出かけようとした時に急なバッテリーが上がり、エンジンを掛けようとしても始動しない。
そんな時の対処方として、
・自動車同士のバッテリーを接続して始動
・バッテリー交換
・ジャンプスターターで始動
などがあります。
メルテックMP-230バッテリー充電器にはエンジンスタート補助機能があり、日頃のバッテリーケアはもちろんですが、急なバッテリー上がりに対応できます。
エンジンスタート補助機能は、エンジンの始動に必要な急速充電を実施し、エンジン始動を補助するというものです。
バッテリーをケアしておけば、急な事態となる確率も少くなるので、パルス充電が可能なメルテックバッテリー充電器はお勧めなのですが、更にエンジンスタート補助機能のあるMP-230バッテリー充電器を紹介します。
MP-230のエンジンスタート補助を利用
メルテックMP-230バッテリー充電器のエンジンスタート補助機能は、上がりかけたバッテリーの不足分を補助してエンジン始動を補助する機能です。
メルテックMP-230のエンジンスタート補助の使い方
車のエンジンスイッチをオフにして、充電器(MP-230)をバッテリーに接続します。
使用方法はとても簡単です。
①充電器(MP-230)の赤ケーブル(+)のクランプをバッテリーの赤端子(+)に接続します。
②充電器(MP-230)の黒ケーブル(-)のクランプをバッテリーの黒端子(-)に接続します。
③充電器の電源を差し込みます。
選択スイッチから【セルスタート補助】を選択します。
後は画面の指示に従って、エンジンを掛けるように指示が出たら始動してみます。
一度で掛からなかった場合は、画面指示に従って再度実行します。
2~3回までで掛からない場合は中止します。
【参考:選択スイッチの内容】
《電流選択》・・・充電時にバッテリー容量により設定
《バッテリー選択》・・・充電時にバッテリーの種類を選択
《パルス》・・・パルス充電する時に選択
《セルスタート補助》
上手くエンジンを始動できれば、一旦は走行できますが、その後には何らかのケアが必要です。
バッテリー寿命
自動車のバッテリーの寿命は2~5年と言われています。
頻繁に自動車を運転していれば、充電と放電が繰り返され、コンディションが保たれやすいので、5年程度は使用できます。
しかし放電時間が長くなるバッテリーでは、負電極にサルフェーションという非伝導性結晶皮膜が生成されてしまい、十分な充電ができないバッテリーに劣化して短期間で寿命となってしまうことがあります。
サルフェーションを除去できるパルス充電
通常サルフェーションは充電時に溶融されるのですが、長期間自動車に乗らない場合、自己放電の過程で生成されたサルフェーションが徐々に硬質化してしまいます。
久しぶりにドライブして、自動車のオルタネーター(発電機)で充電しても、サルフェーションが硬質化していると溶け込み難くなってしまっていてフル充電ができなり、バッテリー電圧が低下していき、ある日、急にエンジンが始動できなくなる状況に陥ってしまいます。
このサルフェーションを除去してバッテリーを復活してくれるのが、メルテック(meltec)の充電器などに搭載されているパルス充電と呼ばれる機能です。
注:他社製の充電器でも同機能の充電が可能な製品が多くあります。
パルス充電とは、1秒間に1000回程度の高周波数で電圧をかける機能のことで、電気ショックによりサルフェーションを除去する効果があります。
パルス充電により、バッテリー寿命が1.5倍伸びるとしたならば、充電器を購入する動機になるのではないでしょうか。
少なくとも週1・月1ドライブ車にとっては、パルス充電機能のある充電器を利用することで、バッテリーの状態を正常に維持できて、安心してドライブに出かけることができるようになります。
MP-230の使用状況は「パルス充電トリクル充電でバッテリーを保存しよう」を参考に!
まとめ
自動車バッテリーが突然上がってしまった場合に直ぐにバッテリーを交換するのも良いのですが、先ずはエンジンスタート補助機能で始動してみて、その後にパルス充電でバッテリーの復活を試して見るのも良いと思います。
あまり乗らない自動車では、バッテリーが放電していきますので、普段からバッテリー充電器を活用して、パルス充電で蓄積したサルフェーションの除去を行ったり、待機充電による放電防止により劣化を防いでいくことでカーライフの充実が図れます。
メルテックMP-230は、手動式ながらの自在度が高い使い勝手のある充電器です。