スマホ・時計・イヤホンなどワイヤレス充電が人気です。
ワイヤレスが良いのかは賛否のある部分かもしれませんが、便利なのは間違いありません。
充電機器の中でもワイヤレス充電しかできないApple Watchは充電時間が特に気になるところです。
寝ている時に時計を外す人は問題ないのですが、睡眠状態も管理したい人はスマートウォッチの充電時間が短い方が良いはずです。
今回は、3千円程度で販売されていたメーカー不明のよくあるサードパーティー製の3in1ワイヤレスチャージャーでApple Watch7を充電したレビューを紹介します。
Apple Watch7の充電時間
Apple Watch7をサードパーティー製の3in1ワイヤレスチャージャーで充電した詳細は後述します。
結果的には、0%から100%まで充電するのに170分かかりました。
Apple Watch7の充電時間はこれまで何回か測定していて、Apple Watch付属の磁気充電ケーブルと20W出力の電源アダプターで充電すると
☑️ バッテリー切れ(0%)から80分でフル充電
となります。
内訳は
☑️ 30分充電で0→約60%充電
☑️ 60%→100%まで50分
☑️ 90%から100%まで30分
と言う感じです。
充電時間 | 30分 | 40分 | 50分 | 60分 | 70分 | 80分 |
充電率 | 60% | 78% | 90% | 96% | 98% | 100% |
容量変化 | - | +18% | +12% | +6% | +2% | +2% |
電源は
・Apple製20W USB-C電源アダプタ
・Anker Nano II 45W
・Anker PowerCore Slim 10000 PD 20Wモバイルバッテリー
です。
どの電源でも、純正のApple Watch磁気充電ケーブルの性能で制限されるため、充電時間は同じになります。
3in1ワイヤレスチャージャーでApple Watch7を充電した詳細
3千円程度でメーカー名は判りませんが『3in1ワイヤレスチャージャー』を購入しました。
スマホ,イヤホン,スマートウォッチの3種類のデバイスを同時にワイヤレス充電できる据え置きタイプの台です。
出力仕様は
・スマホ:最大15W
・イヤホン:最大5W
・スマートウォッチ:最大2W
となっています。
サードパーティーのワイヤレスチャージャーの多くは、Apple Watch7は充電できると記載されていますが、時計充電部は2W〜2.5W出力のものがほとんどです。
Apple Watch7をどのくらいで充電できるか実測した結果、
☑️ 充電率0%から100%まで170分
かかりました。
純正のApple Watch磁気充電ケーブルで充電した場合が80分だったので、90分余計に掛かったことになります。
Apple Watch7の充電としては遅いのですが、他のApple Watch全般の充電としては普通の時間ではないかと思います。
Apple Watch付属の純正磁気充電ケーブルでは、充電率が80%を超えると充電速度がセーブされ遅くなますが、今回の3in1ワイヤレスチャージャーでは、10分で約6%づつコンスタントに充電率が上がっていく感じになります。
※電源アダプタには「BOLWEO 30W USB C 充電器」を使用しています。
充電時間 | 30分 | 40分 | 50分 | 60分 | 70分 | 80分 |
充電率 | 21% | 27% | 32% | 39% | 44% | 50% |
容量変化 | - | +6% | +5% | +7% | +5% | +6% |
充電時間 | 90分 | 100分 | 110分 | 120分 | 130分 | 140分 |
充電率 | 56% | 62% | 68% | 74% | 79% | 85% |
容量変化 | +6% | +6% | +6% | +6% | +5% | +6% |
充電時間 | 150分 | 160分 | 170分 | |||
充電率 | 91% | 96% | 100% | |||
容量変化 | +6% | +5% | +4% |
上記データをグラフ化して、純正のApple Watch付属の磁気充電ケーブルで充電した場合と比較するとApple Watch付属の磁気充電ケーブルで充電した時の速さが見て分かります。
3in1ワイヤレスチャージャーの機能
今回使用した3in1ワイヤレスチャージャーは、スマホ,イヤホン,スマートウォッチなどの3種類のデバイスを同時にワイヤレス充電できるものです。
スマホのワイヤレス充電部は15W出力になっていて、ケーブル接続並みの充電時間なので不満はありません。
対応機種は『iPhone 12 / 12pro / 12 pro max /12 Mini / 11 / 11pro / 11 promax / Xs / X / XR / 8 / Samsung S20 / S10 /S10+ / S9 / S9+ / S8 / S8+など』となっています。
イヤホン充電部は5W出力で、対応機種は『Qi(チー)デバイス及びアップルペン/Air pods Pro』にも対応となっています。
所有している機器としては、「Anker Soundcore Liberty Neo 2」「Air pods Pro」は充電できます。
充電電源には、9V2AのUSB-Aアダプタが必須となっています。
18W出力のQC3.0USB-Aポートから電源をとって、3in1ワイヤレスチャージャーのUSB-Cポートにつなぎます。
USB-A to USB-Cケーブルは付属していますが、電源アダプターは付属していないので準備が必要です。
今回は「BOLWEO 30W USB C 充電器」を使用しました。
3in1ワイヤレスチャージャーのメリット・デメリット
メリット・デメリットは以下のように考えます。
まとめ
今回は、3千円程度の3in1ワイヤレスチャージャーを利用して、Apple Watch7の充電性能を測定した結果、Apple Watch7の充電は、Apple純正のApple Watch磁気充電ケーブルで充電するよりも時間がかりました。(80分→170分)
Apple Watch7を急速充電したい場合は、Apple Watch磁気充電ケーブルを嵌め込んで利用できる『携帯電話・スマートフォン用クレードル・ドック』も販売されいるので、そちらの方が良いかもしれません。
また、少し高価になりますが、Belkin などのAppleが承認している磁気式急速充電モジュールを3-in-1ワイヤレス充電パッドに採用しているモデルがおすすめになります。
Apple Watch7を急速充電できれば毎日30分の充電で維持できますが、今回の3in1ワイヤレスチャージャーだと毎日1時間程度の充電が必要になります。
この充電時間が時計を外す時間として丁度いい時間と考えるか、または許容できない時間と感じるかによって使い心地が違ってくる製品でした。
\3in1ワイヤレスチャージャー/