ドライブレコーダーに録画されない5つの理由【いざと言う時録画されているように】

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ドライブレコーダーを設置したものの記録した録画内容は普段見ないので、事故の時に録画が残っていなことも起きてしまいます。

録画できているだけではなく、直前までの録画が残っているかが大切になってきます。

本記事では、ドライブレコーダーに録画されない5つの理由と対処法を紹介します。

ドライブレコーダーのイベント録画と通常録画

ドライブレコーダーのイベント録画が保存されない

ドライブレコーダーには、イベント録画と言う機能が備わっています。強い衝撃を検知した時に、その前後の録画を特別に保存する機能です。

一方で通常録画は映像を繰り返し録画し続けるもので、SDの容量分の録画は残っていて、それ以前の録画は上書きされてなくなっていきます。

なので通常録画だけでは、交通事故が起きて録画状態が続いていると、警察を呼んで説明して・・・と時間が経過すると、事故当時の映像が上書きされて消えてしまっていると言う事態にもなりかねません。

そんな意味でもイベント録画は時間経過によって消えないように保存されるようになっています。

録画されない5つの理由

ドライブレコーダーに録画されない理由には以下のものが考えられます。

  1. 録画されるように設定されていない
  2. イベント録画される衝撃に対する感度設定が悪い
  3. 録画容量が足りない
  4. SDカードに不備がある
  5. ドライブレコーダーへの給電が途絶えている
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1.録画されるように設定されていない

イベント録画されるように設定されていない

イベント録画は購入時にオンになっているのですが、任意にオフにも設定できます。

通常運転中に利用するイベント録画と駐車監視中に利用するイベント録画が個別に設定できるものもあります。

イベント録画設定がオンになっていないと、衝撃を検知しても録画されません。

先ずは、イベント録画設定がオンになっていることを確認しましょう。

2.イベント録画される衝撃に対する感度設定が悪い

イベント録画される衝撃の感度も設定できます。

Gセンサー(衝撃センサー)はドライブレコーダー本体に付いているので、車種毎にドライブレコーダーの取り付け位置や取り付け具合などで検知する衝撃の大きさが変わってしまいます。

よって、ドライブレコーダーを取り付けた後にGセンサーが働く感度を調整する必要があります。

GセンサーはXYZ方向の3軸の加速度を検出します。

細かく設定できるものは、XYZ方向のそれぞれの感度を設定できます。

★ユピテル marumie Q-20では
 X方向(前後):0.5~4.0G
 Y方向(左右):0.5~4.0G
 Z方向(上下):0.5~4.0G
 それぞれの検出感度を0.1G刻みにマニアックに設定できます。
 ※数字を大きくした方が感度が鈍くなります。〔0.5G(敏感)~4.0G(鈍感)〕

判りやすく分けているものでは、4段階程度にしています。

コムテック HDR360GWでは
 Lv1(敏感)~Lv4(鈍感)の4段階にして判りやすくしています。

通常の取り付け状態であれば、60km/h位の走行中に大きめの段差を踏んだ衝撃でイベント録画が発生します。
イベントの発生を音や声で通知してくれる機種は、先ずは音や声が出るように設定しておくと判りやすくなります。

個人的には、ある程度敏感な方が日頃から動作を確認できて安心だと思っています。

ただ、煩わしく感じる方もおられるでしょうから、その場合は少しづつ鈍感側に設定を変更します。

反対に、全く動作しない場合は、一旦感度を大きく敏感側に変更してから、次第に鈍感側に調整していきます。

先ずは、どの程度で衝撃検出となるのかを知らないと調整ができません。

3.録画容量が足りない

イベント録画容量が足りない

ドライブレコーダーの録画保存は、フォルダーで区分けして保存するのが一般的です。

★ユピテル marumie Q-20では【通常録画】、【イベント録画】、【ワンタッチ録画】にフォルダーを分けて記録されます。

保存できる【イベント録画】、【ワンタッチ録画】の合計ファイル数を決めています。
32GB以上のSDカードの場合で、64ファイルです。(約1分/ファイル)

保存できるイベントファイル数が決まっていて、イベント記録を上書き禁止にしている場合は、容量が一杯になるとイベント録画が停止となり、以降の状況が録画されないことになります。

上書き設定では、通常録画とイベント録画を個別に上書き可否を設定できるドラレコもあります。
基本的には、事故の時に使用するので以前の記録はいらないはずなので全て上書きに設定しておきます。

残しておきたい映像は、SDの記録内容をチェックし、必要な映像を外部に抜き出して、SDカードをフォーマットして使用していくことが推奨されています。

1ヵ月に2~3回が目安です。

4.SDカードに不備がある

SDカードに不備がある

SDカードは、書き換えの回数によって寿命に達します。

SDカードに使われているNANDフラッシュメモリの素子の書き込み回数に上限があるからです。

一般的な上限回数は

SLC(Single Level Cell)チップ:は10万回
MLC (Multi Level Cell) チップ:1万回
TLC (Triple Level Cell) チップ:1000回

です。

例えば、5万kmを平均速度20km/hで走行したとすると2,500時間記録することになります。

★ユピテル marumie Q-20では、付属の16GBのSDカードで約100分を記録できます。

単純に上書きを繰り返すだけで1,500回の上書きが発生します。

この点からSDカードはMLCチップ以上の高耐久チップを搭載したものが最適であることが判ります。

また、5年以内を目途に更新した方が安心です。

SDカードの選び方については、関連記事>>>ドライブレコーダーに使えない/使ってはいけないSDカードって何?も参考にしてください。

5.ドライブレコーダーへの給電が途絶えている

ドライブレコーダーの給電は、電源直取りとシガーソケット給電が主な方法ですが、シガーソケット給電で差し込みが緩んでしまうと給電されなくなります。

電源直取りでもヒューズ切れがあると同じことです。

他にドライブレコーダーの給電ポートのケーブルプラグも何かの拍子に外れる可能性もあります。

エンジン始動時に画面がオンになる等電源が入ったことを確認しておくことも大切です。

走行中は画面が消える場合は、気が付かないこともあります。

最後に事故時に電源が途絶えることもあります。

スーパーキャパシタ(コンデンサで電気を蓄える)やバッテリー搭載のドライブレコーダーを選択しておくしかありません。

スーパーキャパシタ(コンデンサで電気を蓄える)により一定時間の電気を維持し、映像を記録してくれます。

まとめ

「ドライブレコーダーに録画されない」なんて、起きて欲しくない状況ですが、リスクは想定して対応しておくことが大切です。

1.録画されるように設定

2.イベント録画される衝撃の感度は設置後に調整

3.録画容量を確保するため、2~3回/月はSDカードをフォーマット

4.SDカードは寿命あり。MLCチップ採用のものを5年以内で更新

5.ドライブレコーダーはキャパシタ搭載機種がベター

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