SUVに使いたいロングストロークのフロアジャッキ

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CX-8タイヤ交換 ジャッキアップ
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SUVはフロアが高いので、シャシーの高さも地上から距離があります。

普通のハッチバックだと300mm程度のジャッキストロークがあれば十分ですが、SUVではロングストロークのジャッキの選定が必要になります。

ロングストロークで車両をガッチリ持ち上げられる油圧式フロアジャッキを選定しておけば、重労働に感じるジャッキアップも軽作業に改善できます。

ジャッキの種類

ジャッキの種類を大まかに分類すると

  1. パンタ型ジャッキ
  2. ボトル型ジャッキ
  3. フロア型ジャッキ

が主なものになり、それぞれに機械式および油圧式のジャッキが存在します。

機械式のパンタジャッキは自動車の標準工具になっていることも多いので、使用経験のある方も多いのではないでしょうか。

そんな中で一番のお勧めは、油圧式フロア型ジャッキ(以下フロアジャッキ)です。

頑丈で安定感が高く、2t超クラスの車重になるSUVでも安心です。

SUVに必要なストローク

サイドで1輪毎ジャッキアップする場合とセンターでフロントまたはリヤの2輪を同時にジャッキアップする場合がありますが、SUVの多くは400mm以上ストロークがある油圧ジャッキを選択した方が無難です。

車種によって違ってくるところなので、必要な高さを確認して購入します。

CX-8ジャッキアップ状態
CX-8ジャッキアップ状態

SUVに必要な耐荷重

車両重量とフロアジャッキの耐荷重は同じ意味ではありません。

自動車はどこを持ち上げるかで重さが変わってくるからです。

一方でフロアジャッキで持ち上げられるのであれば、ジャッキの能力内の荷重だとも言えます。

それでは最初に買う時に良く判らないので、車検証に記載されている車両重量と前輪側と後輪側の荷重から判断します。

前後で記載されているので、大きい方の荷重以上でフロアジャッキを選定します。

余裕をもって選定するなら大きい方の荷重の2倍程以上を目安に決めれば安心できます。

車検証の車両重量(例:マツダCX-8)

例えば、この自動車の重量は
車両総重量:2230kg=6人乗り×55kg+車両重量
車両重量:1900kg=自動車の重さ
前前軸重:1100kg=前2輪にかかる車両重量内訳
後後軸重:800kg=後2輪にかかる車両重量内訳

フロアジャッキ耐荷重=1100kg×2=2200kg

車検証の車両重量(例:マツダCX-8)
車検証の一部抜粋


実際のフロアジャッキ使用感

エマーソン油圧式フロアジャッキEM514を使用してみました。

エマーソン油圧式フロアジャッキEM514

【最大使用荷重】3t
【最低位】135mm
【最高位】435mm
【本体サイズ】W188xH172xD590mm

【ハンドル長さ525mm
【本体重量】15.0kg

【総重量】16.45kg

持ち運び用に持ち手が付いているので取り回しが楽で4輪をぐるりと回っても苦にはなりません。

耐荷重3tのジャッキを利用して、1輪毎のジャッキアップなので、楽々持ち上がり安定しているの不安を感じることはありません

当然ですがパワーは十分にあるので荷重が掛かってもハンドルを押した分だけ確りとリフトして行きます。

フロントタイヤ交換時のリフトアップ量を確認したところ
ジャッキアップ前はフロアから約260mmの高さ
ジャッキアップ後は約380mmの高さでタイヤ交換が可能でした。

最高位435mmなのでまだストロークに余裕はあります。

油圧式フロアジャッキEM514の注意点

フロアジャッキはジャッキアップするとジャッキの車輪が動き、車側に近づいていきます。

後輪(補助輪)は自在車輪になっていて、ジャッキが車に近づく時に無理がこないようにジャッキの向きを調整してくれます。

5回目の使用時にジャッキアップ時の後輪の追従が不自然な動き感じたので確認すると後輪(補助輪)の取り付けが緩んでいました。

後輪(補助輪)を固定している部分のナットを増し締めしたらスムーズに動くようになりました。

ジャッキアップ時に車輪の動きをチェックしながら使用した方が良いと思います。

荷重が掛かり出した位置
ジャッキアップ後
(タイヤ交換位置)

フロア油圧式ジャッキEM514のオプション

自動車のシャーシと接触するジャッキアップ部の受け金具ですが、きちんと金具のセンターに車の荷重をかけないと首折れするような動きになります。

安全上も良くないし、垂直以外の方向に荷重が分散するため車のジャッキアップ部への負荷も大きくなってしまいます。

そこで別売りの『エマーソン 傷付き防止サイド掛けジャッキアダプター EM-226』を購入して使用しました。

ジャッキアップ部にアダプターの溝を嵌めてジャッキアップすると確り荷重がセンターに乗るようになりました。

フロア油圧式ジャッキEM514のオプション
ジャッキアダプター取り付け
エマーソン サイド掛けジャッキアダプター EM-226

φ60x47mm
溝幅12mm
溝深さ20mm
材質:ナイロン、スチール
適応ジャッキ: EM227/501/506/511/514/516
重量:0.4kg

まとめ

SUVに使いたいロングストロークのフロアジャッキと言うことで、エマーソンのフロアジャッキEM514を使用してみました。

フロアジャッキの最高位435mmと高さも十分余裕があり、耐荷重3tと大きいので、リフトアップは楽々できます。

ジャッキの重さが16.45kgと重いのですが、持ち手位置が良くて、案外軽く持ち上がるので引きずって移動する必要はありません。(体力によるところもあります)

ジャッキダウン時も降下速度を調整しやすいのでソフトなランディングが可能です。

SUVはタイヤの大きなものが多いので、タイヤの重さは半端なく重いので、ジャッキアップ位は軽々こなして体力を保ちたいところなので、エマーソン フロアジャッキEM514 を購入して満足しています。

参考:その他エマーソンフロアジャッキ

エマーソン 油圧式ハイリフトジャッキ2.25t EM-227

軽自動車やコンパクトカーで使いやすい軽量タイプのフロアジャッキです。

エマーソン 油圧式ハイリフトジャッキ2.25t EM-227

仕様 能力:2.25t
重量(約):11.75kg
最高位:410mm
最低位:135mm
本体サイズ(約):W188xH165xD555mm

エマーソン 油圧式ハイパワージャッキ3t EM-517

基本的にEM514と同じで、最高位置を高くできるアダプターが付いているモデルで、アダプター使用時は、最低位258mm~最高位558mmになります。

エマーソン 油圧式ハイパワージャッキ3t EM-517 

仕様 能力:3t
重量(約):17.45kg
最高位:468mm
最低位:168mm

アダプター使用時最低・最高位:258mm~558mm
材質:スチール製
本体サイズ(約):590mm×188mm×172mm

エマーソン 油圧式ガレージジャッキ3t EM-500

最低位150mm~最高位500mmのストローク量350mmのロングストロークジャッキで、
大概のRV・大型車に対応できるジャッキになります。

支持台がラバーコーティングされていて車を傷つけないようになっています。

重さは約39kgとどっしりしているので安定感の高い大型車用ジャッキです。

エマーソン 油圧式ガレージジャッキ3t EM-500

仕様 能力:3t
重量(約):39.0kg
最高位:500mm
最低位:150mm
本体サイズ(約):W380xH205xD675mm

エマーソン 油圧式ローダウンガレージジャッキ T83508

最低位置98mmと低く、ローダウン車にも対応します。

ストロークが437mmとロングですが、ダブルピストン搭載なので持ち上げ速度も速く使いやすいジャッキです。

軽自動車~大型車・SUV車・ローダウン車と対応範囲が広いので1台でほとんどの自家用車のタイヤ交換が可能です。

エマーソン 油圧式ローダウンガレージジャッキ T83508

仕様 能力:3.25t
重量(約):44kg
最高位:535mm
最低位:98mm
本体サイズ(約):W400xH200xD820mm

外したタイヤは置き場に困る

外したタイヤはどのようにされていますか?

ガレージがあったとしても結構邪魔になるんですよね。

筆者dekiruchaは、タイヤラックを利用しています。

ちょっとだけかもしれませんが、スペースアップし、出し入れも楽になりました。

参考記事:[レビュー]タイヤ保管にお困りの方へ!2段タイヤラックの実力検証/YouTen(ユーテン)タイヤラックを利用したら意外な置き方も可能だった

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