360度ドライブレコーダーの駐車監視モードを紹介!【ドアパンチを逃がすな】

ガレージ・車
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ドアパンチ!とは、駐車場で隣の車が開けたドアをぶつける行為を言います。

駐車中の被害はドアパンチだけではなく、車の当て逃げや車上荒らし、人為的ないたづらなど、被害妄想を膨らませればきりがありません。

ちょっと当たっただけでも、爪痕は深くて、放置しておけば錆が出てくることもあります。

きちんと謝罪して直してくれればいいのですが、逃げてしまう人がいて、やられた方は警察に通報はするものの、泣き寝入りになってしまう場合もあります。

せめて誰が当てたのかの証拠を見つけられれば、警察にの動きも違ってきます。

本記事では、360度ドライブレコーダーを利用した駐車監視モードを比較し、自分に合った監視方法の参考にしていただくことと、万一被害を受けた時の対応について紹介します。

最初にカーメイト の提供動画を添付します。
駐車中に隣の車にドアパンチされた時と当て逃げされた時の360度ドライブレコーダーの映像になります。

【360°動画の楽しみ方】映像の上でマウスをドラッグすることで、視点を動かすことができます。

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360度ドライブレコーダーの駐車監視モードを紹介

駐車中にドライブレコーダーが監視してくれると言っても、監視方法はメーカーによって変わってきます。

常時録画していれば良いように思うかもしれませんが、長時間の映像を保管するために色々な工夫がされています。

また、被害に合ったかもしれない場面も通常録画と分けて記録できるようになっています。

代表的な監視モードを示します。

常時撮影での駐車監視

駐車中は継続的に常時撮影する方法です。

常時監視の問題はバッテリーとSDカード容量が不足するという点です。

この問題を軽減するために、撮影フレームレートを低くする工夫があります。
コムテックでは、運転時29.1コマ/秒→駐車監視時5コマ/秒
ユピテルでは、運転時29.1コマ/秒→駐車監視時1コマ/秒
に落としています。

おおよそですが1/5以下の容量で済むので、録画時間が5倍以上に増えることになります。

加えて、衝撃検知や動体検知などのイベント発生時に前後の動画を通常録画で保存してくれる機能を合わせているものがあります。

衝撃検出での駐車監視

Gセンサーの働きで、衝撃を検知し映像を記録します。

Gセンサーは衝撃感度を設定できるものがほとんどです。

どの位の感度が良いかは環境によりますが、安全寄りに感度高めで設定します。

衝撃検出の記録方法は、基本的に検出前後の数十秒の映像ファイルを保管フォルダーに格納してくれます。

動体検出での駐車監視

動体を検知して録画して保存する方法です。

動体を検知した時に、その前後の映像を録画します。

常時録画していないのでバッテリーへの負荷を軽減できます。

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機種別比較!ドライブレコーダー駐車監視モード

コムテック HDR360GS

駐車監視機能はオプション(コムテック 駐車監視・直接配線コード HDROP-14)を使用することで、エンジン停止後も録画できるようになります。

エンジンをオフ後に駐車監視モードに移行します。
30秒後から衝撃感知が有効になると、ドアの開閉を衝撃として感知することがあります。

駐車監視ではフレームレートを運転時の29.1コマ/秒→駐車監視時は5コマ/秒(固定)落とします。

加えて衝撃を検出し、衝撃前後の映像を保存します。

バッテリー上がりを防止するためにバッテリーの電圧が下がると駐車監視モードを停止します。
停止させるバッテリー電圧は、11.7V~12.2V(0.1V刻み)および23.4V~24.4V(0.2V刻み)で設定できます。

動作時間は任意に30分または1時間~12時間(1時間刻み)に設定できます。
バッテリー低下が無ければ、設定時間を駐車監視モードで360度撮影してくれます。

SDカード容量と録画時間の目安は、16GBで約950分,32GBで約1900分となっています。

駐車監視モードの起動要否は設定でき、不要な場合はオフにしておけば駐車監視はされません。

高耐久32GB microSDカードが付属しています。

ケンウッド DRV-CW560

駐車監視機能はオプション(DRV-CW560-K専用駐車監視用電源ケーブルCU-BC100)を使用することで、エンジン停止後も録画できるようになります。

エンジンをオフ後に駐車監視モードに移行し、3分後から駐車監視モードになります。

監視時間は任意に2時間~10時間(2時間刻み)に設定できます。

合わせてバッテリー上がりを防止するためにバッテリーの電圧が下がると駐車監視モードを停止します。
停止バッテリー電圧は、12.0V~12.9V(0.3V刻み)および24.0V~25.8V(0.6V刻み)で任意に設定できます。

駐車監視モードは、【衝撃&動体検知による録画】または【タイムプラス録画選択

衝撃&動体検知による録画を選択した場合は、車両に衝撃があった時またはカメラが動体を検知した時に録画を保存します。

録画時間は、検知の前5秒と後25秒の合計30秒が記録されます。

タイムプラス録画を選択した場合は、フレームレートを運転時の27コマ/秒から任意設定のコマ数に落とします。

設定できるフレームレートは、1コマ/秒(固定)3コマ/秒(固定)5コマ/秒(固定)の3種類です。

駐車監視モードの起動要否を設定できます。
駐車監視が不要な場合は、監視時間設定で時間を設定しないでオフにします。
もしも監視時間設定で監視時間を設定してあった場合でも、エンジンを切る前に本体電源をオフにするとエンジン停止後に駐車監視モードになりません。

高耐久pSLC方式32GB microSDカードが付属しているので、上書きが多いドライブレコーダーに最適で安心です。

ユピテル marumie Q-21A

オプションのマルチバッテリー OP-MB4000または電源直結ユニット OP-VMU01を使用して駐車監視を可能にします。

監視時間は任意に0.5時間1時間~4時間(1時間刻み)6時間,12時間に設定できます。

合わせてバッテリー上がりを防止するためにバッテリーの電圧が下がると駐車監視モードを停止します。
停止バッテリー電圧は、11.6V~12.2V(0.2V刻み)および23.6V~24.2V(0.2V刻み)で任意に設定できます。

駐車監視モードは、【タイムプラス録画になり、衝撃検知によるイベント録画

駐車監視時は運転時の28コマ/秒から1コマ/秒タイムラプス録画になります。

エンジンをオフ後に駐車監視モードに移行します。

駐車監視中に衝撃を検知したら、衝撃検知イベントの録画として専用フォルダーに記録します。

高耐久MLC方式 16GB microSDカードが付属しているので、上書きが多いドライブレコーダーに最適で安心です。

セルスター CS-360FH

セルスター CS-360FHは、180度カメラ×2台で360度を捉えています。
360度カメラよりも180度カメラの方がゆがみが少ないと言うのがセールスポイントです。

オプションの常時電源コードGDO-10を使用して駐車監視を可能にします。

監視時間は任意に0時間1時間2時間~12時間(2時間刻み)に設定できます。

合わせてバッテリー上がりを防止するためにバッテリーの電圧が下がると駐車監視モードを停止します。
停止バッテリー電圧は、11.5V,11.8V,12.0Vおよび23.5V,23.7V,24.0Vで任意に設定できます。

監視モードは、
・常時録画
モーション(動体)検知録画
常時録画+イベント(衝撃)録画
モーション(動体)検知録画+イベント(衝撃)録画

から選択

駐車監視時は35万画素に画質を抑えて長時間録画を可能にしています。

エンジンをオフして6秒後に駐車監視モードに移行します。

駐車監視時の録画モードとして
常時録画連続録画します。
モーション(動体)検知録画では、動体検知した場合に1ファイル(画質によって1~7分)を保存します。
イベント(衝撃)録画では、検知前5秒と検知後20秒の合計25秒を保存します。
これらの組み合わせが選択パターンになっています。

高耐久MLC方式 32GB microSDカードが付属しているので、上書きが多いドライブレコーダーに最適で安心です。

カーメイト ダクション360 DC5000

カーメイト ダクション360 DC5000は、360度カメラを2個で水平360度+垂直360度の全方位をカバーしています。

駐車監視オプション DC201を装着して駐車中の録画を可能にします。

監視時間は自動的に最大18.5時間のモード移行(下記)で設定されています。

合わせてバッテリー上がりを防止するためにバッテリーの電圧が下がると駐車監視モードを停止します。
停止バッテリー電圧は、11.8V~12.4V(0.2V刻み)および23.6V~24.8V(0.4V刻み)で任意に設定できます。

監視モードは、
常時録画(30分)→衝撃前後録画(16時間)→衝撃後録画(2時間)
と順に動作します。

監視モードは、

先ず、エンジン停止後30分間を連続録画します。

次に、衝撃を検知すると前10秒と後10秒を含む1~2ファイルが保存されます。

次に、カメラが高温になってきたら昇温を抑えるために衝撃後の映像を保管するモードに切り替わります。

d’Action 360シリーズ専用のmicroSDカードが用意されています。(32GB、64GB、128GB)

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駐車監視機能を使う時の注意事項

駐車監視機能を利用する場合、車載バッテリーの電圧が低下することが、一番の問題になります。

設定した電圧まで下がると、ドライブレコーダーは録画を中止してくれますが、同時に監視しなくなってしまいます。

通常は2時間程度でバッテリー低下が起きるので、長時間の監視を考えているなら、駐車監視用のバッテリーを積載した方が確実です。

ユピテル ドライブレコーダー用マルチバッテリー OP-MB4000など

駐車監視用のバッテリーを積載しない場合は、ドライブレコーダーの監視機能オプションにより、バッテリーを守ってくれるので心配はないのですが、心配な方はキャパシタ式ジャンプスターターを持っておけば、バッテリーが過放電した場合も自力でエンジン始動が可能です。

キャパシタ式ジャンプスターターについては、関連記事>>>外出先でのバッテリー上がりにキャパシタ式ジャンプスターターを参考にしてください。

加えて、ドライブレコーダーで使用するSDカードは書き換えが多くなるので耐久性能で信頼できるものを装着しておかないと、万一の時に役に立たないことがあることもあるので注意しておきたいところです。

SDカードの選び方については、関連記事>>>ドライブレコーダーに使えない/使ってはいけないSDカードって何?を参考にしてください。

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被害にあった時の対応

ドアパンチなどによる被害にあった場合の対応について説明しておきます。

警察に通報

被害を見つけたら、警察に通報します。

交通事故証明を作成してもらいましょう。

交通事故証明を作成することで事故にあった証拠になります。

ドライブレコーダーの記録映像を確認

次にドライブレコーダーでの駐車監視結果の確認です。

360度映像に証拠が残っていれば警察に提出しましょう。

なんとしても犯人を見つけて確認してもらいましょう。

保険会社へ連絡

次に保険会社に連絡を入れます。

車両保険に加入していたら、修理費用を保険適用できるものもあります。
警察に作成してもらった交通事故証明が必要になります。

相手が見つかったら

警察が相手を見つけてくれたら万事解決となれば良いのですが、上手く話しが進まない事もあります。

そんな時も保険会社に相談して、弁護士に間に入ってもらうなどが考えられます。

自動車保険で弁護士特約に入っていれば、弁護士費用は保険で適用できます。

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まとめ

各社の360度ドライブレコーダーの駐車監視モードを紹介しました。

・監視モードには【常時監視】【衝撃検知】【動体検知】が利用されている。

・監視する時間を任意に設定できる。

・バッテリー電圧が低下したら監視を止める設定がある。

・長時間録画を可能にするためにタイムプラス録画などが使われている。

・長時間利用には監視用のバッテリーがあった方が良い。

・被害に合ったら警察に届けておく。

・自動車保険の弁護士特約があれば活用する。

となります。

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