナソニックの6段IHでは底面とその上部段の上下のIHを0.04秒で高速切り替えを繰り返すことで強力な泡の熱対流を生み出しているのとは、釜の断面から見た加熱部分に違いがあり、特徴になっています。

3つのIHの独立制御は炎舞炊きの大きな特徴であり、実際にお米を美味しく炊ける技術になります。

「わが家炊き」 最大121通りの炊き方があり

かため~やわらか11段階、もちもち~しゃっきり11段階のマトリクスで121通りの炊き分けになっています。

炊き分ける食感の範囲を広げることで、色々な好みに応える「わが家炊き」としています。

食べたごはんの、かたさや粘りの感想を入力すると、炊き方を変えて食感を調整します。最大121通りの炊き方に調整されるので、きっと好みの食感にたどり着くことができます。

細かな炊飯の調整には、圧力センサーの精度が高いことが必要で0.05気圧ごとに制御を行うことのできる圧力チューナーと組み合わせて自動調整してくれます。

お米の銘柄や保存状態により季節が進むにつれて炊き上がり感に変化を感じるかもしれませんが、その変化に応じて炊き方を調整していけば年中好みの炊き上がりに仕上げる楽しさも出てきます。

象印【炎舞炊き】NW-KB10まとめ

象印【炎舞炊き】NW-KB10の機能はパナソニックのように多様な技術をアピールしていないので、書面上ではパナソニックの方が数倍よさそうに感じます。

ただ、多くのGoodな口コミが頭に媚びり付いていて、購入する時には【炎舞炊き】NW-KB10一択となっていて、価格が6万円台に入ってきたら買い時と思っていたので購入しました。

パナソニック 【Wおどり炊き】も絶対に美味しいに決まっているのですが、象印【炎舞炊き】は冒頭でも書きましたが本当に美味しいんです。

ご飯だけで食べたい旨味が脳裏に焼き付いて、おかずと一緒に口に入れるのがもったいないくらいです。

24時間保温したご飯も炊きたて程の香りはないものの味わいは変わりません。

あくまで個人の感想で大げさすぎると思われるでしょうが、7年間の炊飯ジャーの進化は、そのくらいインパクトのあるものでした。

炊き立てのご飯

表.【炎舞炊き】【Wおどり炊き】簡易比較

型式 メーカー購入安値目安 釜構造 IH構造炊き分け例
炎舞炊き
NW-KB10
象印約65,000円内側:プラチナナノ粒子
基材:アルミ+ステンレス+鉄
5年保証
底面3つの
独立制御IH
最大121通りの「わが家炊き」
7通りの炊き分け圧力
Wおどり炊き
SR-VSX100
パナソニック約60,000円内側:ダイヤモンドフッ素
基材:アルミ+ステンレス
5年保証
6段IH
底面 IHの
高速切り替え
58種類の「銘柄炊き分けコンシェルジュ」
13通りの食感自在炊き分け
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