食虫植物のウツボカズラを育て始めて5年以上になります。
湿度の管理を間違うと枯れてしまうこともありましたが、水槽管理にしてからは夏も冬も楽に管理できるようになりました。
水槽管理で冬に使用している保温ヒーターを紹介します。
育成しているウツボカズラ
ウツボカズラは、ネペンテス(Nepenthes)が正式名称です。
葉先から伸びる蔦に付く捕虫袋が特徴の魅惑的な植物です。
4種類ほど育てています。
育て方はある程度の注意事項を守れば簡単な品種です。
増やしていけるので、長く育てていくと置き場に困るようになってきます。
育成における注意事項については、育て方をまとめた別記事で紹介しています。
ウツボカズラの育成に使用する保温ヒーター
ウツボカズラは、温度湿度が大切ですが、特に冬場の寒さで弱ってしまうことが多いです。
最低10度は確保したいところで、12月から3月は水槽内に保温ヒーターを入れています。
水槽内は保温すると湿度が上がり、水槽の壁面には水滴が発生します。
よって防湿性能のあるものでないと危険です。
サーモスタットも必須です。
また、ウツボカズラに水やりして、水槽床面が水で濡れるので、ヒーターの底が水に触れないようにした方が良いと考えます。
私は、大型水槽を使用しているので、中に小型水槽を入れてその中にヒーターを設置しています。
ヒーターの熱は上昇しますが、ファンなどは使用していません。
自然対流を期待する場合、水槽の中の水槽を入れるよりも、水槽の中に置台を作ってその上にヒーターを置いた方が熱が回りやすいと思います。
DEKIRUCHA方式で水槽の中の水槽にヒーターを入れると、ヒーター本体が乾燥に近い状態で運用できています。
ヒーター本体が高湿度の空気にさらされるよりも、加温だけに使用できた方が安全な気がしています。
対流させたい場合は、弱めの水槽ファンを使用すると良いのですが、空気の流れを作ることで乾燥しやすい部分ができるのではないかと考えて、何もしていません。
自己流なので参考までと捉えてください。
おすすめの高湿度対応ヒーター
育成し始めた頃は、無加温で育てていました。
冬の間に部分的に枯れてしますが、春に大幅な剪定で立て直しを図っていました。
そうすると夏にはきれいな状態に戻るのですが、初夏(5月~7月)に増やすための挿し木を取る頃まで回復期間となってしまいます。
多く増やすには挿し木が一番簡単なのですが、挿し木を確保するためにも、冬の育成が重要になってきます。
夏に生い茂ったウツボカズラをそのまま維持して冬を越すためにヒーターを使用します。
雪国の冬は厳しいのです。
おすすめヒーター1:昭和精機工業 パネルヒーターSP-250
昭和精機工業 パネルヒーターSP-250は、アルミフィンから熱を放散し、自然対流により室内を加温します。
単体では温度調節機能がないため、サーモスタットZY-6Aなどを併用し、電源をコントロールします。
私の水槽の加温には、このヒーターを使用しています。
・寸法 (長さx幅x高さ) 12.7 x 12.7 x 19.4 cm
・重量1.33kg
おすすめヒーター2:園芸用ヒーターマット
園芸用ヒーターマットは、種々販売されています。
鉢植えの下に敷くマット型のヒーターです。
周囲温度より10〜15度上昇します。
鉢底の加温は、植物の育成に有効的で、水槽内の空気を温めるより、植物への影響が大きくなります。
マットサイズ : 横53cm×縦25.4cmと標準60cm水槽にもピッタリなサイズです。
おすすめヒーター3:ウイングヒーター 家庭温室用ヒーター 200W
ウイングヒーター 家庭温室用ヒーター 200Wは、
- 本体サイズ(幅X奥行X高さ): × ×cm
- 本体重量:0. kg
DIGITEN DTC102デジタルプログラマブルサーモスタット
DIGITEN DTC102デジタルプログラマブルサーモスタットは、各種ヒーターの温度を制御するコントローラーになります。
ヒート用、クール用のデュアルリレー出力となっていて、加熱/冷却同時に制御します。
植物・小動物など多様な温度制御の目的に使用できます。
温度管理範囲:-40〜120℃
入力電力:100〜240VAC、50 / 60Hz
温度制御出力:最大10A、100-240VAC
まとめ
ウツボカズラを育てるために使用するヒーターについて紹介しました。
育て方は色々な方法があるはずです。
試してみて、自分の育て方を生活スタイルに合わせて作っていただければと思います。
魅力が尽きないウツボカズラを年中綺麗に育てる方法をずーっと模索しています。
なので飽きないのだと思います。