食虫植物のウツボカズラを育て始めて5年以上にります。
温湿度の管理を間違うと枯れてしまうこともありましたが、水槽管理にしてからは夏も冬も楽に管理できるようになりました。
水槽管理でウツボカズラを育成する際の水やりについて紹介します。
育成しているウツボカズラ
ウツボカズラは、ネペンテス(Nepenthes)が正式名称です。
葉先から伸びる蔦に付く捕虫袋が特徴の魅惑的な植物です。
4種類ほど育てています。
育て方はある程度の注意事項を守れば簡単な品種です。
増やしていけるので、長く育てていくと置き場に困るようになってきます。
育成における注意事項については、育て方をまとめた別記事で紹介しています。
ウツボカズラを育てる水やり
ウツボカズラは、水やりが大切です。
長期間乾燥させて枯れ始めると復活が難しくなってしまいます。
水槽栽培では、腰水とまで行かなくても鉢底の水気は常時確保させることができます。
また、上蓋を全開にすることも無いので、短時間では乾燥しません。
ただ、鉢底に水気があっても、水苔は乾燥してしまうので注意が必要です。
水やりは水槽内の鉢植えの水苔にたっぷり水をやることが重要なのですが、ジョウロやペットボトルでやった場合にウツボカズラの大きな葉や捕虫袋が邪魔をして、窓外れな給水になってしまいます。
水槽で育てるメリットとして、ある程度の水のこぼれは許容できるのですが、水苔の吸水できる速度には限界があるので、バケツをひっくり返すように水を与えても抜けていくだけになってしまいます。
それを避けるには、加圧ポンプなどを使って小径のホースで鉢植えの水苔に直接水を散布する方法が効果的だと思います。
自己流ですが、加圧散水ポンプを使用して、鉢植えの水苔にたっぷりと水を含ませるようにしています。
室内でこぼさずに多めの水を扱うことが簡単になり、数回に分けて散水するのにも便利です。
おすすめの散水機器
基本的にジョウロなどを使用すれば問題ありません。
水槽内で過密になった際には、上手く鉢植えに水を伝わせる方法を考えると良いと思います。
ジョウロはコンパクトで給水ノズルの長いものが使いやすくなります。
蓄圧式 噴霧器を使うと水汲み・水やり共に効率的です。
蓄圧式 噴霧器のタンク容量は4ℓ以上の方が鉢数が増えた時にも対応できます。
ノズルを差し込むだけで水槽内の隅々まで散水できます。
まとめ
ウツボカズラを育てるための水やりについて、経験を紹介しました。
育て方は色々な方法があるはずです。
試してみて、自分の育て方を生活スタイルに合わせて作っていただければと思います。
魅力が尽きないウツボカズラを年中綺麗に育てる方法をずーっと模索しています。
なので飽きないのだと思います。