画面のスクロールにマウスホイールの操作が多く使う方は、指先痛に悩んでいませんか。
操作感の好きなマウスだったのですがマウスホイールを回転させる時に指先が痛いと感じるようになりました。
そんな時、ロジクール(MX ANYWHERE 3)のマウスに【MagSpeed電磁気スクロールホイール】と言う機能があることを知りました。
この記事では、マウスのホイール操作が軽快になり、更にホイール操作時に指先が痛いと感じる方におすすめしたいロジクール製【MagSpeed電磁気スクロールホイール】マウスを紹介します。
MagSpeed電磁気スクロールホイールとは
【MagSpeed電磁気スクロールホイール】とは、マウスのホイール中心部に電磁石を配置して、磁力を利用してホイールの回転を制御できる機能です。
回転精度を高める「ラチェットモード」
回転がスムーズになる「フリースピンモード」
の2つの操作の切り替えができます。
ロジクールの商品説明には、「驚くほどの速さ、精確さ、静かさのこのホイールは1秒で1000行のスクロールと1px単位での精確なカーソル操作が可能」と記載されています。
ラチェットモード
「ラチェットモード」は、ホイールの回転を小刻みなピッチで動かすモードです。
『カチカチ』と小刻みな操作感になります。
このモードは、スクロールの精度を正確に制御したい時に使います。
ゆっくり1ラッチ毎に動かすことで細かくスクロールできます。
そして、思い切りホイールを回すと「フリースピンモード」切り替わり、大きなスクロールになります。
フリースピンモード
「フリースピンモード」は、ホイール回転時に引っ掛かりのない滑らかな回転感覚になるモードです。
ホイールを回転させて離すと惰性で回転したままになります。
なので、一回ホイールをクルッと回せば、画面が大きくスクロールし、簡単にページ最下部まで高速スクロールさせることも可能です。
もちろん、ゆっくり回せばスローなスクロールになります。
使い始めは、スクロール量の調整が少し不安定になるかもしれませんが、すぐに慣れて好きな場所で止めることができるようになります。
普通に使用するのであれば、「ラチェットモード」よりも快適です。
指先が痛くならない操作感
マウスのホイール操作で指先が痛くなるのは、ホール表面のギザギザが硬いことや回転性能が悪いことが原因なのかもしれないと考えていました。
【MagSpeed電磁気スクロールホイール】の「フリースピンモード」を使って解ったのですが、ホールのラチェットによる振動で指先が叩かれることで痛く感じていたようです。
細かな振動なので、指先の皮膚が硬くなってくれば痛みは感じなくなるのかもしれません。
しかし、指先が硬くなっていなくても「フリースピンモード」なら痛みは感じません。
個人差はあると思います。
筆者は、【MagSpeed電磁気スクロールホイール】の「フリースピンモード」でマウスホイール使用時の指先の痛みを改善できました。
スクロールの精度が欲しい時でも「フリースピンモード」で対応できます。
「ラチェットモード」と「フリースピンモード」を切り換えしたい時は、
☑️ マウスセンターにある「モードシフトボタン」を押して手動で切り替え
と簡単に使いわけは可能です。
マウスの電源をオフにしても、モードは維持されます。
「フリースピンモード」は、微動〜超高速スクロールまでを自在に操作できます。
多少、制御性は落ちると思いますが慣れによって常用は可能です。
【MagSpeed電磁気スクロールホイール】搭載マウス
【MagSpeed電磁気スクロールホイール】を搭載したマウスは、ロジクールMX Master 3とロジクール MX ANYWHERE 3になります。
ロジクールMX Master 3
ロジクールMX Master 3は、ロジクール製マウスのフラッグシップ機です。
ロジクールMasterシリーズのトップグレードになります。
大きさは、長さ12.49 x 高さ8.43 x 幅5.1 cm,重さ141 g
人間工学により作られたシルエットで手のひらへのフィット感の高いマウスです。
フル充電により最長70日のバッテリー持ち
最大3台のデバイスとペアリングを切り替えて使用できます。
Easy-Switch™ボタン(マウス裏面にあるスイッチ)を操作して3つのデバイスを切り替えることができます。
マウスの操作性を重視する方に最適なマウスです。
静音クリックタイプは、ロジクール MX MASTER3s になります。
ロジクール MX ANYWHERE 3
ロジクール MX ANYWHERE 3は、ロジクールMX Master 3同様にロジクールMasterシリーズのフラッグシップモデルです。
ロジクールMX Master 3よりも小型軽量に作られています。
マウスに手のひらを乗せる形ではなく、親指と薬指・小指で摘んで操作する感じです。
機能上の大きな違いとして、ロジクール MX ANYWHERE 3には、専用の水平スクロール用ホイールがありません。
専用の水平スクロール用ホイールが無くても、サイドボタンとスクロールボタンを同時に使用することで水平スクロールさせることはできます。
項目 | MX Master 3 | MX ANYWHERE 3 |
---|---|---|
長さ | 12.49cm | 10cm |
高さ | 8.43cm | 3.4cm |
幅 | 5.1cm | 6.5cm |
重さ | 141g | 99g |
ボタン数 | 7 (水平スクロール用ホイールあり) | 6 (水平スクロール用ホイールなし) |
DPI(最小値と最大値) | 200~4000dpi (50dpi刻みで設定可能) | 200~4000dpi (50dpi刻みで設定可能) |
バッテリー性能 | 最大70日 | 最大70日 |
接続方法 | Bluetooh および ロジクール独自の UnifyingUSB接続 | Bluetooh および ロジクール独自の UnifyingUSB接続 |
静音クリック | MX Master 3s の選定が必要 | MX ANYWHERE 3S の選定が必要 |
MagSpeed電磁気スクロールホイールを1年以上使ってきた感想
MagSpeed電磁気スクロールホイールを1年以上(約1.5年)使用してきました。
この間の使用してきた感想を記します。
1年経過で不調に・・・でも安心
1年経過後にクリックが不調になりました。(シングルクリックがダブルクリックになる現象)
エアーパージするとしばらく調子が良くなったので、多分、内部に入ったゴミの影響だと思います。
このマウスは、3年間保証がついていて、Logicoolのウェブページから保証適用を申請したところ、新しいマウスを送ってくれました。
なので、耐久性に不安が残る部分がありますが、アフターサービスは万全で安心です。
メーカーホームページでは、最大1,000万回のクリック耐久性をテスト済みとなっています。
1年経過、指は快適
筆者にとって「ラチェットモード」は不要なモードで、常時「フリースピンモード」で使用しいます。
筆者の使用方法では、「フリースピンモード」と「ラチェットモード」のどちらのモードでも動作精度に差を感じません。
指先が痛くならないのは「フリースピンモード」なので、「ラチェットモード」は使っていません。
「フリースピンモード」のお陰で、1年を経過した現在でも指先が快適です。
動作精度の違いを動画にしてみました。
あまり変わらないので伝わらないかもしれませんが参考まで。
クリック音の有無モデルあり
使用中のロジクール MX ANYWHERE 3は、静音クリックのマウスではありません。
なので、クリック音がします。
このクリック音は大きめです。
自分一人で作業する時は、操作を確認できる快適な音です。
外出時はマウスを所持しないので関係ないのですが、公共の静かな場所で使用する方は、静音タイプのMX ANYWHERE 3Sを選定してください。
MX ANYWHERE 3の総合的な感想
ロジクール MX ANYWHERE 3は、マウスとしては高価な機種だと思います。
指先痛を解消できた効果は大き良いのですが、その問題を考慮しなくても、コスパは悪くありません。
スクロールを多用する方は、「フリースピンモード」の便利さを実感できると思います。
ロジクール MX ANYWHERE 3を使うことでスクロールしてページの下まで一気に進むのが堪らなく便利です。
1年も使っていると、高速スクロールさせて、パチスロの目押しの如く、画面を止めることもできるようになります。
実際に目押しで止める場合はスクロールを少し加減しています。
目一杯回すと、あっと言う間に下まで行ってしまい、止めることができない速度になります。
「ラチェットモード」も使い方次第で相当便利だと思います。
高精度技術も採用しています。
マウスの各ボタンは専用アプリで用途に合った使い方にカスタマイズが可能です。
まとめ
筆者は、【MagSpeed電磁気スクロールホイール】の「フリースピンモード」による高精度な高速スクロール、そしてマウスホイールを回転させる時の指先への負荷軽減だけでも、ロジクール MX ANYWHERE 3を使用する価値を感じています。
実際には、ロジクール MX ANYWHERE 3が筆者の使い方に合っているのだろうと思います。
1年経過時にクリックが不調になった時も、ロジクール MX ANYWHERE 3以外は考えませんでした。
無償で保証品が送られ来たので、とても嬉しかったのですが、買い替えとなったとしても、ロジクール MX ANYWHERE 3を選びました。
色々なマウスがあるので、試してみいと思いますが、指先痛のこともあり、一度馴染んだものを変えるのは勇気が必要です。
皆さんも使いやすいマウスに出会えると良いですね。