Fire TV Stickは、HDMI端子に接続してして利用するストリーミングデバイスです。
ストリーミングできるコンテンツには、ドルビーアトモス(Dolby Atmos)で再生できる作品もあり、映画や音楽を臨場感を高めて鑑賞することができます。
最新機種のFire TV Stick 4K Max(2021)を使って、ドルビーアトモス(Dolby Atmos)を聴いてみたので感想を紹介します。
※この記事は2022年1月時点の情報をまとめています。
※最新の情報は各商品およびサービス(U-NEXT等)の公式サイトで確認の上、ご利用ください。
Fire TV Stick 4K Maxでドルビーアトモスを聴いた感想
利用したコンテンツは、U-NEXTの見放題作品の映画と音楽です。
映画:アイ・フランケンシュタイン
音楽:Mai Kuraki Live Project 2021 “unconditional L♡VE”(倉木麻衣)
Fire TV Stick 4K Maxで聴くドルビーアトモス(VOD配信ではドルビーデジタルプラスで配信)は、音の広がりが感じられるのですが、音量は大きめの方が明確になります。
部屋中が音に包まれた空間になった感じで、映画や音楽の世界に入り込む没入感と言うものも感じられます。
頭上から降ってくるというピンポイントな音の出方は感じませんが、音が広がっているような周り中が立体的な音場になったような感じです。
5.1chのドルビーデジタルでも、十分に音の移動を楽しめますが、ドルビーアトモスで聴いた方が音を空間で表現してくれるので臨場感が豊かになる効果があります。
ストリーミングできるコンテンツ
ドルビーアトモスで再生できるストリーミングコンテンツは、ネット検索で探すと出てきます。
4Kテレビの普及でドルビーアトモスの配信も増えてきました。
U-NEXT:2,189円/月 20~30作品程度
NETFLIX:「プレミアム」プラン 1,980円/月 結構多い
Amazon Prime Video:600円/月 1~2作品程度
などが確認できました。
対応作品をどんどん増やして欲しいと思います。
参考)U-NEXTのドルビーアトモス対応作品:【ドルビーアトモス対応作品例】
ドルビーアトモスを聴いた環境
今回再生した環境は、AVアンプを用いたもので、オーソドックスな5.1.2chのスピーカー配置となっています。
Fire TV Stick 4K max(2021)をAVアンプ(マランツNR1609)のHDMIポート(ARC)に挿して利用しました。
ARC対応で音質のレート自体は低いようですが、ドルビーアトモス再生できるようになりました。
ネット接続はWiFiです。
※Fire TV Stick 4K max(2021)はWiFi6対応ルーターにも接続してみました。(画質等は変わりません)
部屋の広さは約12畳です。
テレビは、4K液晶,プラズマHD,HDプロジェクターを使用しています。
画質に違いがありますが、ドルビーアトモスの再生に差はありません。
音場が広がるのでプロジェクターを使った大画面の映像には最適だと感じました。
Fire TV Stick 4K max(2021)の設定
ドルビーアトモスで再生するための設定
U-NEXTの場合は、
・Fire TVでU-NEXTを立ち上げプレーヤー設定のサラウンド設定を【ドルビーサラウンド】にします。
これで対応作品はドルビーアトモスでの再生になります。
NETFLIX(プレミアムプラン)の場合は、
・映画タイトル横に「Atmos」と表示されています。
・各映画の再生音声のメニューから「Atmos」(日本語もあり)のものを選びます。
これで対応作品はドルビーアトモスでの再生になります。
※Fire TV Stick 4K(2018)でもアプリのインターフェイスがほぼ共通なので、Fire TV Stick 4K max(2021)と同じ設定内容でドルビーアトモスを再生できます。
【AVアンプ側】(マランツNRシリーズ)
ドルビーアトモス作品であれば、AVアンプの入力信号がDolby Atmosとなります。
AVアンプの出力(音声メニュー)もドルビーアトモスにすることで、5.1.2ch全てのスピーカーで再生し、立体音響となります。
Fire TV ドルビーアトモス対応機種
Fire TVでドルビーアトモスに対応しているのは、
Fire TV Stick(2020)
Fire TV Stick 4K(2018)
Fire TV Cube (2019)
Fire TV Stick 4K max(2021)
となっています。
ドルビーアトモス再生が出来るかチェック
Fire TV Stick 4K Maxは、接続しているHDMI機器のオーディオ機能とビデオ機能を確認できます。
確認できる内容は
☑Dolby Atmos
☑Dolby Digital Plus
☑Dolby Dogotal
☑PCMオーディオ
☑最大解像度
☑最大リフレッシュレート
☑HDRサポート
☑Dolby Vision
です。
加えて、音響と映像の対応状況に合わせたデモコンテンツが収録されています。
例えば、Dolby AtmosとDolby Visionに対応した機器を接続して認識されている場合は、Dolby AtmosとDolby Visionのデモコンテンツを再生できます。
Dolby AtmosやDolby Vision,HRDなどは、初めて接続した時などは、正常に機器を検出して利用できるのか不安なので、この画面で機能の状況をチェックして、デモ再生できるのは、とても便利に感じます。
☑Dolby Atmosの項目が「はい」となっていれば、ドルビーアトモスが再生できる環境だと言うことになります。
まとめ
Fire TV Stick 4K max(2021)でドルビーアトモスを聴いてみました。
音場の広がりが感じられ、映画やライブには最適だと思いました。
音質のレートが低い(VODはドルビーデジタルプラスで配信)ので、少し足りないのかもしれませんが、雰囲気は最高に盛り上がる感じで良いと感じました。
Blu-rayではドルビーTrue-HDフォーマットというロスレス音源のドルビーアトモス再生が可能ですが、コンテンツを確保するのも大変なので、簡単に接続してストリーミングできるFire TV Stickが大活躍してくれそうです。