SwitchBot(スイッチボット)ハブ2をレビュー:スマートホームを一手に担う究極のデバイス

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SwitchBot(スイッチボット)ハブ2 は、従来のスマートリモコン『SwitchBotハブミニ等』を進化させ、リモコン機能、ハブ機能に加え、温湿度計、リモートボタン、照度センサーなど機能を詰め込んだスマート機器の最高峰と言える製品です。

筆者は、3年間SwitchBotハブミニを使用してきて、SwitchBot温湿度計、SwitchBotリモートボタンなどを導入し、着々と自宅のスマート化を図っているのですが、SwitchBotハブ2 の導入は大幅な戦力アップになりそうです。

本記事では、SwitchBotハブ2 の実力を紹介するとともに、従来型のSwitchBotハブミニ等のスマート機器との使い分け、選び方についても紹介したいと思います。

※本記事は、SwitchBotハブ2 を提供いただき作成しています。

SwitchBotハブ2 の仕様/機能

SwitchBotハブ2の梱包内容

SwitchBotハブ2 の仕様は、次の通りです。

製品名称SwitchBotハブ2
製品型番W3202100
本体寸法80*70*23mm
本体重量(電池含む)63g
梱包寸法96*99*67mm
梱包重量206g
ホワイト
材料ABS赤外線透過材
対応osAndroid OS 5.0+
iOS 11.0+
動作環境室内
動作温度:−20℃~40℃
相対動作湿度:0%~90%
入力5V⎓2A
BLE4.2
Bluetooth範囲オープンエリアで最大120m
Bluetooth特徴特許取得済みの低エネルギーBLEメッシュネットワーク
Wi-Fi802.11 b/g/n (2.4 GHz)
赤外線送信距離最大送信距離:30m
赤外線受信距離最大受信距離:15m
サードパーティーサービスAlexa
Google Assistant
Siri Shortcuts
IFTTT
温度単位
温湿度センサー最小表示:0.1℃、1%RH
温度測定範囲:-20℃~80℃
湿度測定範囲:0~99%RH
温度精度:
-20.0℃~0.0℃(±0.4℃)
0.0℃~65.0℃(±0.2℃)
65.0℃~80.0℃(±0.3℃)
湿度精度:
0~10%RH (±3%RH)
10%~90%RH (±2%RH)
90%~99%RH (±3%RH)
待機とその他待機電力(表示ランプが全点灯、最大輝度):88mA
赤外線リモコンはエアコン、テレビ、扇風機など5000以上のブランドに対応
学習モード: スマートラーニング、手動選択、カスタマイズモード

SwitchBotハブ2SwitchBotハブミニの機能比較を次に示します。

SwitchBotハブ2 では、SwitchBotハブミニの機能に、温湿度センサー、照度センサー、リモートボタンの機能が付加され、スマート化の標準規格となるMatter対応になりました。

製品名称SwitchBotハブ2SwitchBotハブミニ
ポイント高性能の4-in-1機能
スマートリモコン
温湿度計
リモートボタン
スマートハブ
など全部ご希望の
機能を搭載、究極の
スマートリモコン体験。
コストパフォーマンスが
高いスマートリモコン。
家電を簡単にスマート化
SwitchBotシリーズとの
連携さまざまなシーンを
実現するスマートハブ。
温湿度センサー/
照度センサー/
スマートボタン
(※1)
/
スマートアラート
(※2)
/
スマートリモコン機能
ハブ機能
(※3)
エアコンリモコン
状態同期機能
/
エアコンローカル操作
(※4)
/
GPS連動機能
シーン機能
Matter対応
(※5)
/
コントロール方法スマホ操作
音声操作
Apple Watch操作
スマホ操作
音声操作
Apple Watch操作
オートメーションスケジュール
ジオフェンス(GPS)
温度(センサー)
湿度(センサー)
照度(センサー)
スケジュール
ジオフェンス(GPS)
サードパーティー
サービス
Alexa
Google Assistant、
Siri Shortcuts
IFTTT
Alexa
Google Assistant
Siri Shortcuts
IFTTT

※1 ワンタッチで、複数家電やデバイスを操作
※2 温湿度に異常がある場合、アプリから通知が来る。ハブ2が音と光で知らせる
※3 SwitchBotシリーズと連携、さまざまなシーンを実現
※4 Wi-Fiが不安定でも、エアコンを操作可能
※5 SwitchBotカーテンなどBluetooth通信製品がハブ2を通して、AppleのHomekitに対応する予定

SwitchBotハブ2 の設置手順

SwitchBotハブ2 は、Wi-Fiと電源が必要です。

設置する手間は、SwitchBotハブミニと変わりません。

ただし、SwitchBotハブ2 は温度、湿度、ボタンなど表示機能があるので、見やすい位置に設置した方が機能を活かすことができる点が、これまでのSwitchBotハブミニ等のスマートリモコンとの違いになります。

設置スタイル

SwitchBotハブ2 は、折りたたみ式スタンドを開いて机上などに立てたり、壁掛けするなど、自由なスタイルで設置できるようになっています。

置き場は、設定後に決めても問題ないので、一旦電源を入れ、利用できるように設定後に所定の位置に配置すると良いと思います。

設定方法

SwitchBotハブ2 は、電源を入れしたら、SwitchBotアプリにデバイス登録します。

画面に手順が出るので簡単に登録できてしまいます。(下図は概要のみで、細部を省略しています)

SwitchBotハブ2 を利用する利点

SwitchBotハブ2 は、リモコン機能、ハブ機能、温湿度計機能、リモートボタン機能、照度センサー機能などを詰め込んだ高機能スマート機器です。

1部屋での利用を考えれば、導入が楽で、コスパの良い選択になります。

スマートリモコンやセンサーを別々に導入する場合に比べて、SwitchBotハブ2 を導入する利点は

1)置き場がコンパクト

2)一回の設定で、多くの機能を利用できる

3)電池が不要

4)暗い場所でも利用しやすい

などです。

1)置き場がコンパクト

SwitchBotハブ2 は、Matter対応など、SwitchBotハブミニが装備していない機能を持っており、スマート機器を寄せ集めても同じ機能を再現できません。

もし、「SwitchBotハブミニ」「SwitchBot温湿度計」「SwitchBotリモートボタン」を机上に配置する場合、3つの機器を配置することになるのですが、それを一つにできるのがSwitchBotハブ2 です。

省スペースな上に高機能なのだから、SwitchBotハブ2 を選択することは理にかなったものだと思います。

2)一回の設定で、多くの機能を利用できる

一回の設定で多くの機能を利用できるのは、SwitchBotハブ2 の最大の利点に感じます。

設定が難しいわけではありませんが、Wi-Fiパスワードの入力などは、4台の機器を別々に設定した場合、かなり面倒に感じると思います。

それが一回で済むのですから、かなり効率の良い作業となります。

自宅のスマート化を考えた場合、一番最初に導入する機器がスマートリモコンです。

その後、他のセンサーやロボットなど、色々な機器を追加したくなってきます。

SwitchBotハブ2 は、スマート化の第一歩目でリモコン、温湿度計、ボタン、照度センサーを手に入れることができる超豪華なスマート機器であり、導入の手間を省け、コスパに優れた製品です。

3)電池が不要

例えば、SwitchBot温湿度計などのセンサーのほとんどは、乾電池で駆動します。

センサー類は低電力なものが多く、乾電池を利用しても長期間利用できます。

電源が不要なので、設置場所は自由に選ぶことができるメリットがあります。

しかし、電池が減らないわけではなく、SwitchBot温湿度計なら約1年で単3アルカリ電池を2本使用します。

SwitchBotハブ2 は、常時電源で利用できるため、温湿度センサー、照度センサーも常時電源で駆動し、乾電池を消費しません。

4)暗い場所でも利用しやすい

SwitchBotハブ2 は、ディスプレイをカスタマイズできます。

例えば、温湿度やタッチボタンのライトを消すことができたり、表示の発光の強さを手動/自動で調整できるようになっています。

SwitchBot温湿度計はバックライトの無い白黒液晶画面、SwitchBotリモートボタンもボタン部が光らないので、暗い場所でも利用する場合は、SwitchBotハブ2 のディスプレイをカスタマイズすると格段に使いやすくなります。

SwitchBotハブ2 の使用感

SwitchBotハブ2 のスマートリモコン、温湿度計、照度計、ボタンの各機能について、使用感を述べます。

スマートリモコンとしてのSwitchBotハブ2

SwitchBotハブ2 は、スマートリモコンとして赤外線到達範囲が拡大される性能アップが図られています。

背面方向にあるエアコンの操作も支障なく実行できます。

部屋の大きさによると思いますが、大方の場合、SwitchBotハブ2 がどちらを向いていても、赤外線操作で支障が出る可能性は少ないと思われます。

既にSwitchBotハブミニを利用中の場合、登録したリモコンをSwitchBotハブ2 のリモコンにコピーできる機能があるため、移行する場合の簡易化も図られています。

温湿度計としてのSwitchBotハブ2

SwitchBotハブ2 の温湿度計機能

SwitchBotハブ2 は、ディスプレイの中央に一番大きな文字で温度を表示します。

湿度は小さめの表示です。

温湿度計としての機能は、SwitchBotハブ2 もSwitchBot温湿度計も同等です。

違いは温度表示の少数部分で、SwitchBotハブ2 は1度刻みで温度を表示します。

SwitchBot温湿度計は、少数第1位までの温度を表示します。

SwitchBotハブ2 の温度は小数点切り捨てで表示されているようで、例えば23.6度は23度と表示されます。

ディスプレイは、白い数字でくっきり表示されていて綺麗なので、少数まで表示してくれた方が良いのではないかと感じます。

照度計としてのSwitchBotハブ2

個人的にSwitchBotハブ2の機能の中で面白いのが、照度計です。

照度は1〜20レベルで表示されます。

各レベルの状態は下表の通りです。

数値化された照度をトリガー条件にできます。

照度の条件で連携設定できる点が面白いと感じています。

照度レベル状態
2レベル以下暗い
3-6レベル薄暗い
7-11レベル薄明るい
12-17レベル明るい
18レベル以上眩しいほど明るい

実際の照度記録(下図)を見ると、直射日光の入る朝方はレベル20まで明るくなり、午前11頃から日差しが移動するため、徐々に照度レベルが下がっていき、日が暮れるとレベル1になっています。

照明を点灯するとレベル13に上がります。

SwitchBotハブ2 の照度記録グラフ

この状況から照度レベルをトリガーとして利用するオートメーションに取り組みたくなりました。

・照度レベル
・部屋の照明の点灯有無
・時刻

を条件に下図のようなカーテン開閉制御を実施したいと思いました。

もちろん実現可能です。

こんなことを思いついては実行し、失敗しては改善するのもスマート化の楽しみだと思います。

照度をトリガーにカーテンを閉める

※実際にオートメーションを作成しましたが、複数の設定となりました。
※本記事での説明は省略します。

リモートボタンとしてのSwitchBotハブ2

SwitchBotハブ2 の画面には、2つのボタンが配置されています。

ボタンの名称は『on』『off』と表示されています。

各ボタンには、個別のシーン(手動で実行する設定)を割り当てることができ、オンとオフと言う反対動作を登録する必要はありません。

各ボタンで何かを操作することができるものです。

SwitchBotリモートボタンと機能的にはほとんど同じです。

・設置する場所が所定の位置にほぼ固定:SwitchBotハブ2

・設置場所は移動しやすい:SwitchBotリモートボタン

の使い分けとなります。

SwitchBotハブの使い分け・選び方

SwitchBotハブは、最も必要なスマート機器になります。

SwitchBotハブ2SwitchBotハブミニのどちらのハブから導入しても、後悔することはないと思います。

筆者は、SwitchBotハブ2とは別にSwitchBotハブミニ3台(うち1台はSwitchBotハブプラスですがSwitchBotハブミニとしておきます)を利用しています。

両方を利用した体験から、SwitchBotハブ2SwitchBotハブミニの使い分け・選び方について、筆者の意見をまとめます。

項目SwitchBotハブ2SwitchBotハブミニ
機能の多さで選ぶ
Matter対応で選ぶ
Matter対応を選ばない
見た目で選ぶ

機能の多さで選ぶ

SwitchBotハブミニを利用している3つの部屋は生活の中心となる場所のため、同時に温湿度計も導入しています。

SwitchBotハブ2 には、照度測定とボタン機能があります。

温湿度や照度は生活環境を評価できる指標であり、表示できて損のない数値です。

その事実から見ても、3台全てがSwitchBotハブ2 で良いのだろうと思います。

ハブの近くに温湿度計を設置したい場合は、SwitchBotハブ2 を選択した方が満足できます。

Matter対応で選ぶ/選ばない

また、SwitchBotハブ2 を制御するSwitchBotアプリは都度のバージョンアップにより日々進化しています。

3年前に導入したスマート機器もSwitchBotアプリの最新バージョンに追従し、新旧の製品が連携できます。

しかし、今後のスマート機器は、標準規格となっているMatterへの対応も重要な部分になってきます。

その点から考えた場合は、SwitchBotハブ2 を選ぶことになります。

しかし、Matter対応がどの程度役立つかは、業界全体の対応次第になるので、未知である部分もあります。

SwitchBotのスマート機器で揃えることで十分に実用的なので、現時点でMatter対応にこだわる必要はないのかもしれません。

見た目で選ぶ

SwitchBotハブ2 は、ディスプレイが綺麗で、見た目が良いと感じます。(好き嫌いの問題です)

SwitchBotハブミニの場合、見えない場所に置いてあっても利用する上で問題ありません。

見た目が悪いわけではありませんが、見る必要もありません。

SwitchBotハブ2 は、温湿度等を見たり、ボタンを操作する必要があるので、見える場所に設置します。

白黒液晶のSwitchBot温湿度計よりは、SwitchBotハブ2 の見栄えの方が好みです。

ただし、SwitchBotハブ2 は電源ケーブルを這わせる必要があります。

SwitchBot温湿度計は電池仕様なので配線不要です。

レビューまとめ

SwitchBotハブ2 は、多機能で将来性のあるコスパの良い機器だと思います。

利点は、
・スマート機器を集約でき置き場が節約できる
・一度の設定で多くの機能が利用できるので手間が少ない
・乾電池の使用を減らせる
・暗い場所でもディスプレイが見やすい

欠点は、
・リモコン・ハブ以外の機能が不要な場合は、コスパが悪い
・配線(電源)が必要で見やすい場所、操作できる場所に設置が必要

となります。

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