スマートウォッチ,GPS機能付きウォッチ,センサー内蔵の活動量計,腕時計などを腕に装着した時に時間が経つと装着部が痒くなって困りませんか。
特にシリコンバンドは水分を通さないので、痒くなりやすく、その後かぶれたようになり、時計を装着できなくなってしまいます。
スマートウォッチを使用しなくなる原因になっているようです。
シリコンバンドが肌に合わなかったため、他の素材の時計バンドを探したところ、ナイロン素材のバンドを見つけたので使用感をレビューします。
スマートウォッチで腕がかぶれる原因は?
スマートウォッチなどで装着部がかぶれる原因を調べました。
ガーミン サポートセンターの説明を確認したら・・・
『ガーミンサポートセンターの説明』では
【乾燥状態を維持】
長期にわたり湿気にさらすと、皮膚炎を引き起こすことがあります。ワークアウトで汗をかいたり、スイミングやシャワーで水で濡れた後は、デバイスをしっかりすすいでから、乾燥させてください。
【皮膚の休憩】
長期間着用した後は、一時的に装着痕などが残る場合があります。一時的な対策として、皮膚に刺激を与えないよう、デバイスを両手左右交互に着用するようにしてください。
【デバイスのお手入れ】
デバイスの外観を保ち、皮膚への刺激を避けるため、以下の化学薬品の使用を避けてください。
<省略>
【シリコンまたはTPUエラストマーバンド】
定期的にバンドを水ですすいで清潔に保ってください。着用前にはバンドを乾燥させてください。
ローション、日焼け止め、虫よけスプレーなどの残留物を取り除くには、アルコール消毒液と糸くずの出ない布を使用して拭き取った後、水ですすいでください。着用前にはバンドを乾燥させてください。
【起こりうる皮膚炎症】
Garminウォッチを通常に使用し、かつ上記の方法に従っていれば、着用上の問題が生じることはありません。もし炎症が出た場合は、皮膚が治癒するまでデバイスは装着しないでください。ご使用のウェアアイテムと対応するお手入れ法に従ってデバイスとバンドを完全にクリーニングしてください。症状が持続する場合は、医師または皮膚科専門医にご相談ください。
出典した現行サイト::Garmin.com
痒みの原因は一つではないことが判ります。
清潔に保って、適切に使用していけば、本来は何とかなりそうな気がしたりもします。
それでも、痒くなったことを思い出すと、なかなか装着する気にもならないのも現実です。
汗疹(あせも)って何?
汗疹(あせも)は、汗が出る穴が詰まって汗が出てこられなくなり、周囲の組織を刺激してしまうことによって湿疹や炎症を起こす症状です。
シリコンバンドは汗を通さないので、汗が出られなくなることで汗疹になるようです。
確かに、汗をかいて、それから痒くなってくる感じです。
対処方法としては
・清潔を保つ
・肌触りの良い、通気性・吸湿性の高い素材にする
・炎症やかゆみを抑える市販薬を服用する
アレルギーによるもの
アレルギーは、シリコンバンドによるものではなく、時計本体の金属に対するものが多いようです。
ニッケル,コバルト,錫(すず),亜鉛,鉄,銅 など、体質によって反応する金属も様々です。
金属アレルギーは、直すのは難しいらしく、肌に接触させないことが対策になります。
金属部分をコーティングして皮膚の接触を防ぐ方法もあります。
かぶれない・痒くならない時計バンド
かぶれなどの痒みについては、薬を飲んで治るかもしれません。
しかし、根本的に解決するためには、肌に合う素材を探すのが一番です。
その中でナイロンバンドを発見しました。
価格が安かったので、ダメ元で試してみたら、軽くて快適で、汗ばむこともなくなり、痒くなることがなくなりました。
ナイロンバンドで通気性アップ
シリコンバンドは、通気しにくいため、蒸発できない汗によって、肌が湿った状態になってしまいます。
長時間使用していると皮膚炎や汗疹を発症し、痒くなってしまいます。
今回使用したナイロンバンドは、Runostrich ナイロンバンドという製品です。
Runostrich ナイロンバンドは、シンプルなデザインで、重厚感は全くないこともあって、価格なりのチープ感もあります。
しかし、ナイロン素材のため、通気性が良く、汗が蒸発しやすいのでとても快適です。
ナイロンバンドの素材特性
Runostrich ナイロンバンドは、名前のとおりですが、素材はナイロンです。
ナイロン自体は水分を吸収しないのですが、編み状に加工することで空隙(スキマ)が増えて、空隙が水分をキャッチしてくれます。
空隙(スキマ)に溜った汗は、蒸発しやすいので乾燥を維持できます。
【Runostrich ナイロンバンドの説明】抜粋
‣編みナイロンを採用しております。柔軟性、通気性に優れており、丈夫で長持ち
・防水性能も優れており、かつすぐに乾燥することができる
・吸汗性,吸水性,抗スレ性,滑り止めの特性
出典:Amazon.co.jp
マジックテープだから締め付け具合も無段階調整
『ガーミンサポートセンターの説明』では、バンドの装着具合についても記載があります。
【非光学的心拍デバイス】
Garminウォッチは、きつ過ぎないように装着することが重要です。バンドが手首の上下に動く程度の緩さがあるとよいでしょう。
【光学式心拍計】
光学式心拍センサーを特徴とするこのデバイスは、アクティビティ中に十分なフィット感を保ちながらも快適なので、心拍数のパフォーマンスが向上します。手首から上、指2本分の幅の位置にバンドを装着し、ワークアウトの後はバンドを緩めてください。
出典:Garmin.com・・・Garmin ウェアラブルの装着とお手入れより抜粋(旧サイト)
要は、時と場合によって締め付け具合を調整して、普段は少し動く程度の緩さを確保した方が良いようです。
確かに、運動中はフィットさせた方が良いし、朝夕で腕のむくみ方も違うので、その都度調整したいところです。
よって、締め付け具合を微調整ができる機能は大切になってきます。
シリコンバンドは、バンド孔のピッチで調整するものだったため、少し緩めたい時などは、適当な位置に孔がないため装着感がしっくり来ませんでした。
Runostrich ナイロンバンドは、手首サイズ110mm~160mmの範囲に対応し、固定方法が『補強技術を使ったマジックテープ』になっています。
マジックテープなので、接着範囲であれば、無段階に微調整が可能です。
何よりも清潔に保つことが大切
ナイロンバンドでも、水に接触した場合など、湿った状態になることがあります。
そんな場合に、湿ったままにしないで、しっかり乾燥させるなど、清潔な状態を保つこが必要です。
ナイロンバンドを半年使用した結果
8月-9月の暑い時期から約半年間使用し、その間、肌がかぶれることはありません。
痒くなることもなく快適に使用できています。
仕事中も、就寝中も、装着したままで問題なしです。
時々外して『皮膚の休憩』も取り入れています。
汗への対応状況
腕に汗をかいた時にナイロンバンドと皮膚の間に汗を感じますが、痒くはなりません。
手洗いなどでバンドが濡れてしまった時は、すぐに外してハンカチで拭き取るなどしています。
その後に装着しても、湿気を感じる時間は短く、知らないうちに乾燥しています。
シリコンバンドを使用して痒くなった経験から、ナイロンバンドを使用し始めた頃は、安心できない気持ちがありましたが、今では信頼しきっています。
バンドの装着感
バンドの装着にはマジックテープが使用されています。
マジックテープと言うと「ちゃっちく」感じるかもしれませんが、現物はしっかりしたものです。
下の写真のとおり、バンドを環状の部品で折り返してマジックテープで接着します。
接着力は、強すぎず・弱すぎずで、締め付け具合を調整し直すのも簡単です。
ナイロンバンド自体に柔軟性があって伸縮するので、ちょうど良い装着感が得やすいと感じます。
ナイロン素材によって肌触りがツルツルして心地良いのですが、滑る感じはありません。
難点をあげるなら、時計を外す時や嵌める時にバンドをフルに広げにくいところです。
その原因は、マジックテープに0.5mm程の厚みがあることによります。
マジックテープが折り返しの環状の部品に引っかかるのでバンドがスムーズに広がりません。
もう少しムーズに広がるようになった方が使い易いように思います。
黒いオーバル形状の部分がマジックテープ
バンド(ナイロン素材部)に接着します
バンド交換作業の難易度
バンドとスマートウォッチ本体の接続は、スライド式のバネ棒を使用しています。
工具を使わなくても指先で取り外し・取り付けが行えます。
スライド式バネ棒で装着
黒バンド
ストライプバンド
ナイロンバンドの軽快感
標準のシリコンバンドの重さは、実測で15.1g(金具付き)です。
ナイロンバンドは6.1〜6.8g(金具付き)です。
シリコンバンドをナイロンバンドにすることで約8g軽量化されました。
ナイロンバンドは、手に取った瞬間から軽さを感じます。
それ以上に軽快感を感じるのは、スマートウォッチにナイロンバンドを取り付けて、腕に装着した時です。
バンド自体の軽さもありますが、装着する時の締めつけ具合が自在に調整できるので、フィット感が良く、より軽快に感じるのだと思います。
シリコンバンド
【標準品】
ナイロンバンド
【ストライプ】
ナイロンバンド
【ブラック】
ナイロンバンドの各種デザイン
ナイロンバンドは、比較的安価なものが多いので、予備も持ちやすいです。
違う色やデザインのバンドを購入して、気分次第で取り替えることも、ちょっとした楽しみになります。
まとめ
シリコンバンドが肌に合わない方は、ナイロンバンドを試してみてはどうでしょうか。
本記事紹介バンド
本記事で紹介したのは、【Runostrich 時計バンド ループナイロンバンド】です。
シリコンバンドで痒くなってお困りの場合は、このバンドを試してみることをおすすめします。
>> Runostrich ナイロンバンド
スマートウォッチ別ナイロンバンド
本件は、筆者の体験なので、誰にも当てはまる話ではないかもしれません。
それでも痒くて長時間装着できないなど、お困りの場合は、試してみる価値はあると思います。
参考になれば幸いです。
人気のスマートウォッチに対応した様々なナイロンバンドが販売されています。