2019年製のマツダCX-8(3DA-KG2P)、6年が経過し、走行中に『バッテリーマネジメントシステム点検』の警告表示がメインパネルに点灯。
最初はエンジンを再始動すると消えていたので、暫くそのままにしていたのですが、表示が出る頻度が多くなり、バッテリー交換を決めました。
この『バッテリーマネジメントシステム点検』は、バッテリーが劣化した場合以外にも起こり得る異常ですが、『i-stop(アイドリングストップ)』表示が出て、交差点で停止した時にアイドリングストップしにくい状態になっていたので、多分バッテリーの劣化だろうと自己判断で交換することにしました。
遠出する予定があったので、その前に交換してしまおうと言うことでした。
バッテリーの選定
CX-8(3DA-KG2P=2200ccディーゼル)のバッテリー型式は『S-95』となっています。
S:外形寸法区分(アイドリングストップ対応)
95:性能ランク
を示すものです。
別の規格で示すとアイドリングストップ対応の『130D26L』相当となります。
D26:外形寸法区分
L:端子方向
130:性能ランク
です。
外形寸法区分や端子方向は同じにしますが、性能ランクは同等以上であればOK。
Amazonを見ると、いくつかの候補が出てきます。
例えば、
『BOSCH (ボッシュ)ハイテックプレミアムバッテリー S-95/130D26L』
『パナソニック(Panasonic) 国産車バッテリー カオス N-S115/A4 CAOS アイドリングストップ車用』
などです。
採用したのは、一番安価なバッテリー
『ATLASBX ( アトラス ) 国産車バッテリー アイドリングストップ車用 [ EFB Technology ]S-95(D26L)』
ATLASBX ( アトラス ) は、韓国のメーカーらしいのですが、これまで何回か使用した経験があって、安い割に低性能(寿命が短いなど)だとは感じなかったので使っています。
特におすすめするものではありません。
ちょっと高いので、私は、いつも敬遠するのですが、パナソニック製を選んだ方が安心かもしれませんね。
CX-8バッテリー交換

CX-8バッテリー交換の手順は、以前N-BOXで実施した要領で実施。
メモリバックアップについては、関連記事で詳細を紹介しています。
よければ読んでください。
今回の交換で一番苦労した点は、バッテリーの重さ(約19kg)でしたが、そこは後述します。
交換手順は、次の通り。
1)メモリバックアップ電源接続(OBD2)
2)バッテリー端子取り外し
3)バッテリー取り出し
4)バッテリー取り付け
5)バッテリー端子取り付け
6)メモリバックアップ電源取り外し
1)メモリバックアップ電源接続(OBD2)

CX-8のバッテリー交換に先立ち、メモリバックアップ電源として、『メルテック製OBDIIタイプ メモリーバックアップ用電源MG-101』をCX-8のOBD2コネクタに接続してPOWERスイッチオン。

2)バッテリー端子取り外し

バッテリー端子は、10mm六角ナットを緩めます。
バッテリー固定ボルトも10mm六角ナットなので、必要な工具は10mmのメガネレンチ1本です。
ラチェットレンチを使用する場合は、ロングソケットでないと固定ナットを緩めることができません。
❶マイナス端子を外す(軍手で端子保護)
❷プラス端子を外す(軍手で端子保護)
❸バッテリー固定ナットを緩めて外す
3)バッテリー取り出し

バッテリー取り出しが最難関でした。
既存のYUASAバッテリーに持ち手が無かったからです。
バッテリー保護カバーが付いているのですが、外し難くて、更に持ち難いんです。
仕方ないので、ロープをバッテリーの下に回して、持ち手にしました。
約19kgとのことですが、体勢が悪いので、更に重く感じます。
4)バッテリー取り付け

『ATLASBX ( アトラス ) 国産車バッテリー アイドリングストップ車用 [ EFB Technology ]S-95(D26L)』は、持ち手ハンドルが付いているので、既存バッテリーを外すよりはマシです。
端子の向きだけ気を付けて入れました。
5)バッテリー端子取り付け
バッテリー端子は、取り外しの逆手順で、プラスを接続してから、マイナスを接続します。
取り付ける段階で気がつきましたが、若干高さが低いのか、保護カバーがバッテリー上面よりも高い感じでした。
特に端子の取り付けに影響することもありませんでしたが、参考情報です。
バッテリー固定ボルトは、最後に取り付けしました。
6)メモリバックアップ電源取り外し
最後に、『メルテック製OBDIIタイプ メモリーバックアップ用電源MG-101』を外して完了です。
まとめ
CX-8のバッテリー交換を実施しました。
メルテック製OBDIIタイプ メモリーバックアップ用電源MG-101を使用して、電子制御装置等のメモリーを保護したため、バッテリー交換後にアイドリングストップやパワーウインドーなどのリセット作業を実施しなくても大丈夫でした。
今回は、なんといっても、バッテリーが重くて、既存のバッテリーを持ち上げる時の体勢が悪いので、苦労しました。
誰かに手伝ってもらうには、手が入るスペースもないので、難しいでしょう。
何かロープ類を持ち手にすることを考えておいた方が良いと思います。
もっと楽な方法があるかもしれないので、他のサイトも確認してみてください。