BSアンテナを窓の外側にある転落防止柵に取り付けしています。
屋外のBSアンテナからアンテナケーブルを室内に引き込む際、壁に引き込み用の穴があれば良かったのですが、通せる穴が無かったため、アルミサッシ枠の外側に穴を開けて通しました。
BSアンテナの設置を知人から相談されましたが、賃貸住宅なのでアルミサッシに穴を開けるなどはできません。
そこでフラット アンテナ ケーブルを利用してみました。
フラット アンテナ ケーブルとは
今回購入したフラット アンテナ ケーブルは、次の製品です。
「プロテック すき間 フラット アンテナ ケーブル 横方向折り曲げ可能 取り付け用両面テープ付 約30cm SE-F01-W (ホワイト)」
使用方法は、下図(Amazonより出典)に示された通り、サッシの横枠に沿わせるだけです。
自在に折れ曲がるので、簡単に沿わせることができます。
実際の引き込み状況
フラット アンテナ ケーブルの引き込みは、前述の通り簡単です。
ただし、端子部分の位置関係は、窓枠の幅などによって変わってきます。
端子部分を両面テープで固定する場所を決めて取り付けることが大切になってきます。
フラット アンテナ ケーブルは、自在に折れ曲がるので、フラット アンテナ ケーブルを通して、そっと窓を閉めると形どって折れ曲がります。
気になった部分は、外側の端子になります。
屋外なので、端子部に雨が侵入して、支障が出ないかという点です。
そこで、今回は「エアコンパテ」を利用して、接続部を防水しました。
また、アンテナケーブルは一旦下方に垂らしてから持ち上げて接続し、アンテナケーブルを伝う水が落ちるように工夫しました。
フラット アンテナ ケーブルを利用した受信状況
フラット アンテナ ケーブルによる受信強度の低下は発生しません。
直に接続する場合と同じ、「信号品質」「信号強度」で受信できています。
アンテナケーブルの混合・分波・分配
室内に引き込んだBSアンテナケーブルは、そのまま単線でTV等に接続できます。
地デジと混合またはBSを分配することで、複数の機器に利用できます。
4K放送を視聴する場合には、アンテナケーブルの混合・分波・分配に注意が必要です。
非4K対応の混合器や分波器,分配器では、電波漏れ等で減衰してしまい、4K放送の視聴に支障が出ることがあります。
また、アンテナケーブルの太さは4C以上の太さを確保した方が減衰が少なくなります。
その他の地デジ,BSの場合は、ケーブル太さを気にする必要はありませんが、距離が長い場合は3C以上を使うようにした方が安心です。
アンテナケーブルが太くなると取り回し難くなりますが、安定した伝送には有効です。
4K放送は周波数が高いので、分配器や接続部の電波洩れにより、WiFi機器に影響が出ることもあります。
4K8Kに対応したSH規格または4K8K対応と表示されているものを使用した方が無難です。
フラット アンテナ ケーブルを利用するメリット
フラット アンテナ ケーブルを利用するメリットを2点あげます。
①アンテナケーブルの引き込みが簡単
BSアンテナを屋外に設置した場合、同軸ケーブルを屋外から室内に引き込まないといけません。
近くの壁に穴があれば簡単ですが、穴がない場合はフラット アンテナ ケーブルが簡単です。
②BSアンテナを窓から操作できる場所に設置しやすくなる
フラット アンテナ ケーブルを利用することで、BSアンテナを窓の近くに設置しやすくなります。
フラット アンテナ ケーブルを利用するデメリット
フラット アンテナ ケーブルを利用するデメリットを1点あげます。
①窓の開け閉めが気になる
窓の縁にフラット アンテナ ケーブルを通すので、開け閉めに気を使います。
慣れだけの問題ですが、フラット アンテナ ケーブルを通した側の窓は開け閉めしない方が良いように思います。
まとめ
BSアンテナを自分で設置する場合、窓から手の届く部分に取り付けるのが簡単で、アンテナケーブルを窓から室内に引き込むと最短ルートになる場合が多いと思います。
アンテナケーブルを窓から引き込むには、フラット アンテナ ケーブルを利用できます。
フラット アンテナ ケーブルは、窓だけでなく、隙間があれば利用できそうな超便利なアイテムでした。