2chで使えるマランツ薄型AVアンプでハイレゾストリーミング【HEOS搭載NRシリーズ】

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ホームシアターを構築する時に音響面ではAVアンプを利用したい所です。

ただ、AVアンプに多チャンネルのスピーカーを揃えるのも費用が嵩むので、フルに揃えなくても最低2chから十分に楽しめる機能を持ったマランツのAVアンプを選択したいところです。

マランツNRシリーズは薄型で存在を主張せず、場所を取らないのでシンプルな配置を好む方には最適なAVアンプになります。

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マランツ薄型AVアンプNRシリーズの大きさ

マランツ薄型AVアンプNRシリーズにおいて、NR1609,NR1710,NR1711は全て同一寸法です。

W440xH105xD378mm

厚みが105mmと言うのは、高性能AVアンプとしては特別な存在と言えます。

マランツ NR1711
W440xH105xD378mm

ヤマハ AVENTAGE RX-A2A
W435×H171×D372mm

マランツ薄型AVアンプNR1609→1710→1711の違い

マランツ薄型AVアンプNR1609,NR1710,NR1711の違いを下表に示しました。
最新機種のNR1711の特長は、以下の3点となっています。

【NR1711】の特長
・バーチャル3DサラウンドテクノロジーDolby Atmos Height Virtualizerに対応
・HDMI入力1系統、出力1系統が8K/60pおよび4K/120p映像信号のパススルーに対応
・HDR10+およびDynamic HDRに対応

メーカーマランツマランツマランツ
製品名NR1609NR1710NR1711
希望小売
価格(税込)
9.9万円9.9万円9.9万円
実売価格
21.6.23
6.1万円7.2万円
出力各50W各50W各50W
HDMI
端子
入力8系統
(4K Ultra HD /
HDCP 2.2対応)
、出力×1
入力8系統
(4K Ultra HD/
HDCP 2.3対応)
、出力×1
入力6系統
(全系統HDCP 2.3対応)
(8K対応入力×1,
8K/60p、4K/120p対応
)
、出力×1
オーディオ
入力
アナログ×3、
Phono(MM)×1、
光デジタル×1、
同軸デジタル×1
アナログ×3、
Phono(MM)×1、
光デジタル×1、
同軸デジタル×1
アナログ×3、
Phono(MM)×1、
光デジタル×1、
同軸デジタル×1
音声出力端子2.2chプリアウト×1、
ゾーンプリアウト×1、
ヘッドホン×1
2.2chプリアウト×1、
ゾーンプリアウト×1、
ヘッドホン×1
2.2chプリアウト×1、
ゾーンプリアウト×1、
ヘッドホン×1
DTSDTS:X
DTS-HD Master Audio
DTS-HD High Resolution Audio
DTS-ES Matrix 6.1
DTS-ES Discrete 6.1
DTS-ES
DTS 96/24
DTS Express
DTS
DTS Neural:X
DTS Virtual:X
DTS:X
DTS-HD Master Audio
DTS-HD High Resolution Audio
DTS-ES Matrix 6.1
DTS-ES Discrete 6.1
DTS-ES
DTS 96/24
DTS Express
DTS
DTS Neural:X
DTS Virtual:X
DTS:X
DTS-HD Master Audio
DTS-HD High Resolution Audio
DTS-ES Matrix 6.1
DTS-ES Discrete 6.1
DTS-ES
DTS 96/24
DTS Express
DTS
DTS Neural:X
DTS Virtual:X
DOLBY
DIGITAL
Dolby Atmos
DOLBY TrueHD
DOLBY DIGITAL Plus
DOLBY DIGITAL EX
DOLBY DIGITAL
Dolby Atmos Height Virtualizer
Dolby Atmos
DOLBY TrueHD
DOLBY DIGITAL Plus
DOLBY DIGITAL EX
DOLBY DIGITAL
Dolby Atmos Height Virtualizer
Dolby Atmos
DOLBY TrueHD
DOLBY DIGITAL Plus
DOLBY DIGITAL EX
DOLBY DIGITAL
高画質化
技術
HDR10
HLG
Dolby Vision
HDR10
HLG
Dolby Vision
HDR10
HLG
Dolby Vision
HDR10+
Dynamic HDR
D/A
コンバーター
32bit プレミアム
D/Aコンバーター
「AK4458VN」
32bit プレミアム
D/Aコンバーター
「AK4458VN」
32bit プレミアム
D/Aコンバーター
「AK4458VN」
Bluetoothバージョン:3.0
+ EDR 対応
プロファイル:
A2DP 1.2、AVRCP 1.5 対応
コーデック:
SBC 通信距離:約30 m
(見通し距離)
バージョン 4.1 対応
プロファイル
A2DP 1.2、AVRCP 1.5 対応
コーデック
SBC 送信出力 / 通信距離
Class 1 / 約30 m
(見通し距離)
バージョン4.2対応
プロファイル受信:
A2DP 1.2、AVRCP 1.5、
送信: A2DP 1.2
対応コーデック
SBC送信出力 / 通信距離
Class 1/ 約30 m
(見通し距離)
Wi-FiEEE 802.11 a/b/g/n
準拠(Wi-Fi®準拠)
/ 2.4 GHz、5 GHz
IEEE 802.11 a/b/g/n
準拠(Wi-Fi®準拠)
/ 2.4 GHz、5 GHz
IEEE 802.11 a/b/g/n
準拠(Wi-Fi®準拠)
/ 2.4 GHz、5 GHz
HEOS対応対応対応
Amazon Alexa対応対応対応
AirPlay 2対応対応対応
対応音声入力
フォーマット
DSDファイルは
5.6MHzまで、
PCM系ファイルは
192kHz/24bitまで
DSD、WAV、 FLAC、
Apple Lossless
ファイルの
ギャップレス
再生にも対応
MPEG-4 AACに対応
DSDファイルは
5.6MHzまで、
PCM系ファイルは
192kHz/24bitまで
DSD、WAV、FLAC、
Apple Lossless
ファイル
のギャップレス
再生にも対応
MPEG-4 AACに対応
DSDファイルは
5.6MHzまで、
PCM系ファイルは
192kHz/24bitまで
DSD、WAV、FLAC、
Apple Lossless
ファイル
のギャップレス
再生にも対応
MPEG-4 AAC 5.1chに対応
幅x
高さx
奥行き
W440 x
H105 x
D378 mm
W440x
H105x
D378 mm
W440x
H105x
D378 mm
消費電力250 W250 W250 W
重量8.3kg8.4kg8.3kg

Dolby Atmos Height Virtualizer に対応

NR1710ではファームウェア・アップデートで採用されていたバーチャル3DサラウンドテクノロジーDolby Atmos Height Virtualizer に対応しました。
DTS Virtual:X、Dolby Atmos Height Virtualizerに対応したことでDTS:XおよびDolby Atmosの再生に際して、オーバーヘッドスピーカーやサラウンドスピーカーをを設置していないステレオ2ch,5.1ch,7.1chなどの環境においても、天井側からの音声を含めた3Dのバーチャルサラウンド音場を作り上げてくれます。

NR1711は7chのアンプを搭載しているので、スピーカーも7+1(ウーハー)で構成することができるのですが、一気にスピーカーを選定し揃えることへの予算的な問題やオーバーヘッドスピーカーの選定や設置を決めかねる場合でも、先ずはバーチャル再生を利用しながら、次のステップをどうするのか検討する時間が生まれます。

8K/60pおよび4K/120p映像信号のパススルーに対応

NR1711への進化で一番大きなポイントが、HDMI入力1系統、出力1系統において8K/60pおよび4K/120p映像信号のパススルーに対応したことです。
残念なことにHDMI入力が8系統から6系統に削減されてしまいましたが、8K/60pおよび4K/120pを採用することで、新型テレビの性能を発揮させてくれますし、後からテレビを更新される場合にも安心できます。

8K/60pおよび4K/120p映像信号に対応した1系統を何に使うのかも迷うところです。
BDプレーヤー,ゲーム機(PS5など)でしょうか。
衛星放送再生機(4K/8Kチューナーなど)
衛星放送やインターネットを通して配信される4K/8KのUHDコンテンツも増えており、PS5も4K/120pが採用されており、今後も超高精細映像やハイクオリティなサウンドが入手しやすくなってくると考えられます。

8K対応プレーヤーを接続する際は、Ultra High Speed 48 Gbps HDMIケーブルを使用する必要があります。

新4K8K衛星放送で使用されているサラウンド音声フォーマットであるMPEG-4 AAC 5.1chにも対応しています。

HDR10+およびDynamic HDRに対応

映像の5大要素である「解像度」「ビット深度」「フレームレート」「色域」「輝度」において、HDRは「輝度」の規格の位置づけになります。
HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称で、ダイナミックレンジとは識別可能な信号の最小値と最大値の比率を示すことから、HDRは明るさ暗さの幅(ダイナミックレンジ)をより広く表現するための表示技術になります。
HDRでは従来技術のSDR(Standard Dynamic Range)に比べ10倍以上の強い光の表現が可能にしました。

HDRは「PQ方式」「HLG方式」の2つの方式があり、
「PQ方式」はWeb配信、映画
「HLG方式」は放送(スカパー!4K,BS衛星による4K/8K放送など)
で採用されている技術になります。

「PQ方式」には、「HDR10」「Dolby Vision」の2規格があります。
「HDR10」はUltra HD Blu-rayで採用されている業界標準であり、「HDR10」では、一つのコンテンツ毎に輝度を設定しているのですが、「HDR10+」は、これを進化させて、フレームごと、あるいはシーンごとに動的に設定していく技術になります。
「HDR10」対応機種でも再生できますが、フレームごと、あるいはシーンごとといった動的な部分には対応できないため、きちんと「HDR10+」への対応が必要になります。
「Dolby Vision」は、フレーム毎に輝度を設定できる規格になります。

Dynamic HDR」は動的な(Dynamic) HDRという意味で、「HDR10+」同様にフレームごと、シーンごとにビデオ信号の明るさ、コントラスト、ディテールなどを表示することができる技術になります。

「HLG方式」は、上記しましたが4K放送等で採用されている方式ですが、「HDR10+」では非対応でもHDRで表示されるのに対して、HLG対応でないとSDRで表示されてしまいます。
ただし、HDR非対応のSDR対応テレビで見る場合は、「HDR10+」に比べて「HLG」の方が違和感なく表示できるようになっています。

HDRは、技術進化とともに複数の規格に枝分かれしてきました。
今後の技術進化も進むものと思われるので注目の映像技術になっています。

参考:映像の画質要素

参考まで映像の画質要素について記しておきます。
5つの要素があり
「解像度」「ビット深度」「フレームレート」「色域」「輝度」となります。
「解像度」「ビット深度」「フレームレート」「色域」は4K/8K UHD放送の規格である「BT.2020」において標準化されていて、「輝度」ではHRDの中に先述の規格があります。

1.解像度

解像度は2K,4K,8Kなどと言われていますが、映像の画素の数のことできめ細やかさの指標です。
2K:画素数は1980×1080≒200万画素
4K:画素数は3840×2160≒800万画素(2Kの4倍)
8K:画素数は7680×4320≒3300万画素(2Kの16倍)
同じ画面サイズで比較すると画素数の多い方が、きめ細く表示できることになります。

2.ビット深度

ビット深度(Bit Depth)は、色深度(Color Depth)とも呼ばれますが、1画素が表示できる色の数を表す指標です。
ビット自体は2進数の桁数を示す単位で
1ビットは1桁で、0,1の2種類のみを表せます。
グレースケールでは白黒の2色となり、カラーではRGB(赤・緑・青)の3色がそれぞれ2種類を表せるので23で8色となります。
8ビットは8桁で、0,1の2種類が8個あり28でグレースケール256色となり、RGBでは2563で約1677万色になります。
ビット深度が高いほど、たくさんの色を表示でき、グラデーションをきめ細やかに表現できることになります。

3.フレームレート

フレームレートは、30p、60p、120pと記載されていて、1秒間に表示できるコマ数を言います。
パラパラ漫画で言えば、同じ動作を枚数増やして細かな動きで描いた方が動きが滑らかになるのと同じです。

4.色域

色域は、表現できる色の範囲のことで、ビット深度と似ているように感じますが違います。
どの範囲の色域で何色(ビット深度)を表現するのかと言う使い分けになり、色数が同じでも色彩の鮮やかさが違うことになります。
4Kや8K放送で標準化されているBT.2020規格では、従来のフルハイビジョン放送で用いられていたBT.709規格よりも大幅に広い色域をカバーしているので、より鮮やかな色合いを表現できるようになりました。

5.輝度

輝度は、表現できる明るさの範囲、ダイナミックレンジです。
より人間の目で知覚できるレンジに近づけ向上させるべく技術革新が進んでいます。
その技術の中心がHDRであり、暗闇の表現や白昼も夕焼けもより明瞭な表現を可能にしています。

NR1711はHEOSも映画も2chで本領発揮

NR1711を導入すると、ステレオスピーカー2本だけでステレオ再生~バーチャル3D音場再生までを体験できます。
更にフロントスピーカーにバイアンプ接続できるものを選べば、4チャンネル分のアンプを使ってバイアンプ接続することができます。

バイアンプ接続では、HEOSを使ったハイレゾ音源再生を高音質で再現できるのはもちろんですが、映画でも音質向上が実感できます。

マランツNRシリーズの2chからのステップアップ

NRシリーズは、先ず2.0chで導入して、2.0chを追求していくのが楽しいところになります。

その上で、じっくりと検討してサラウンドスピーカーを追加して4.0ch再生にしたり、またはセンタースピーカーを追加して3.0chにしたり、更にサブウーファーを追加して4.1chや3.1chにステップアップしていく事で楽しみが2倍・3倍になるのではないでしょうか。

最終的に7.1chを構築するのも良いですし、5.1.2chにすればリアルなドルビーアトモス再生を体感できます。

高音質でステップアップしていける遊び心満載のAVアンプがマランツNRシリーズです。

マランツNR1711のおすすめ2chシステム

マランツNR1711は、2chシステムで利用しても、バーチャル3D再生やHEOSの搭載によって映画,音楽,スポーツなど多様なコンテンツを高音響で再生できます。

映像が無くても、ハイレゾ音源のストリーミングを利用すれば、BGMも高音質で彩り出来ます。

将来的に7ch程度への拡張も考えながら、初期投資は最低限で、且つ、将来も利用できるスピーカーのおすすめを紹介します。

最初はブックシェルフスピーカー

ブックシェルフスピーカーは、音質も良い製品が多く、配置もし易いスピーカーです。

将来的にメインでも、サラウンドでも利用できるブックシェルフスピーカーを最初のスピーカーにすれば、後々も利用価値が高いと考えます。

JBL STAGE A120

2ウェイHiFiブックシェルフスピーカーで人気のSTAGE A120はコンパクト(W170xH285xD185 mm)で使い勝手の良いスピーカーです。

ソニーSS-CS5

コンパクト(W178xH335xD220 mm)ながら高音から低音まで確り再現でき、ハイレゾ音源にも適しています。

まとめ

マランツAVアンプNRシリーズは、高性能AVアンプでありながら高さ105mmのロースタイルでコンパクトで威圧感が少なくインテリアに馴染ませやすい点やHEOSテクノロジー,アレクサ対応など魅力が満載です。

加えて、NR1711になって4K,8K対応やHDRの最新規格にもいち早く対応するなど性能面では最先端を走り続けています。

音響面では、2chバイアンプ接続から使い始めて、3D再生技術(NR1711はバーチャル対応)を活用していき、そこからステップアップを検討することで、自分が欲しい音場に着実に近づいていく楽しみ方を提供してくれます。

先ずはNRシーズを2chから真価を試していきましょう。

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