ロボット掃除機の需要増加は世界規模だそうですが、身近な人に聞いても普及率は低く、まだこれから広がっていく余地のある道具なのだと思っています。
AI技術の進化、自己学習機能の向上、スマート機器との連動、音声操作など次々に機能が進化していくロボット掃除機は注目のスマート家電です。
今回は、SwitchBot社の新製品『ロボット掃除機K10+』を借りることができたので、約2週間2階建一軒家で使ってみました。
SwitchBot ロボット掃除機K10+の概要
ロボット掃除機は、市場の大きな欧米をターゲットに開発された製品が多く見られ、そんなロボット掃除機を日本で使用すると環境の違いから
「家具に引っかかったり、脱出できなくなる」
「運転音が大きく、近所迷惑」
などの不満が挙げられるようです。
SwitchBot社は、日本の住宅で使用した場合に感じる不満点を調査し、改善を重ねてロボット掃除機K10+を商品化したそうです。
SwitchBot ロボット掃除機K10+の特徴
SwitchBotのロボット掃除機K10+は次の特徴を持っています。
1)世界最小級のゴミ収集ステーション付ロボット掃除機
(同社S1 Plusと比較し、本体サイズを約50%カット)
【ロボット本体】
本体寸法(仕様値) :Φ24.8×9.2cm・・・S1 Plus Φ34×9.5cm
重量(仕様値) :2300g±10g
【ゴミ収集ステーション】
本体寸法(実測外寸) :幅26×奥行き20×高さ32cm
重量(仕様値) :約3600g
容量(仕様値):4L
2)高速ブラシレスモーターのローターに「バランス設計」を採用
(SwitchBot SilenTech™️を初搭載!清掃時の運転音を30%軽減)
吸引力:4つのモードを選択可能
静音モード(600pa)
標準モード(1100pa)
パワーモード(1600pa)
MAXモード(2500pa)
清掃時の運転音:45db(静音モード)・・・同社S1 Plusの場合 59db
3)「ゴミ収集ステーション作動時間指定機能」を搭載
(指定した時間は、ゴミ収集ステーションに自動排出されない)
ゴミ収集ステーションは、強力なファンが内蔵されており、ダストボックス内のゴミを強い吸引力によってゴミ収集ベースに排出するため、必然的に騒音が大きくなりますが、「ゴミ収集ステーション作動時間指定機能」の搭載により自動排出作業をしない時間帯を指定できます。
夜間などの清掃時にゴミ収集ステーションの自動排出で大きな音が出てしまうのを防ぎます。
4)毎回新しい清潔なシートを使用できる水拭きモード
(水拭き機能は、市販のお掃除シートまたはSwitchBotの提供する使い捨てお掃除シートを使用)
タンクがないので水の補充は不要です。
水拭きに使い捨てのお掃除シートを使用することで、モップを洗ったり干したりする手間もなく、毎回新しい清潔なシートで水拭きを行なうことができます。
5)多彩なセンサーを搭載で賢く清掃
(多彩なセンサーをコンパクトな本体に搭載)
自動充電のための位置センサー
階段からの落下を防止する段差検知センサー
動きを感知するジャイロセンサー
カーペットを検知して自動的に吸引力を上げる超音波センサー
360°全方位の間取りと自己位置をすばやく正確に認識する空間認識技術「レーザーSLAM」
6)簡単アプリおよびスマート機器連携が得意
(利用し易いSwitchBotアプリと各種スマート機器との連携が簡単に実現)
簡単にマップを作成
選べる清掃方法:全体清掃/部屋指定清掃/エリア清掃
清掃禁止エリアをマップ上に直接設定
SwitchBotの多彩なIoTデバイス「 スマートプラグ」「カーテン」「スマートリモコン」「スマートロック」「スマートセンサ」とロボット掃除機K10+を共通アプリで連携可能
SwitchBot ロボット掃除機K10+の主な仕様一覧
ロボット本体の主な仕様 | |
本体寸法 | Φ24.8cm×高さ9.2cm |
重量 | 2300g±10g |
消費電力 | 30W |
定格電圧 | 14.4V |
バッテリー容量 | 3200mAh |
ダストボックス容量 | 150mL |
フィルター | 水洗い可能 |
吸引力 | 静音モード600pa 標準モード1100pa パワーモード1600pa MAXモード2500pa |
作動音 | 45db (静音モード) |
ゴミ収集ステーションの主な仕様 | |
容量 | 4L |
本体寸法 (mm) | 幅26×奥行き20×高さ32cm |
重量 | 約3600g |
消費電力 | 950w |
入力 | 100V 50/60Hz |
ロボット掃除機K10+ 使用レビュー
ロボット掃除機K10+が手元に届いて箱から取り出した時の第一印象は「おー、小さい」って感覚です。
家電量販店で見る多くのロボット掃除機と比較してみると明確ですが、直径35cm程度のものが多い中で、直径25cm程度のロボット掃除機K10+が小さく見えるのは当然なのですが、自宅で使用している既存の掃除機と比較しても、さほど大きくは感じません。
占有面積が大きいロボット掃除機は、ゴミ収集ステーション(ホームステーションと言うのかもしれません)とロボットをセットで設置します。
ロボット掃除機K10+の設置場所は、ざっくり幅30cm、奥行40cmの範囲を確保するだけで済みます。
今回のレビューでは、改装中の物置にロボット掃除機K10+のゴミ収集ステーションを設置し使用することにしました。
筆者がロボット掃除機に期待する機能として、次のa〜gを中心にレビューします。
a. 砂壁の壁際清掃
b. スチールラック下の清掃
c. デスク・チェアの足回り清掃
d. 水拭きモード
e. 清掃設定の簡易さおよびマップの使いやすさ
f. スマート機器としての自動化(連携)使用
g. 静かな運転音
h. 2階建の家での利用
砂壁の壁際清掃
改装中の物置の壁は、砂壁になっています。
極端ですが、歩くたび・物を動かす度に壁の砂が落ちるような気がしています。
そんな壁際をロボット掃除機K10+が丁寧に掃除してくれることを期待しました。
ロボット掃除機K10+はドリブルも上手
ロボット掃除機K10+の基本的なお掃除パターンは、掃除する区域の外周を回ってから内側を折り返しながら清掃するようです。
ゴミ収集ステーションを出発した後は、すぐに近くの壁に移動しました。
最初に掃除し始めた場所は、ロングカーテンが床まで垂れている壁際でした。
「カーテンって、どうなるのかな?」って、少し不安だったのですが、カーテンの裾の形状をセンサーで認識しているようで、裾の形状に合わせるように接触少なめに移動して行きます。
まるであのドリブラーのように1mm単位でキワを攻める華麗なフットワークで掃除が進み、いきなり高印象な動きが見られました。
空間認識技術「レーザーSLAM」って、中々の優れものです。ロボット掃除機K10+の目線高さよりも高いものは、そこが行き止まりだと判るんでしょうね。
砂壁もmm単位で攻めてくれているよう
続いて問題の砂壁に進みました。
カーテンと同様に砂壁に接触することはほとんどありません。
壁際をしっかり直進、角に来たら直角に進んで行きます。
壁際を丁寧に精度良く掃除が進んで行きました。感心・感心!
吸引力はどんなもの?
使い始めた頃は、掃除が完了してゴミ収集ステーションに戻った時に、自動的に吸引したゴミが排出されていた(ロボット→ゴミ収集ステーション)ので気がつきませんでしたが、ゴミ収集ステーションの置いて無い階下で使用した時に吸引したゴミの量に気が付きました。
アプリに「ダストボックスが一杯です」みたいなお知らせ表示が出ていました。
ダストボックスを開けてみると、吸引したゴミの量にビックリです。見なくていいものを見てしまいました。
この現実を知ってしまったことで、毎日家のあちこちでロボット掃除機K10+が活躍することになりました。
ダストボックスは簡単に着脱できます。
スチールラック下の清掃
その後、ロボット掃除機K10+は部屋の外周を掃除しながら進み、清掃しにくい場所の一つのスチールラック下へ。
スチールラック下のスペース(高さ方向)は約10.5cmです。
ロボット掃除機K10+の本体高さは9.2cmなので、十分なスペースのようです。躊躇なくスチールラック下に潜り込んで行きました。
参考)SwitchBotのPR動画を見たのですが高さが9.5cmの隙間でも入って行くようです。
スチールラックの足部は、接触センサーで検知しながら進んで行きます。軽くタッチするだけなので、ラックが揺れるようなことはありません。
スチールラックの裏側も砂壁なので、知らない間に砂が落ちて汚れます。
この部分も自動で掃除してくれるのは嬉しい限りです。
更に、狭い隙間にも入って行くのか確認するため、家具裏に約30cmの隙間を空けておいたところ、ロボット掃除機K10+は自動運転中にその狭い隙間に入って行きました。
デスクとチェアの足回り清掃
デスクとチェアは、お互いの足回りが隣接して、ごちゃごちゃしている部分です。パイプ脚のデスクとオフィスチェアの組み合わせです。
ロボット掃除機K10+の乗り越え性能
ロボット掃除機K10+は、仕様を確認したところ、乗り越え可能な段差は2cmとなっています。
清掃途中に段差があっても許容できる段差であれば、乗り越して清掃してくれます。
微妙な段差は乗り越えられるか何回かチャレンジして、足掛かりになる部分を見つけて乗り越えて行きます。
床に横たわっているパイプ机の脚(約2.5cmの高さのパイプ)は微妙な高さでした。
やはりパイプを乗り越えようとしましたが乗り越えはできないようで、乗り越える途中で止まり、その後、前後に動いたり、旋回したり色々な動作を交えて脱出して次の場所に向かって行きました。
それ以外に、4cm程度の下り段差があったのですが、ここは段差を降りてしまいました。
帰りは4cm程度の上り段差になるので戻って来れません。
仮設のベニア板でスロープを設置して、行き来できるようにしました。
簡単な工夫で掃除できる範囲が広がります。
また、この段差を降りてしまわないようにしたい場合は、ドアを閉めておけば良いのですが、アプリで通行禁止に設定することもできます。
アプリの画面で通行禁止に設定すれば、その先に進みません。
一方、階段などの大きな段差は、落差をしっかり検知して、転落することはありませんでした。
毎日、階段の際を攻めましたが、毎回大丈夫でした。
心配だったら階段付近を通行禁止に設定すると安心感は増すでしょう。
ロボット掃除機K10+がまたドリブラーに
コンパクトで小回りが利く点がロボット掃除機K10+の強みです。
部屋の隅々、メタルラック下など小回りの良さを感じましたが、チェアの足周りの掃除もロボット掃除機K10+の本領を発揮できる部分です。
ヒトデ形のチェア足に沿って迂回して掃除します。カーテン部分の動きで予測できましたが、細かな隙間が得意なロボット掃除機であることは間違いありません。
水拭きモード
ロボット掃除機K10+は、使い捨てシートを使って、拭き掃除を実施できます。
シートを付ける手間はありますが、いつでも綺麗な状態で使えると言われれば、確かにその通りです。
「SwitchBotの提供する使い捨てお掃除シート」や「市販のお掃除シート」などが利用できます。
今回は、市販のお掃除シート(約20cm×30cm)を取り付けました。
約20cm×30cmのシートを2つ折りすることで、付属のモ ップ取付パッドに丁度良い取り付け具合になりました。
付属のモ ップ取付パッドは、ロボット掃除機K10+のブラシ部分に被せるように固定します。
『モ ップ取付パッド』を取り付けると自動的に水拭きモードを認識してくれます。
この状態でスタートすると水拭きモード(吸引しない)でフローリングを拭き取ってくれます。
ロボット任せにできるので体力も根気も要りません。
拭き終わったモップは結構汚れていました。お掃除シートを付け替えて2度実施しましたが、やはり汚い!普段の手抜きが如実に浮き彫りになってきているような・・・。
清掃設定の簡易さおよびマップの使いやすさ
SwitchBotは、「IoTデバイスNo.1ブランド」と言うだけあって、制御アプリは秀逸です。
日頃からSwitchBotのスマート機器を愛用しているので、アプリの使い方に慣れているのですが、そこを差し引いても使い易いインターフェースです。
SwitchBotのスマート機器は多様な機器がありますが、統一アプリで利用するので、導入もスムーズです。
※初めてSwitchBotの製品を使用される場合は、SwitchBotアプリをスマホにインストールし、アカウント登録、本体のWI-FI設定等が必要です。
マップが必要な理由
ロボット掃除機K10+は、マップが無いと動かない訳ではありません。
それでも利用する時にマップが作成されます。
マップが必要な理由は、色々あるように感じました。
例えば、
・マップがあることで、ロボット掃除機K10+の現在地がスマホで確認できます。
・マップを使って、清掃箇所を指示したり、進入禁止箇所を設定したりできます。
・マップに表示される清掃軌跡によって、[清掃した部分]及び[清掃している部分]が明確に把握できます。
・過去の清掃実績(軌跡)がマップ及び軌跡で保存されます。
などです。
マップがあると無いでは、全然違う印象になると思います。
ロボット掃除機K10+の清掃マップは、使いやすく、見易いもので、現在進行形の清掃状況を把握しながら、過去実績をチェックしたり、再利用したりと便利に使えます。
マップ作りは2通り
マップは勝手に作られるのですが、清掃開始時にアプリで2通りの方法が選べます。
マップ作りの方法 | 内容 |
---|---|
1)清掃しないでセンサーでマップだけを作る | 素早くマップを作って、進入禁止などの設定をしたい場合などに使います。 |
2)清掃しながらマップを作る | とりあえず清掃させたい場合や清掃中にリアルタイムにマップに進入禁止を設定する場合などに使います。 |
マップが完成したら編集
作成されたマップは、そのままでも継続利用できますが、清掃順序を指示したいなど、自分で掃除場所の順番を決めたい時には、マップを編集します。
編集といっても簡単な作業です。
主なマップ編集 | 方法 |
---|---|
清掃範囲を分割する | マップ上で分割する部屋を選んで分割部分に線を引く。 再度結合したり、分割し直したりすることも可能です。 |
清掃しない部分を設定する | マップ上に四角や線で『進入禁止エリア』を書き込む。 |
進入(清掃)禁止エリアの設定
マップ編集では、進入しない場所や清掃しない場所も設定できます。
部屋の一部エリアやこの先に進入しないようにバーチャルウォールを設定できます。
マップの上に線を描き、そこに仮想の壁があることを設定できます。
清掃禁止に設定しておけば、ロボット掃除機K10+は清掃禁止となっている部分には入って行きません。
清掃方法の指示
清掃方法の指示は、次の3つになります。
清掃方法 | 内容 |
---|---|
『家全体の清掃』 | マップ範囲全体を清掃します。 スタート位置の近くから順に掃除して行くようです。 |
『部屋指定清掃』 | マップ上で分割した範囲毎に指定して清掃します。 分割した範囲ごとに清掃要否および清掃順番を指定できます。 |
『エリア指定清掃』 | 清掃時に清掃エリアを囲んで指定します。 マップ上での分割とは違い、その時に掃除したい範囲をスポット的にも指定できます。 前回範囲は記憶されるので繰り返し利用することもできます。 |
上記の3通りの方法を選択して、自動清掃を実行できます。
いづれの場合も、清掃禁止エリアは清掃しません。
扉や障害物等で物理的に通れない場合は、その先の掃除は実行しません。
リモコンモード
ロボット掃除機K10+をスマホ画面で遠隔操作(走行のみ)できるリモコンモードがあります。
ラジコンのようにロボット掃除機K10+を移動させられます。
所定の位置に持って行ってから清掃を開始するなどの使い方ができます。
使い方次第で色々な使い方ができると思います。
スマート機器としての自動化使用
ロボット掃除機は、所定の範囲を自動清掃してくれるのは当たり前なので、自動清掃するタイミングを細かく設定できた方が楽しいし、満足感が向上するのではないでしょうか。
SwitchBotのロボット掃除機K10+は、SwitchBotのスマート機器と連携が可能です。
また、クラウド連携でAlexaやsiriなどのスマートスピーカーから音声操作も可能です。
例えば、SwitchBotの人感センサーや開閉センサー、スマートカメラなどと連携すれば、人の不在をトリガーにゴミ収集ステーションの自動排出を稼働させたり、自動清掃を開始したりできます。
Amazonエコーを利用しているならアレクサへの音声指示で、i PhoneやApple Watchを利用されているならsiriの音声操作やショートカットを使って清掃指示することもできるようになっています。
SwitchBotアプリでテープライトと連携し、清掃中は点滅させて演出するのも遊び心があって良いのではないでしょうか。
SwitchBotのスマート機器は、組み合わせて連携させることが簡単なので、色々な楽しみ方を作り出せる面白さがあると思います。
静かな運転音
ロボット掃除機の吸引力は、「静音(600pa)」「標準モード(1100pa)」「パワーモード(1600pa)」「MAXモード(2500pa)」の4通りがあり、「静音」が最も静かです。
「気になる」「気にならない」は、人によって感覚が違うので、なんとも言えないところなのですが、個人的にはネットを見ながら、MAXモードで掃除していても特に邪魔な音だとは思いません。
掃除機なので吸引音や動く音がするのは、仕方がないところです。
ロボット掃除機は、人が居なくても掃除してくれるものなので、部屋に居る間に掃除する必要はないので、清掃音を聞かなくても済むように運用することができます。
ゴミ収集ステーションの排出音
ロボットが吸引したゴミは、ゴミ収集ステーションで排出しますが、この排出音は、かなり大きな音が出ます。わざわざ聞きたいと思わない音であり、近所に配慮しないといけないと感じる音です。
このゴミ収集ステーションの排出を任意のタイミングだけに実行させるために、ロボット掃除機K10+は「ゴミ収集ステーション作動時間指定機能」と言う機能を持っています。
通常は、清掃完了後ゴミ収集ステーションに帰還した時に自動排出されますが、「ゴミ収集ステーション作動時間指定機能」で設定した時間帯は、自動排出が実行されないようにすることができるものです。
設定した時間帯(自動排出不可時間帯)に意図的にゴミ収集ステーションに排出させることは可能です。
例えば
1)スマホアプリで遠隔操作して任意に排出させる
2)siriなどで音声指示して排出させる
3)人感センサーなどと連携し、不在時に排出させる
などです。
ロボット掃除機の走行音
ロボット掃除機は走行するので、タイヤ付き掃除機を使ったことがない方は、走行音について理解しておく必要があるかもしれません。
走行するために機械的な音が出るわけではありません。
タイヤ付きの掃除機を引っ張るとタイヤが転がる音が出るのと同じで、ロボット掃除機のタイヤが転がることで音が出る場合があります。
ロボット掃除機はゆっくり動くので、タイヤ付きの掃除機を引っ張ったり、掃除機のモップでガチャガチャやる事に比べると音は小さくなる傾向です。
フラットで強度のある床なら、ほとんど走行音は出ません。
古い床板では、継ぎ目を乗り越える時に「ガタン・ガタン」と音が出る部分がありました。
現在タイヤ付き掃除機を使っている方は、ロボット掃除機に変えることで静かに掃除できるようになるかもしれませんが、スティック型掃除機などタイヤ走行しない掃除機を利用している場合、床の状態によっては、階下に走行音が伝播する可能性は考慮した方が良いと思いました。
2階建などでの利用
ロボット掃除機K10+のゴミ収集ステーションを2階に設置して、色々な使い方を確認した後に、1階を含めた他の部屋も掃除したくなり、ロボット掃除機が自力で辿り着けない部屋を掃除してもらうことにしました。
当初は、ゴミ収集ステーションとロボット本体をセットで持って行く必要があるのかと思っていましたが、ロボット掃除機K10+のロボット本体だけを持っていき、スマホアプリで[清掃+マップ作成]をスタートすることができました。
本体上面のスタートボタンを押すだけで清掃を開始しますが、最初は位置検出に失敗します。もう一度押すと[清掃+マップ作成]モードで動くようです。
初めての部屋でも各種センサーで検知しながら清掃してくれます。
清掃と並行してマップを作成してくれますが、清掃進行中のマップに立入禁止エリアやバーチャルウォールを設定できました。
清掃が完了するとロボット掃除機K10+はゴミ収集ステーションが近くにないため、適当な位置で停止します。
スマホアプリで充電状況(バッテリー残量)を確認できるので、電池が残っていれば続けて別の部屋の清掃が可能です。
充電が必要になったらゴミ収集ステーションの近くに持って行き、ホームボタンを押せば姿勢を整えて充電位置に移動します。
ロボット掃除機K10+は使い勝手もスマートで、好きな場所に持って行って自動清掃が可能です。
まとめ
ロボット掃除機は、「時短」「丁寧」「効率的」「ゴミ捨て簡単」など、使用形態や用途により様々な機能を求められますが、筆者がロボット掃除機に期待した項目について、ロボット掃除機K10+は十分な性能・機能を備えていると思いました。
ロボット掃除機K10+は、各種SwitchBot製品と共通アプリで運用し、連携も簡単なので、自宅のスマート化を進めたい方にも最適な掃除機だと思います。
コンパクトで小回りが効き、持ち運びも楽々な『ロボット掃除機K10+』が1台あれば、家中の掃除をお任せできることが判りました。