マランツAVアンプNR1711でハイレゾも映画も高音質

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kleincrossiによるPixabayからの画像
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ホームシアターを構築する時に音響面ではAVアンプを利用したいのですが、色々なAVアンプがあって悩むところだと思います。

本記事ではマランツNRシリーズの進化とNR1711ならではの良さを紹介していきます。

バイアンプ駆動対応のNRシリーズ

マランツ薄型AVアンプNRシリーズは、NR1609,NR1710,NR1711と進化してきました。

3機種ともに寸法はW440xH105xD378mmと同一です。

厚みが105mmと言うスリムな高性能AVアンプは、今でも目新しく感じます。

薄さによる設置場所の自由度は、他機種との差別化につながっています。

マランツ NR1711
W440xH105xD378mm

NR1609→1710→1711の進化

マランツ薄型AVアンプNR1609,NR1710,NR1711の進化点を下表に示しました。
NR1711の特徴は、以下の3点となっています。

【NR1711】の特徴

・バーチャル3DサラウンドテクノロジーDolby Atmos Height Virtualizerに対応
・HDMI入力1系統、出力1系統が8K/60pおよび4K/120p映像信号のパススルーに対応
・HDR10+およびDynamic HDRに対応

メーカーマランツマランツマランツ
製品名NR1609NR1710NR1711
希望小売
価格(税込)
9.9万円9.9万円9.9万円
実売価格
21.6.23
6.1万円~7.2万円~
出力F:50W+50W
C:50W+50W
SR:50W+50W
SRB:50W+50W
F:50W+50W
C:50W+50W
SR:50W+50W
SRB:50W+50W
F:50W+50W
C:50W+50W
SR:50W+50W
SRB:50W+50W
バイアンプ
駆動
対応対応対応
HDMI
端子
入力8系統
(4K Ultra HD /
HDCP 2.2対応)
、出力×1
入力8系統
(4K Ultra HD/
HDCP 2.3対応)
、出力×1
入力6系統
(全系統HDCP 2.3対応)
(8K対応入力×1,
8K/60p、4K/120p対応
)
、出力×1
オーディオ
入力
アナログ×3、
Phono(MM)×1、
光デジタル×1、
同軸デジタル×1
アナログ×3、
Phono(MM)×1、
光デジタル×1、
同軸デジタル×1
アナログ×3、
Phono(MM)×1、
光デジタル×1、
同軸デジタル×1
音声出力端子2.2chプリアウト×1、
ゾーンプリアウト×1、
ヘッドホン×1
2.2chプリアウト×1、
ゾーンプリアウト×1、
ヘッドホン×1
2.2chプリアウト×1、
ゾーンプリアウト×1、
ヘッドホン×1
DTSDTS:X
DTS-HD Master Audio
DTS-HD High Resolution Audio
DTS-ES Matrix 6.1
DTS-ES Discrete 6.1
DTS-ES
DTS 96/24
DTS Express
DTS
DTS Neural:X
DTS Virtual:X
DTS:X
DTS-HD Master Audio
DTS-HD High Resolution Audio
DTS-ES Matrix 6.1
DTS-ES Discrete 6.1
DTS-ES
DTS 96/24
DTS Express
DTS
DTS Neural:X
DTS Virtual:X
DTS:X
DTS-HD Master Audio
DTS-HD High Resolution Audio
DTS-ES Matrix 6.1
DTS-ES Discrete 6.1
DTS-ES
DTS 96/24
DTS Express
DTS
DTS Neural:X
DTS Virtual:X
DOLBY
DIGITAL
Dolby Atmos
DOLBY TrueHD
DOLBY DIGITAL Plus
DOLBY DIGITAL EX
DOLBY DIGITAL
Dolby Atmos Height Virtualizer
Dolby Atmos
DOLBY TrueHD
DOLBY DIGITAL Plus
DOLBY DIGITAL EX
DOLBY DIGITAL
Dolby Atmos Height Virtualizer
Dolby Atmos
DOLBY TrueHD
DOLBY DIGITAL Plus
DOLBY DIGITAL EX
DOLBY DIGITAL
高画質化
技術
HDR10
HLG
Dolby Vision
HDR10
HLG
Dolby Vision
HDR10
HLG
Dolby Vision
HDR10+
Dynamic HDR
D/A
コンバーター
32bit プレミアム
D/Aコンバーター
「AK4458VN」
32bit プレミアム
D/Aコンバーター
「AK4458VN」
32bit プレミアム
D/Aコンバーター
「AK4458VN」
Bluetoothバージョン:3.0
+ EDR 対応
プロファイル:
A2DP 1.2、AVRCP 1.5 対応
コーデック:
SBC 通信距離:約30 m
(見通し距離)
バージョン 4.1 対応
プロファイル
A2DP 1.2、AVRCP 1.5 対応
コーデック
SBC 送信出力 / 通信距離
Class 1 / 約30 m
(見通し距離)
バージョン4.2対応
プロファイル受信:
A2DP 1.2、AVRCP 1.5、
送信: A2DP 1.2
対応コーデック
SBC送信出力 / 通信距離
Class 1/ 約30 m
(見通し距離)
Wi-FiEEE 802.11 a/b/g/n
準拠(Wi-Fi®準拠)
/ 2.4 GHz、5 GHz
IEEE 802.11 a/b/g/n
準拠(Wi-Fi®準拠)
/ 2.4 GHz、5 GHz
IEEE 802.11 a/b/g/n
準拠(Wi-Fi®準拠)
/ 2.4 GHz、5 GHz
HEOS対応対応対応
Amazon Alexa対応対応対応
AirPlay 2対応対応対応
対応音声入力
フォーマット
DSDファイルは
5.6MHzまで、
PCM系ファイルは
192kHz/24bitまで
DSD、WAV、 FLAC、
Apple Lossless
ファイルの
ギャップレス
再生にも対応
MPEG-4 AACに対応
DSDファイルは
5.6MHzまで、
PCM系ファイルは
192kHz/24bitまで
DSD、WAV、FLAC、
Apple Lossless
ファイル
のギャップレス
再生にも対応
MPEG-4 AACに対応
DSDファイルは
5.6MHzまで、
PCM系ファイルは
192kHz/24bitまで
DSD、WAV、FLAC、
Apple Lossless
ファイル
のギャップレス
再生にも対応
MPEG-4 AAC 5.1chに対応
幅x
高さx
奥行き
W440 x
H105 x
D378 mm
W440x
H105x
D378 mm
W440x
H105x
D378 mm
消費電力250 W250 W250 W
重量8.3kg8.4kg8.3kg

Dolby Atmos Height Virtualizer に対応

NR1711はバーチャル3DサラウンドテクノロジーDolby Atmos Height Virtualizer に対応しています。

DTS:XおよびDolby Atmosの再生に際して、オーバーヘッドスピーカーやサラウンドスピーカーをを設置していないステレオ2ch,5.1ch,7.1chなどの環境においても、天井側からの音声を含めた3Dのバーチャルサラウンド音場を作り上げてくれます

8K/60pおよび4K/120p映像信号のパススルーに対応

NR1711への進化で一番大きなポイントが、HDMI入力1系統、出力1系統において8K/60pおよび4K/120p映像信号のパススルーに対応したことです。

HDMI入力は8系統から6系統に削減されてしまいましたが、8K/60pおよび4K/120pを採用しています。

これから4K/8Kテレビ(モニター)を導入する方には必須な機能になります。

8K対応プレーヤーを接続する際は、Ultra High Speed 48 Gbps HDMIケーブルを使用する必要があります。

新4K8K衛星放送で使用されているサラウンド音声フォーマットであるMPEG-4 AAC 5.1chにも対応しています。

HDR10+およびDynamic HDRに対応

NR1711では、従来対応してきたHDR10,HLG,Dolby Visionに加えて、HDR10+およびDynamic HDRに対応しました。

映像の5大要素である「解像度」「ビット深度」「フレームレート」「色域」「輝度」において、HDRは「輝度」の規格の位置づけになります。

参考

HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称で、ダイナミックレンジとは識別可能な信号の最小値と最大値の比率を示すことから、HDRは明るさ暗さの幅(ダイナミックレンジ)をより広く表現するための表示技術になります。


HDRでは従来技術のSDR(Standard Dynamic Range)に比べ10倍以上の強い光の表現を可能にしました。

HDRは「PQ方式」「HLG方式」の2つの方式がありますが、
「PQ方式」はWeb配信や映画
「HLG方式」は放送(スカパー!4K,BS衛星による4K/8K放送など)
で採用されている技術になってきます。

「PQ方式」には、「HDR10」「Dolby Vision」の2規格で
「HDR10」はUltra HD Blu-rayで採用されている業界標準です。

HDRおよびHDR10+について

「HDR10」では、一つのコンテンツ毎に輝度を設定しているのですが、HDR10+」は、これを進化させて、フレームごと、あるいはシーンごとに動的に設定していく技術になります。

「HDR10」対応機種でも再生できますが、フレームごと、あるいはシーンごとといった動的な部分には対応できないため、きちんと「HDR10+」への対応が必要になります。

Dynamic HDRについて

Dynamic HDR」は動的な(Dynamic) HDRという意味で、「HDR10+」同様にフレームごと、シーンごとにビデオ信号の明るさ、コントラスト、ディテールなどを表示することができる技術になります。

Dolby VisionとHLGについて

「Dolby Vision」は、フレーム毎に輝度を設定できる規格です。

「HLG方式」は、上記しましたが4K放送等で採用されている方式です。

「HDR10+」では非対応な場合でもHDRでは表示してくれますが、HLGの場合はHLG対応していないとSDRでの表示になってしまいます。

HDRは、技術進化とともに複数の規格に枝分かれしてきました。
今後の技術進化も進むものと思われるので注目の映像技術になっています。

参考:映像の画質要素

参考まで映像の画質要素について記しておきます。
5つの要素があり
「解像度」「ビット深度」「フレームレート」「色域」「輝度」となります。
「解像度」「ビット深度」「フレームレート」「色域」は4K/8K UHD放送の規格である「BT.2020」において標準化されていて、「輝度」ではHRDの中に先述の規格があります。

1.解像度

解像度は2K,4K,8Kなどと言われていますが、映像の画素の数のことできめ細やかさの指標です。
2K:画素数は1980×1080≒200万画素
4K:画素数は3840×2160≒800万画素(2Kの4倍)
8K:画素数は7680×4320≒3300万画素(2Kの16倍)
同じ画面サイズで比較すると画素数の多い方が、きめ細く表示できることになります。

2.ビット深度

ビット深度(Bit Depth)は、色深度(Color Depth)とも呼ばれますが、1画素が表示できる色の数を表す指標です。
ビット自体は2進数の桁数を示す単位で
1ビットは1桁で、0,1の2種類のみを表せます。
グレースケールでは白黒の2色となり、カラーではRGB(赤・緑・青)の3色がそれぞれ2種類を表せるので23で8色となります。
8ビットは8桁で、0,1の2種類が8個あり28でグレースケール256色となり、RGBでは2563で約1677万色になります。
ビット深度が高いほど、たくさんの色を表示でき、グラデーションをきめ細やかに表現できることになります。

3.フレームレート

フレームレートは、30p、60p、120pと記載されていて、1秒間に表示できるコマ数を言います。
パラパラ漫画で言えば、同じ動作を枚数増やして細かな動きで描いた方が動きが滑らかになるのと同じです。

4.色域

色域は、表現できる色の範囲のことで、ビット深度と似ているように感じますが違います。
どの範囲の色域で何色(ビット深度)を表現するのかと言う使い分けになり、色数が同じでも色彩の鮮やかさが違うことになります。
4Kや8K放送で標準化されているBT.2020規格では、従来のフルハイビジョン放送で用いられていたBT.709規格よりも大幅に広い色域をカバーしているので、より鮮やかな色合いを表現できるようになりました。

5.輝度

輝度は、表現できる明るさの範囲、ダイナミックレンジです。
より人間の目で知覚できるレンジに近づけ向上させるべく技術革新が進んでいます。
その技術の中心がHDRであり、暗闇の表現や白昼も夕焼けもより明瞭な表現を可能にしています。

NR1711はハイレゾに対応

NR1711だけではありませんが、マランツのAVアンプの多くは、ハイレゾ音源をストリーミング再生できるHEOSテクノロジーを搭載しています。

インターネットからAmazon Music HDなどのハイレゾ・ロスレス音源を取り込んでAVアンプに内蔵している高性能DACで変換し、スピーカーから高音質な音楽等と再生できるものです。

更にNR1711ならステレオスピーカー2本だけでもステレオ再生~バーチャル3D音場再生まで再生できる機能を持っています。

フロントスピーカーがバイアンプ接続対応であれば、4チャンネル分のアンプを使ってバイアンプ駆動することが可能です。

HEOSを使ったハイレゾ音源再生や映画での音質向上にも利用できます。

まとめ

マランツAVアンプNR1711は、高性能AVアンプでありながら高さ105mmのロースタイルでコンパクトで省スペースで設置できます。

HEOSテクノロジー,アレクサ対応なども魅力的ですし、2chバイアンプ駆動が利用できるので2chから7.1chへのステップを時間を掛けて楽しんでいくことができます。

加えて、4K,8K対応やHDRの最新規格にも確り対応しているので性能面でも満足できるでしょう。

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