近年、スマートホームテクノロジーの進化により、私たちの生活はますます便利で快適なものになっています。
その一翼を担う製品の一つが、SwitchBot(スイッチボット)シーリングライトです。
本記事では、この革新的な照明デバイスが提供する高性能な機能とスマートな操作性に焦点を当て、その魅力をレビューとして紹介します。
SwitchBotシーリングライトは、照明の基本性能をクリアし、スマート機能との融合により、新しい生活のスタイルを提案しています。
その使い勝手のよさや設置手順、実際の使用感をお伝えできればと思います。
※本記事は、製品を提供いただき作成しました。
SwitchBotシーリングライトの仕様/機能
SwitchBotシーリングライトには、2種類(各2モデル:6畳用、8畳用)があります。
大きな違いは、スマートリモコン機能の有無になります。
・SwitchBotシーリングライト(今回レビュー)
・SwitchBotシーリングライトプロ←スマートリモコン機能付き
今回レビューするのは、スマートリモコン機能の無い『SwitchBotシーリングライトの8畳用』です。
SwitchBot シーリングライト | SwitchBot シーリングライトプロ |
サイズ:Φ390×H96mm 本体重量:約1100g | サイズ:Φ480×H102mm 本体重量:約1700g |
3,500lm(6畳、36W) 4,000lm(8畳、43W):今回レビュー | 3,699lm(6畳) 4,299lm(8畳) |
無段階調光調色 最小1%刻みでより細かく調節可能 色:電球色、昼白色、昼光色 色温度:2700K〜6500K 明るさ:1%〜100% | 無段階調光調色 最小1%刻みでより細かく調節可能 色:電球色、昼白色、昼光色 色温度:2700K〜6500K 明るさ:1%〜100% |
光学レンズ ムラなくきれいに光る | 光学レンズ ムラなくきれいに光る |
チラツキなし 勉強や仕事の効率アップをサポート | チラツキなし 勉強や仕事の効率アップをサポート |
PMMAランプシェード(セード) 部屋全体をより明るく照らす | PMMAランプシェード(セード) 部屋全体をより明るく照らす |
演色性Ra85 より自然な色彩を演出 *全灯の場合、演色性はRa90 | 演色性Ra85 より自然な色彩を演出 *全灯の場合、演色性はRa90 |
専用リモコン 各機能が充実、チャンネル変更も可能 | 専用リモコン 各機能が充実、チャンネル変更も可能 |
スマホ操作 外出先から照明を遠隔操作 | スマホ操作 外出先から照明を遠隔操作 |
音声コントロール 電源のON/OFF、明るさ、色温度を調節可能 *異なるサードパーティサービスによって対応可能な操作に違いあり。 | 音声コントロール 電源のON/OFF、明るさ、色温度を調節可能 *異なるサードパーティサービスによって対応可能な操作に違いあり。 |
多様なプリセットモード 通用シーン5つ、オートメーション6つ | 多様なプリセットモード 通用シーン5つ、オートメーション6つ |
ハブ機能付き 各種SwitchBot製品と連携可能 | ハブ機能付き 各種SwitchBot製品と連携可能 |
ー | スマートリモコン付き 赤外線家電を手軽にスマート化 |
通信方式: 2.4GHz Wi-Fi Bluetooth4.2以降 | 通信方式: 2.4GHz Wi-Fi Bluetooth4.2以降 |
防虫防塵構造 虫や埃が侵入しにくい | 防虫防塵構造 虫や埃が侵入しにくい |
SPCC素材 高硬度、高熱伝導率 | SPCC素材 高硬度、高熱伝導率 |
PMMA素材カバー 高透過率、高硬度、UVカット | PMMA素材カバー 高透過率、高硬度、UVカット |
5年保証 | 5年保証 |
既存シーリングライトとの比較
設置する部屋の大きさは6畳です。
既存のシーリングライトは、34型+27型の蛍光灯式で8畳対応のものです。
見た目では大きさが違い、既存シーリングライトの外径Φ550mmに対して、SwitchBotシーリングライトの外径はΦ390mmとコンパクトです。
SwitchBotシーリングライト | 既存のシーリングライト |
サイズ:Φ390 | サイズ:Φ550 |
対応畳数:8畳 | 対応畳数:8畳 |
ランプ:LED 消費電力:43W | ランプ:蛍光灯34型+27型 消費電力:78W |
SwitchBotシーリングライトの特徴
機能面で既存シーリングライトと違う点は、SwitchBotシーリングライトはスマート機能を持っているところです。
スマート機能を持っていることにより、ネットを通してシーリングライトを操作できるようになります。
単なるオン/オフだけでは無く、細かな設定や各種SwitchBot製品と連携した自動化も可能になります。
ネットを通して操作しない場合や各機器との連携を必要としない場合でも、SwitchBotシーリングライトは高性能で高機能なシーリングライトとして利用できるようになっています。
照明としての基本性能をクリアし、更に従来のシーリングライト以上に高機能なので、単体照明として利用した場合でも十分に満足できる製品となっています。
SwitchBotシーリングライトの取り付け手順
先ずは、既存シーリングライトを取り外して、SwitchBotシーリングライトを取り付けた状況を紹介します。
筆者は、仕事場にしている書斎(6畳間)に取り付けました。
既存のシーリングライトを取り外して、新しいSwitchBotシーリングライトを付けるだけの簡単な工事でした。
配線もワンタッチになっていて、差し込みするだけです。
天井に届く足場になる台があれば、工具なしで10分程度で交換できると思います。
取り付けできない天井については、付属説明書等を参照
1)既存シーリングライトを取り外す
ライトのタイプによって、取り外し方が変わってきますが、参考までに記しておきます。
既存シーリングライトのランプシェード(セード)を外して、中央にある取付アダプターの配線を外し、レバーを摘んで引き下げると、シーリングライト本体が外れます。
シーリングライト用取付アダプターは、回すと外れます。
照明用コンセントが出てくるので、これで取り外しは終了です。
2)SwitchBotシーリングライトを取り付ける
SwitchBotシーリングライトは、取り外したシーリングライトの逆の手順で取り付けできます。
取り付けできない天井については、付属説明書等を参照
天井の照明コンセントにSwitchBotシーリングライト用取付アダプター(付属品)を付けます。
SwitchBotシーリングライトを取付アダプターに嵌めて爪(写真:側面緑色)で落下しない位置まで押し込みます。
配線をつなぎ、本体を押し込んで天井に密着させ固定します。
最後にランプシェード(セード)を取り付けて完了です。
※取付アダプターの爪は2段階になっています。筆者の取り付けでは1段目まで嵌めて配線をつないだ後で、2段目まで押し込みました。本体背面(天井面)のスポンジが潰れて、天井に密着し、しっかり固定されました。
SwitchBotシーリングライトの利点
SwitchBotシーリングライトの特徴は、「スマート機能のあるシーリングライト」となるのですが、照明機器としても優秀な性能を持っています。
明るさは十分にあり、更に自由に設定できる調光&調色設定によって、好みの光の色合いも表現できます。
もちろん、得意とするスマート機器としての性能は申し分なく、遠隔操作がやり易く、発想次第で自由に自動化できます。
SwitchBotシーリングライトを使用する利点について、以下の4項目について説明していきます。
1)1%刻みで調光&調色をより細かく調節可能
2)時系列で照明を自在に自動制御できる
3)各種SwitchBot製品と連携可能
4)スマートリモコンでオン/オフ以上の操作性
1%刻みで調光&調色をより細かく調節可能
SwitchBotシーリングライトは、自在な調光&調色を特徴としています。
調光:明るさ1%〜100%
調色:暖色〜白色
この組み合わせを自由に設定して、好みの光に調整できます。
項目 | リモコン操作の場合 | アプリ操作の場合 |
---|---|---|
調光: 明るさ1%〜100% | 10段階 | ほぼ無段階 |
調色: 暖色〜白色 | 10段階 | ほぼ無段階 |
時系列で照明を自在に変化できる
SwitchBotシーリングライトは、時系列で照明を自在に変化させることができ、簡単に利用できる「オートメーション」設定がプリセットされています。
朝の目覚めに徐々に明るくしてくれる『おはようモード』
設定した時間に設定した調光&調色の照明に変わる『朝・昼・夜モード』
おやすみ前に徐々に暗くしてくれる『おやすみモード』
各モードの調光&調色や時間を生活環境などに合わせてカスタマイズすることも簡単にできます。
その他にもスケジュール設定や遅延設定など自由に細かく設定して利用できます。
各種SwitchBot製品と連携可能
SwitchBotシーリングライトがスマート機器として活躍するのは機器連携です。
連携は、「何かの条件が揃えば、何かを実行する」と言うもので、オートメーション(旧シーン)と呼ばれる自動化設定を利用します。
設定は対話式で、条件にできることや実行できることは、リストで表示されるので、選択するだけで自動化が設定できます。
例えば、『17時から24時の間でSwitchBot人感センサーが動体を検知した時にSwitchBotシーリングライトをオンする』などは簡単に設定できる連携です。
スマートリモコンでオン/オフする以上に自在に操作できる
SwitchBotシーリングライトは、シーリングライトがスマート機器となっています。
通常照明をスマートリモコン(SwitchBotハブmini等)で操作するよりも便利に利用することができます。
例えば、
・SwitchBotシーリングライトの点灯有無を遠隔地から把握できる
・SwitchBotシーリングライトの調光&調色の状態を遠隔地から把握できる
・SwitchBotシーリングライトのオン/オフを自動化設定のトリガーとして利用できる
などです。
スマートリモコンを利用した操作は、スマートリモコンからシーリングライトに指示が発せられる一方通行の指令になります。
SwitchBotシーリングライトは、照明の状態をフィードバックしてくれるので、現状把握が容易で、かつ、その信号を自動化条件にしたり、遠隔操作で調整したりすることが簡単にできてしまいます。
SwitchBotシーリングライトの使用感
SwitchBotシーリングライトは、スマート機器だから高性能と言うわけではありません。
照明としての基本性能が高い製品です。
導入前までは、シーリングライトを変えても、照明としての性能は同じ程度ではないかと捉えていました。
しかし、初めて点灯した時にキラキラしたLEDの光がとても綺麗で、部屋全体がパッと明るくなったのを感じ、想像以上に照明としての性能が高いことを感じました。
調光&調色機能で照明を変化させると、一つ一つのLEDが光の強さや色を変えているのが良く分かります。
『演色性Ra85、より自然な色彩を演出(*全灯の場合、演色性はRa90)』と謳っている性能が感じられます。
最初はランプシェード(セード)を付けていなかったので、特段にLEDランプが眩く見えたのですが、ランプシェード(セード)を付けると明るさが広がる感じになりました。
天井の隅は、LED直射の場合に明暗が出ていたのですが、ランプシェード(セード)を付けることで、光が均一に拡散され、天井の隅を含め、部屋全体が明るくなりました。
照明モードは多彩で、据え置きのリモコンでも6つの設定[全灯、常夜灯、読書、くつろぎ、食事、メモリ設定]を一発選択で利用できます。
スマホアプリを利用すれば、更に細かな設定や自動化が可能になっています。
好みの調光&調色設定を複数登録しておけるので、選択するだけで気分に応じた照明に変えることができます。
スマート機器としての機能は、他のSwitchBot製品同様に細かく設定できるようになっています。
着々とスマート機器の配置を重ね、連携等でオートメーション化を図っています。
SwitchBotシーリングライトを加え、また発想の自由度が広がったと感じています。
レビューまとめ
SwitchBotシーリングライトは、高性能な照明であり、高機能なスマート機器でした。
照明としての基本性能が高く、調光&調色により、艶やかな明かりを表現させることができます。
遠隔操作でも、照明の状態を把握でき、細かな調整まで指示できます。
照明をスマート機器として利用できることで、使い方の幅が広がり、ワクワクする生活スタイルを予感させてくれます。